【WACK外伝】眠れぬ森の美女 推理
今回はしっぽのしらべ活動となーんの関係もないものです。
書いてみたら無駄に長くて申し訳なくなりました。
ので、興味がない方はここでそっ閉じしてください。
先日、WACKに入れてもらえましたのでピスタチオさん企画に参加させてもらいました。詳しくは ↓ へ。
■ 犯人が誰か
ライナス
■ 犯行の動機は何か
ニコラスがライナスを殺害しようとしたための正当防衛
ニコラスはライナスとインソムニアの仲を疑っており嫉妬からライナスを殺害しようと計画していた。(詳しくは後述)
■ どんな方法でニコラスを殺害したか
素手で絞殺(ミスリルのことについては後述)
【推理詳細】
楽しく読ませてもらいましたがさっぱりわかりませんでしたので、初回のコメントに書いた「何故殺害現場は202号室でなければならなかったのか」から考えました。
もし、202号室でニコラスが死ななかったらどうなっていたか。→人狼と争った形跡がある=ライナスであろう。ということは、ニコラスが死ななかった場合、ライナスがいなくなり「急用の知らせが入ったので今夜、館を発つ。」という手紙をニコラスが出してきたはず。202号室は客が開けられない部屋であり、館の人間が開けなければしばらくばれない。
今回のパーティーにライナスを招待したのはニコラス。シャムロックと商売を始めると、人狼の弱点であるミスリル製品を作ったのが3ヶ月前。ニコラスの計画的犯行がまずあったと思われます。
何故そこまでニコラスがライナスに対して殺意が生まれたのかは、嫉妬。
ライナスとインソムニアの仲を疑い今回計画しました。
ニコラスは発注したミスリル製品をライナスが触るようにあちこちに仕掛けましたが、ミスリルに気が付いたインソムニアがペンダントをはじめ、パーティーに置いてあった皿、スプーン等に全て何かしらの魔法をかけておいた&ライナスに触らないよう指示したが、ナイフだけはニコラスが肌身離さず持っていたためかけられなかった。
ライナスはニコラスが自分とインソムニアの仲を疑い自分が狙われていることを知り、コリネウスに自分に万が一があった場合次に狙われるであろうインソムニアのことを守ってくれと託します。
パーティーの日ニコラスはライナスを202号室に呼び出し、ミスリルゴブレットのワインを勧めたりしたが警戒したライナスは触らず、直接行動にでたニコラスが右手にナイフを持ち左手でライナスの頭をつかんで襲い掛かったため、ライナスは腕輪でニコラスの右手を叩きナイフをはじき落としそのまま絞殺。
ただし、ライナスも無事といえずナイフによる傷から自分の死が迫っていることを悟り、このまま屋敷内で死ぬとくだらない憶測でインソムニアに迷惑がかかると思いあえて窓を破って失踪。
インソムニアは部屋に入った時に恐れていたことが起こったことを悟り、悲鳴をあげました。
【おまけ】
インソムニアとライナスは本当に疑われるような仲だったのか。は、どちらの方向にもいける(状況からみると黒だと思います)んですけど、「眠れぬ森の美女」なのでこんなのはいかがでしょうか。
「お姫様は王子様のキスによって目覚め、その後幸せに暮らしました。めでたしめでたし」
・・・そんなおとぎ話になれればよかった。
100年たって自分を愛する者から口づけを受けることで元通りの若さと完全に癒えた体になるはずだった。でも、そうはなれなかった。
彼は確かに私を愛してくれていた。だからこそ目覚めることができた。でもそれは、心からの愛ではなかった。可哀想なお姫様を目覚めさせる自分に酔った愛だった。それが不眠症の正体。
それでも私は彼を愛している。
そんなものは愛ではない。僕が本当の愛で君の呪いを解いてあげる。ライナスはそう言ってくれたけど、不眠症も死がふたりを分かつまでも私にとって呪いではなかった。
ニコラスがライナスに嫉妬しているのを知った時は正直嬉しかった。
でもそれすらも心からの愛ではなかった。彼はただ、自分の所有物が他に奪われそうになるのが耐えられないだけだったから。
ニコラスを止めたかったけど、私が言えば言うほど彼は疑心暗鬼になっていった。
あの日、部屋で倒れている彼をみて、死んでいる彼をみて、わかったのだ。
私にもう眠りはこない。私の王子様は永遠に去ってしまったのだ。
悲しみと恐怖で私は悲鳴をあげた。