まいにちの なみ をはじめるまで③
こじょうゆみこさんの展覧会「りゅうのたんじょうび」が、京都での龍活ツアーの締めくくり。
会場に入ってすぐのスペースには、大きな龍が描かれた、何とも言えない存在感とやさしさに溢れた屏風絵。もちろん、そちらもとても素晴らしいのですが、私が惹かれたのは、龍と人間らしき生き物が一緒の空間に佇んでいる、鉛筆で描かれた小さな絵。なんだかとても好きだった。なぜかは分からないんだけど。会場を離れる前に、パートナーのこじょうゆうやさんに、その絵が好きですとお伝えすると「(私に)ぴったりだと思います」とおっしゃって頂き、暖かい気持ちになった。
皆で歩いてきた道を、途中までだけど、遡っていくように一人帰る。水の巡りを確かめるような感じ。昨日まで知らなかった道◦場所なのに、一度訪れたことで自分との繋がりができ、知ってるという安心のような感覚も生まれる。
そして翌週の12月20日。この日は冬至の前日。
奈良で開催される「年を忘れて宇宙LOVE」というプリミ恥部さん、こじょうさんとの前世親子イベントに行く。
帰りが遅くなりそうなので、実はギリギリまで行くかどうか迷っていたのだけれど‥。(龍活ツアーが楽しかったのと、行かなければという気持ちがむくむく湧いてきて、前日に行くことに決めた。)
夕方出発して、奈良線に乗る。平日の夕方ということもあって、思ったより車内は混み合っていた。座ってのんびり、なんて思ってたから、予想外。京都駅を出発し、しばらくぼんやりしながら過ごしていた。
ふと、ドアの上に書いてある路線図を見た。目的地は橿原神宮前なので、しばらく乗るんだな、なんて思ったあと、ん、ん⁈とある所を二度見した。路線図には一駅ごとに番号がふってあるのだけど、橿原神宮前はB42と書いてある。
「あれ?先週、晴明神社で引いたおみくじ42番だったんじゃない?」心の中で、あ〜そうですか〜、繋がってますね。と一人思い、わくわくしてきた。
大分時間も経ち、目の前の席が空いたので座る。
携帯を見たら、メールが届いていた。見た瞬間、そろそろだと思ってたんだよね、と思ったそれは、写真家の鈴木さんからの美濃で撮影して頂いた、真顔写真のデータとメッセージ。ここで、ぴたっとはまっていくタイミング、流れのようなものをさらに感じ、今日のこれからのイベントは、やっぱり行くべきものなんだというお知らせのようでもあり✨✨静かな顔をしながら、心は踊っていて、目的の駅、橿原神宮前で降りた。