言い訳先生!
コロナにかこつけて、ハンドメイド教室をずっと休みにしている。
あっという間に半年。
そのおかげで、この冬はずっと小説を書いていられた。楽しかった。
正直、小説を書いているときに比べて、ハンドメイドに費やしている時間はものすごく体に悪い。首を落として手先だけ使う、目も一点集中で酷使、眼精疲労一直線。あ、呼吸も止まり気味。気づけば、水すら一滴も飲んでない。ばね指にもなるし、腱鞘炎にもなるし、肩も首もパンパンになって、結果、二週に一回マッサージをしに行く羽目になるし。
もっとうまく休憩を挟むべきなのは百も承知だけど、始まってしまうと2時間3時間、あっという間に過ぎてしまうのだ。
30代で始めていたら違ったのだろうか。
言ってみても始まらないけど、若いうちにハンドメイドで身を立てようと決めた人が恨めしい。なんでもそうだけど、若いうちに勉強して体に覚えさせたことは年齢を重ねても難なく出来るものだよね。――と捻くれてから、思い起こす。そういえば、私の知り合いのセラピストさんは50代で勉強してサロンを開いたっけ。5年ほど経ったはずだけど人気サロンになって毎日頑張ってるな。
年齢関係ない、よね。いくつからだって勉強できるし、始められる。
自分次第。
結局私は、言い訳がしたいのかもしれない、と省みる。
若くなければ、と思い込みたいのだな。
で、
重い腰を上げてひさしぶりにバッグ作りに取り掛かった。
さっそく一日潰れた。
とかいいつつ、ものづくりは、楽しい。
無からなにかが生まれる、世界にひとつのものが出来上がる。わくわくする。
そういうところは小説を書く作業とそっくりだ。ただ、一方は多少なりともお金を生むことで、もう一方は一円にもならないこと。はい。軍配上がった。
なんてね、
どっちも楽しめばいいだけのことなのに、時間配分ができないから、どっちも中途半端になっていることの言い訳をしているだけなんだな。昔から言い訳が得意。感謝が足りてない。
やっぱり頑張ろう。
たらたらとここに書いたら、急に、勇気が出てきた。noteってそういう使い方もできるよね。
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