置き土産
今年、長女に続き次女が大学進学で家を出た。
少しずつ残り物を片付けていると太い5番の刺繍糸を見つけた。
どっちのものだろう。
2人に聞いたら、
「使っていいよ。」
との事。
自分では買わない色だなぁ。
刺繍に使おうかと思ったのだけど、色が偏ってるしいい案が浮かばない。
そんなわけで春からずっと放置していたんだけれど、太めの糸だからモチーフ編みに使えそうだと気がついた。
色違いで、グルグル模様に編んでみた。
地味なんだか派手なんだか。
レース糸より糸のヨリが甘いので、気をつけて編まないとひっかけ損ねてしまう。
糸割れに気づかず編んで、3カ所ほど編み直してしまった。
今朝、少しだけ編み残った部分を完成させて、気分転換に外に出た。
お隣さんからキンモクセイの花の香りがする。
深ーく深呼吸した。
毎年こうやって季節を知らせてくれる花の香りは、子供の頃嗅いだ記憶まで呼び起こす。
心がじんわり温かい。
しばらく楽しませてね。
それから、素敵な便りを毎年ありがとう。
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