夫
私の夫は物欲が激しい。
おまえもな、と言われてしまうので心の中だけで言うけれど、私たちは物欲の種類がまったく違う。
私は、インテリアなど自分自身が気分良くいられれば至福。誰に見せるわけじゃない。自分さえ良ければいい。自分の居心地にしか興味がない。
夫は、車だとか洋服だとか靴だとか時計だとか、他人の視線が絡んだものにお金をかける。全然いい。お好きにどうぞ、である。
そんな夫が乗っている車はLEXUSなので、誰か使いたい人がいるかもしれないので画像を提供しようと思う。
時計や靴なども、もしかしたら提供したら喜ばれるものがあるような気がするけれど、残念ながらブランドに疎い私ではどれをチョイスすればいいのかが分からない。不甲斐ない。
あと、うちのお風呂はTOTOの“肩湯”なのだが、これも必要な人はいるだろうか。せっかくだからメーカーのHPみたいな(?)画像を提供するぐらいはできそうだけど。
ちなみにこの肩湯も、リフォームの際に夫が決めた。(私はパナソニックの 酸素美泡湯を強く希望したが叶わなかった…)
私が察するに肩湯に決めたのも、つきあいのある工務店さんにいい格好をしたかったのではないか?という気がしてならない。確かに夫は『肩湯が気になる~』とは言っていたけれど、気になる程度だった。けれど工務店さんとの雑談の中で、TOTOの担当者さんが『肩湯を見に来る人はたくさんいても実際に買う人はいない』『〇〇県でも数人らしい』と言ってた、と聞き自尊心がぐらぐらしてしまった(のではないか?)
でも、こういう人がいるから世の中が回っている。はず(!)
そんな社会貢献度高めの(ちょっと嫌味)夫の誕生日を、実は今回、生まれて初めて失念してしまった!
びっくりだ。
結婚して20年以上経ってるとはいえ、なんだかんだ、仲良くやっているのに、0.1%も夫の誕生日が頭になかった!
お昼前に、夫が何気なく
「あっ! 思い出した……」と言った瞬間、ものすごいスピードで私も「思い出した」!
そ、そうだ、今日夫の誕生日だた///////
プレゼントもなければ、ケーキも買ってない。やっちまった…。とはいえ、もう何年か前からお互いの誕生日プレゼントはスルーしているので、用意していなくても、バレてはいないはず…
と焦っていたら、「忘れてたでしょ」と突っ込まれた。
なので答えた。
「うん。昨日の夜までは覚えてたんだけど今日になったら忘れちゃった!」
大嘘である!!
でもこれは夫のための優しい嘘だから、どうかこのままこの話題終わりますように。。
で、
私の祈りが届いた。
今日は物欲夫のために美味しいケーキを買ってこよう。