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箱の中

高校生の時
教室へ向かう私は
小さい四角い箱の中に
閉じ込められる為に
向かう。まるで
罰ゲームの気持ち。

女子しかいない
その箱の中は
私にとって息苦しい。

友達もいる、けれど
私の居場所ではない
間違った学校に入った
そんな感覚。

グループを作り
どこへ行くのも一緒
おそろいの物を買う。
みんなで、みんなで

親友になろう。と
いきなり言われる事も。

告白の様な手紙を
渡される事もあって
中学から入った学校には
違和感しかなかった。

皆で群れる。
親友になりたがる人々
私には、わからない世界で

ところが、
この5年ほど、

同じ様な事、考えている人
いないかな?
この日本に対する違和感
感じている人、いない?

と、仲間を欲している自分に
驚いている。

学生の頃から、
すぐに仲間と括りたがる
人達に反発してか

自分とは違う考え方
自分とは接点がない様な
人達と、話してみる事が
好きだった。

似たような考えの人達だけで
集まって、だよねー。
同じ同じ~♪と言いあっても
そこに、発展性、成長はない。
そう感じていたのに

この年になって初めて
同じ様な考えを持つ人達と
話してみたい。仲間が欲しい
そう思い始めた自分に
軽く、動揺している。

そんな変化は
私にとって進化なのか
それとも、退化なのか。

中学受験で入った
その学校は、
自分の選択ではない。
母の望む学校だった。
ただそれだけ。
子供時代の私が
自分で選択した物なんて
あっただろうか?

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