2025年のスタート
まいにちの なみ のはじまりの文章を書いたあと、再び体調を崩してしまった。
あんなに元気になったと思ったのに。無理もしてないし、理由が分からない。
大晦日に初めての投稿をして、そこから年明けの数日間は熱、更に激しい咳も続き、人生初の風邪による寝正月になった。咳は体力を激しく消耗するので、治りもゆっくりで、2025年はスロースタート。こんなに長い間風邪のような状態が続くのも、初めてかもしれない。でも何だか古いものを捨てて、新たなというか本来の自分に近づくような、自然に戻っていくような感じの感覚があった。
そんな中、年末年始で何冊か本を読んだ。
まずは、磯野真穂さんの「自分のための料理を作る」https://seikosha.stores.jp/items/64f685a3a1a486002f3384d5
たまたま図書館で見つけ、タイトルが自分にピッタリ!と思い借りて来た。
人のためにならやれる、むしろその方がやる気がでる、そんな自分がいることは気づいていた。ごはんに関しては特にそうで、1人で食べる時、料理をするモチベーションがあまり上がらずに、何となく簡単に済ませてしまったりすることが多い。それはどこか自分を雑に扱ってるような気もしていた。
この本では、年代や職業、家族構成も様々な方が登場して、著者の磯野さんと日頃の料理について話をし、アドバイスをもらい、まずはそれを実践してみる。少し期間を置き、星野概念さんもインタビューに加わり、近況を聞く。それはまるでセラピーのよう。そして、料理をするという日常の行為が、その人それぞれの生活の中で無理なく、気楽に続けていけるものになっていく感じが良いなと思った。''ちゃんとした料理''にどこかとらわれていた自分にも気づいたし、心が楽になった。
続いては按田優子さんの「男前ぼうろとシンデレラにビスコッティ」と「食べつなぐレシピ」(12月頭に按田さんご本人にお会いしたこともあり、按田さんのことを知りたくなった私https://note.com/sira_tsuyu/n/n198b2597e445?sub_rt=share_pw)
男前ぼうろ(略)は、美濃のエムエムブックスでの展示の際に買いに行ったところ、残念ながら既に完売していたもの。試しに地元の図書館で検索したところ運よくあった。初めて出した按田さんの本ということもあり、内容は濃くて、文章もイラストも全て、エネルギーが炸裂していた。手元に置いておきたい本。
食べつなぐレシピは、大らかだけどとても合理的だと感じられる、按田さんの料理。一つの材料から、すぐ食べるもの、保存するもの、そしてそれらを展開させていくのがとても面白かった。元気になったら私もやろうと思ったし、実際に按田イズムを体感したくなり、按田餃子の友の会も申し込んだ。
体調を崩してから、何となくだけど味覚が変化していることに気がついた。甘さに少し敏感になった感じ。以前ほど甘いものを欲しなくなり、しょっぱい系のお菓子が食べたくなっている。面白い変化が起きている。