ひとり多ずもうを観てきた
同時代・同期の敬するひとたちが多く参加している公演を観てきた。
宣伝段階から絶対おもろいなと期待大だった企画なんだけど、正直今日、全く観劇をしたい気分ではなくて。雨だし、腹痛だし、ちょっとしたあんまりひとと共有したくないトラブルが尾を引いているし。引きこもってアプリでレベル上げとかしてたい日だった。特に、面白い芝居ほど、観たくなくて。
でも、昨日、めちゃめちゃかっこいい先輩が、亡くなって。まだ、実感できていないのだけど。めちゃめちゃかっこいい先輩、が、闘病前、演られたひとり芝居を、観そびれたことを、ものすごく悔やんだばかりだったので。背中をおされるように劇場へ行った。
なんか変な書き出しをしてしまったけれど、行ってよかった。やっぱりすげー面白かった。
とても面白い演劇である、ということはつまり、ひとごととして観られない力があるということでもあり、(だからこそいくのがしんどくもあり)、
特に「怒を吸う」と「目尻がとろける」は自分の個人的問題と親和性が高くて、色々なことを思い出して、お腹が痛かった。良い意味。薄々きづいてたけど山下さんの作品はわたし弱ってるとき観ちゃダメなやつなんだ。すき。
あと特に好みだったのが「アブラ」で、中島さんの作品初見だったのだけど、今後チェックしようと思った。昔やってたバイトの経験から、あるあるがたくさんで、すごく笑った。
六作品、とにかくひとつも外れがなくて、全作品感想かたりたくなったけど、ちょっと評論ブログみたくなりそうなので、このへんにする。また、参加者の方たちと会ったときとかはなしてみたい。誰ともそんなに仲良くないから実現するかはわからない。
作品だけでなく、企画そのものの試みとか、精神が、ものすごく良い。すき。それってとても大事。それが伝わるフライヤーなのも良いな。
俳優は作品に対してオーナーか?っていうのは、色んな考えはあるとはおもうのだけれど、個人的には、アーティストとして自立したものがある俳優さんが、すき!と、改めて。
6月10日までとのこと。
ぜひ!
「ひとり多ずもう」
於 早稲田小劇場どらま館
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