ジョージアのコーヒー ハングアウトトビリシ #25
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ジョージアの飲み物
といったらワインやチャチャ、ブランデーなど葡萄から作る酒なんですが、今週の世界の旅人たち連載陣に与えられたテーマはソフトドリンクとしてのその国ならではの飲み物。こんにちは。siontakです。
実は数年前にもnote上でジョージア生活記のような記事を書いていたことがありました。その時も同じようなテーマでジョージアのソフトドリンクを紹介させていただきました。それのパクり記事を書いてもしようがないので今回はほかの飲み物について書いてみたいと思います。
2016年に書いたジョージアの飲み物記事もジョージアならではの飲み物について紹介していますので時間と興味がありましたらこちらからぜひ!
さてそれではなにについて書こうと考えあぐねた結果、ありきたりではありますがコーヒーについて少し紹介したいと思います。世界の旅人連載陣はイタリア、ベトナムなど個性的かつ有名なコーヒー国が並んでいるので少し気が引けますが・・
ジョージアのコーヒー
ジョージアのコーヒーは伝統的にはこんな風につくります。
これはかなり伝統的に近い作り方です。いわゆるトルコ式とよく似てますね。(その理由については後述したいと思います。)
ジョージアコーヒー熱源
一つずつ説明しますとまずは熱源。この動画はトビリシ駅の中のコーヒー屋さんで電熱コイルで熱砂にしていますが昔は下に炭火を起こして砂を熱していたようです。一般家庭ではガス台に小さなコーヒー用のガス吹き出し口があってそれを使います。
ジョージアコーヒー鍋
コーヒー鍋またはコーヒー壺と呼べそうなものは下ぶくれしたシェイプで銅メッキされているものが本式だそうです。熱砂で加熱する場合は鍋下部からだけでなく横からも熱が伝わるので沸騰までの時間はガス火より早いのですが効率をさらに高めるために熱伝導率の高い銅メッキを施しているのだそう。伊達じゃないんですね~。
ジョージアコーヒー豆
コーヒーのことジョージア語ではყავაと書いてカヴァと発音します。
コーヒー豆を売る店は市場や街中にも結構みかけます。いろいろな種類の豆を販売していて選ぶと挽いてくれるのですがジョージア伝統のコーヒーはエスプレッソ並みに極細に挽いて使います。ジョージアではコーヒーのほかの淹れ方はまだまだ普及していないため挽き具合の指定はできません。そのためドリップコーヒー用に買う場合は豆のまま購入して家で自分で手挽きしないといけません。
ジョージアコーヒー用に挽かれたコーヒー粉(豆)
左にあるのはトビリシの蚤の市で買ったコーヒーミル
僕は家ではドリップして飲むのでミル必須
ジョージアコーヒーの淹れ方
ジョージアコーヒーの一般的な淹れ方としては上述のコーヒー鍋に挽かれたコーヒー粉をティースプーン山盛り一杯ほど入れて水はエスプレッソカップ一杯分くらい、砂糖は好みですが最低でもティースプーン一杯はみなさん入れます。その後は上の動画のように熱砂だったり、ガス火で熱します。湧き出したと思ったら泡立ってすぐに吹きこぼれますので注意。
トルココーヒーとなにが違うの?
ここまで読んでいただいた方の多くがこの疑問を持ったのではないでしょうか?僕も初めてジョージアのコーヒーを飲んだ時に同じような疑問を持ちました。基本的には同じものだと思っています。アルメニア人も同じスタイルのコーヒーを飲んでいます。
ただこれらのコーヒーをまとめてトルココーヒーと呼びならわしたり、ジョージアコーヒー、アルメニアコーヒーと区別することは慣習的とはいえあまり正確ではないような気がしています。僕も詳しくはないのですがざっとコーヒーの歴史をひもといてみるとヒントがつかめると思います。
上のリンク先から抜粋してみると、
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