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取り柄も華もない地味な私が、毎日幸せに生きている理由

島根県出身。大学進学のため上京。取り柄もなく、華もない44歳。
ただありがたいことにお仕事は続けられており、健康。
ご縁があってシオン勤続19年です。

ざっくり自己紹介

現在は「マツコ会議」でディレクターをやっています。
マツエクを1000本付けてもらったり・・・

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高級ランジェリーを身に付けプロの手でメイク&写真を撮ってもらったり・・・地味な人生に華やかな経験を添えていただき感謝しかありません。

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マツコさんはもちろん、この番組をやってないと出会えない方々とお話しできることが本当に楽しくて。めちゃくちゃやりがいがあります。

思えばこの業界を目指した頃は、音楽番組やMVを作りたいと思っていました。でも20年が経ち、気付けばバラエティーやドキュメンタリーを作っています。
最初に夢見ていた将来とは全く違いますが、これはこれで面白い経験をさせてもらえて幸せだなと思っています。「思い通りにいかないこと」や「叶わない夢」はいっぱいありますが、それでもいいかと今はだいぶ大らかな気持ちです。
自分が考える理想もいいけど、気がついたらなぜかそうなっちゃった人生も今は悪くないと思っているので。

取り柄も華もない地味な私が、毎日幸せに生きている理由

冒頭に書いた通り、私は地味で華がないのですが、それでも毎日は楽しく幸せに感じることに溢れています。負け惜しみではなく(笑)

理由は「小さな幸せがめちゃくちゃある」からです。
これらが多ければ多いほど、振り返ってみるとしみじみ幸せだと思えるのです。

例えばこの写真は、会社の同僚と厄払いに行った時の1枚。

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マスクを忘れた私は、お寺から渡された「コーヒーフィルター」を装着。
みんながしっかりした不織布マスクをつけているなか、私だけコーヒーフィルターを顔につけてご祈祷を受ける。本当にどうでもいい小さな出来事ですが、写真を見るたびに同僚は爆笑してくれるし、コロナ禍らしい思い出ができてこれも幸せかなと思っています。

ここまで読んで気づいた方も多いと思いますが、私の幸せハードルは激低です。なんでもありがたいと感謝し、なんでもよかったと思い込めます。
まあ、どんなちっぽけなことでも幸せを感じられるので、大体毎日ハッピーです。

そこで今回は、AD時代の「小さな幸せ」を書こうと思います。

小さな幸せ① ADノート

シオンに入社して、最初に配属された番組は日本テレビ『マスクマン!』でした。
この番組は、CGやモーションキャプチャーを使って、過去の自分や昔飼っていたペットと対面して話をする斬新な企画でした。この独特な世界観がとてもオシャレでかっこよく、番組に関われて誇らしかったのを覚えています。一番思い出深い番組です。

そんなAD時代の小さな幸せは「趣味を詰め込んだノート」でした。
好きなバンドのシールを貼り、行きたいイベントのチラシを挟み、趣味をノートに詰め込むことで仕事中も幸せを感じることができました。

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ADノートの一部

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当時行ったライブのチケットが挟んであったり

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なぜかチベットに思いを馳せていたり

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一番のお気に入りは、好きだった巨人軍・仁志選手のノート。
仁志さんのおかげで、AD時代は乗り越えられたと思っています。かっこいい。

小さな幸せ② 先輩の名言

とにかく周りに恵まれていたので、いい先輩にもたくさん出会えました。
そんな先輩方の言葉で、私が感銘を受けた2つをご紹介します。

「イケてない奴が輝く番組を作りたい」
『マスクマン!』をやっていたディレクターが言った言葉です。
「俺は人気者がかっこよく見える番組じゃなくて、イケてない奴が輝く番組を作りたい」と。
そんなことを考えてテレビを作っているんだと知ってびっくり。実際にそんな番組を作っていたのでなおかっこよく。ディレクターって最高の職業だなと思ったのを覚えています。

「ホノみたいなディレクターがいてもいい」
これはディレクター2年目に言われた言葉です。
失敗ばかりでめちゃくちゃ自信がなくなっていた時に、尊敬する作家さんに言われました。
「いろんなディレクターがいていいんだから。ホノみたいなディレクターがいてもいい」と。作家さんは何気なく言っただけでしたが、こちらは勝手に励まされて。
今でも落ち込んだ時には思い出すありがたいお言葉です。

これからも感謝を忘れず、幸せな毎日を送りたいと思います。

株式会社シオン
ディレクター
保野 祥子

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