2020.7.15 USG 2020 “LIVE (in the) HOUSE”を振り返る
・はじめに
UNISON SQUARE GARDENがついに配信ライブを行うと発表されたのは5月14日のことでした。予定されていた自主企画が延期になり、いつライブが再開されるかもわからない状況で先の見えない不安ばかりが押し寄せる中で、この発表があった時はリアルに飛び上がりました。嬉しくて。
UNISON SQUARE GARDENというバンドは特殊なバンドで、『我々と君は愛すべき赤の他人』というバンドとファンの関係性を常に持ち続けています。だから今回いろんなバンドが配信ライブをやり始めたのを見ても、飼い慣らされた我々はUNISON SQUARE GARDENはファンのために配信ライブはやらないだろうと思っていました。それがついに開催されたのです。
彼らが打ち立てたのは『生のライブの代わりではなく、ロックバンドが今存在していることを証明するための配信ライブ』というものでした。
でかい音を出さないとロックバンドは死ぬのだ。客がいなかろうがなんだろうがでかい音を出さないわけにはいかないのだ。
田淵さんが公式のブログでおっしゃっていた言葉です(ブログのリンクは最後に貼っておきます)。ファンのためだけではなく自分たちのためにライブをやるというスタンスを言葉にするのは非常に彼ららしいなと。
そして今回の配信ライブのセットリストは視聴者がwebから聴きたい曲を3曲選んで投票でき、そのランキングを元に決定されるというもの。しかしそれが汲み入れられるかどうかはセトリおじさんが最終的に決めるというもので、このギリギリ歩み寄りすぎない距離感が最高にUNISON SQUARE GARDENって感じです。この相互のギリギリの関係を田淵さんは『共犯関係』と呼んでいました。企みに乗っかった人を共犯者に仕立て上げて事件性を生む、という一種の演出は物好き歓喜の企画でしかありません。しかし赤の他人とか共犯者とか。さすが先生、口が悪い。
配信ライブに向けて様々なメディアでインタビューが公開されました。この流れも久しぶりでこれだけでテンション上がりました。オタクは単純なんです。
(配信ライブという形に)「時代に合わせて」という言い方をしましたけど、それはバンドが変わらないためにやること。3人だけでやることを変えないために手段を変えていくというか。
ぴあで公開された斎藤さんのインタビューで一番印象的だった言葉です(リンク参照)。前回の記事でも書きましたが、彼らには『変わらないことのロマン』があるバンドだと思っています。時代に合わせてバンドが本質的に変わらないためにやることを丁寧に言葉をひとつひとつ選んで発言されているのを見て、このバンドはこれからも変わらないんだとこちらも勝手に安心することができるんですよね。斎藤さんの言葉には本当に今まで何度も救われてきました。
(今回のことがなければ)配信ライブをいうことには絶対ならなかったし、悪いこときっかけではあったけど、そこから新しい物が生まれてるからしばらくはそれを楽しむ
音楽ナタリーでの貴雄さんの発言はとても彼らしいなと思いました(リンク参照)。自粛期間中もイカ形態で楽しまれてるのをたくさん見てきましたけど、状況を受け入れてポジティブに楽しむ姿勢はかっこいいし見習いたいです。
今回のライブに向けてグッズやフードの販売もありました(貴雄さんいつも素敵なグッズをありがとうございます)。おうちが楽しくなるように考えられたグッズを眺めながら、当日にどのTシャツを着ようかとかフードはどれをどうやって食べようかとか、ここ最近は毎日考えるのが楽しくて久しぶりに日常に色が戻ったようなそんな気分でした。
今できる最大限のワクワク事を与えてもらった。それを最大限に楽しむ準備を整えて当日を迎えました。
↓フードメニュー(頼むと冷凍で届いて当日ライブを見ながら食べられるという最高なやつ)
↓グッズ(待ってましたビールグラス)
↓新キャラのミミガヒーさん(頂点に君臨する某パンくんのライバルとなり得るか)
・本編
2020年7月15日水曜日。当初19:30だった開場時間は少し早まり19:00に。開演は20:00。19:00にサイトにログインするとユニゾンのロゴと♯USG2020の文字と共に19:00からカウントアップする映像。途中音出しの音声も聴こえる。これだけですでにワクワクが止まりません。
20:00ジャストに映像が切り替わり、ステージにバンドセットが置かれた映像と共に絵の具が流れる。青い照明。ステージ脇の3人の映像が映る。3人の後ろ姿。貴雄さん→田淵さん→斎藤さんの順にステージへ。最後にお水を一口飲んで向かう斎藤さん。いつもならここで客席から大きな歓声と拍手が起こりますが今日はもちろんなくて。その代わりにSEの絵の具がフルコーラスで流れます。この演出は武道館、舞洲と同じ。特別な何かが始まる、そんな予感がしました。
LIVE (in the) HOUSEのタイトルのあと、いよいよライブスタートです。始まったのはmix juiceのいうとおり。冒頭サビのセッションから入るアレンジでした。黄色とピンクの照明から、最後のサビでパッと白い照明になって明るくなるのが先が広がっていく感じがして綺麗。この曲のポテンシャルめっちゃ高いんだよな。Dr.Izzyのリード曲です。
斎藤「お待たせっ!」
こじらせてるオタクはだいたい予想してたであろう「お待たせ」始まりで来ましたね。待ってたよ!ほんとめっちゃ待ってた!
お待たせからの2曲目はオトノバ中間試験。もう楽しくて死んじゃう。カメラワークが次々と切り替わってこの曲の良い意味でのごちゃ混ぜ感が出てました。ドラム上からのカメラ最高です。田淵さんのコーラス絶好調。「Oh, pardon me?」のところめっちゃ声大きくてしかもちょっと裏返ってて笑った。間奏で3人で向かい合ってるところでエモすぎて死にそうになりました。先に言っておきますげどこの後も何回も死にそうになりますので。私が。これしか言えないんでスルーしてください。ちゃんと制限タイムのところで田淵さんを抜いてくれてありがとうカメラさん。
そのまま3曲目桜のあと (all quartets lead to the?)へ。ここで少し声が出しづらそうな斎藤さんに気付く。ライブが久しぶりだと声が出なくなると以前言っていたけどそのせいかな。イヤモニを気にしていたからそのせいもあるのかな、とかごちゃごちゃ気にしてもこちらは仕方ないので。こんな難しい歌が悪いんだ、誰が作ったんだよ、と思うことにしました。いつもの桜色の照明であーUNISON SQUARE GARDENのライブを見てるんだなと感動しました。ラストの貴雄さんの満足げな笑顔がたまりません。
一息ついて、
斎藤「MCなしっ!UNISON SQUARE GARDENです!」
これもオタクがそこそこ予想していたMCなしパターン。いつものロックバンドの姿に安心する。
そして4曲目きみのもとへ。この曲のベースめっちゃ好き。お客さんのいない配信ライブで『できるなら心と体を2つにわけて君の元へ』って勘弁してください死んでしまいます(しつこい)。ユニゾンのライブって基本的に合唱やクラップは煽られないししないんですけど、音源に入っているクラップはするっていうマイルールがあって。等身大とかもそうだけどこの曲も音源で間奏にクラップが入ってるのでライブだと全力でやっちゃうんですよね。今日はおうちがライブハウスだったのでもちろん全力でやりました。久しぶりのクラップで手が痺れました。軟弱。
5曲目、貴雄さんがヘッドホンを装着してたので同期曲だ〜どれかな〜と思っていたら君の瞳に恋してないでした。mix juiceのいうとおりもそうだけど、アルバムのリード曲が持つパワーってシングルとは違った何かがありますね。この曲を聞いてると多幸感が溢れて、どんな嫌なことも払拭してくれそうな気がします。間奏のキメのところで斎藤さん田淵さんが仲良く揃って同じポーズで足を開いて飛んでいました。そう言えばギターソロのあといつも斎藤田淵が戯れあう(って言ったら語弊があるのか)シーンがライブだとあるんですけど、今日はどうするのかと思ったら控えめに絡み合ってましたね(これも語弊あり)。じりじり斎藤さんににじり寄って指差してそっち行く?みたいなジェスチャーする田淵さんはいつもより若干ソーシャルディスタンスを保ってる気がしました。普段どんなだよ。2人で仲良く同時にマイクに戻るのもまた揃っててさすが。
セッション〜6曲目オリオンをなぞるへ。このセッション、ポップでいいな。最近のオリオンは2Aのドラムが盛り盛りアレンジで最高なんですが今回もすごかったです。手を広げて「軽くテンションマックス!」と声を張ってコーラスする田淵さん。ラスサビ前にスポットライトが上と左から斎藤さんを照らすのかっこいい。アウトロで貴雄さんがスティックをくるくると回していました。
曲間ほぼゼロで7曲目I wanna believe 、夜を行くにつながります。この曲はオリオンをなぞるが主題歌だったTIGER & BUNNYというアニメへの置き手紙だと以前田淵さんがラジオか何かで発言されていて(ソースが曖昧ですみません)、タイバニ劇場版の主題歌harmonized finaleのカップリングとして位置付けられていました。それゆえライブでは絶対やらないと言われていたのですが、昨年行われた15周年企画のカップリング総選挙でなんと栄えある第2位にランクインしましてついにライブで披露されたのです。歌詞を紐解くとよりわかるのですが、タイバニファンならニヤリを通り越して声が出てしまう仕掛けがたくさんあります。今回その曲がオリオンをなぞると繋げて演奏されたのは結構な事件なんじゃないでしょうか。アニメ2期が決定したこともあるのかな。これも音源に掛け声が入ってるんですよね。ライブだとお客さんの声がそろって手が上がって。田淵さんと貴雄さんの掛け声だけがが響いていて少し寂しい。おうちがライブハウスなので私も全力でコールしました。声の加減が難しかったです。
少しの静寂のあと、斎藤さんの「ふーっ」という呼吸音が響いてギターとボーカルのみのスカースデイルが始まります。調子が悪そうだなと思った声もこの曲では全くそれを感じず、大きなホールに透き通るような声が響きました。2コーラスからは音源通りのバンドアレンジ。嬉しそうな泣きそうな表情で演奏する田淵さんが印象的でした。ナタリーのインタビューで最後のコーラスを恥ずかしいと言ったら「ちゃんと気持ちを込めて歌ってね」と斎藤さんに言われていたリズム隊のお2人。35歳の3人が青い歌詞をユニゾンしながら歌うのはどう考えてもグッときます。
続いて始まったのは9曲目静謐甘美秋暮抒情。こういうタイプの曲でもライブで魅せることができるのってすごく強いと思うんですよね。この曲をレコーディングした時に斎藤さんは風邪を引いて鼻声だったそうで、今回のいつもより少しハスキーな声が音源のようにマッチしていました。裏声と使い分けるサビがきれい。
ドラムのシンバル音が響き10曲目mouth to mouse (sent you) へ。戦友であるbus stop mouseというバンドの活動休止に向けて贈られた曲。もともとインディーズ時代からライブでは数回披露されていたようですが音源にはなっておらず、YU-JI ROCK TOWN 2019 SPECIAL NIGHT~chaqq全開uniっとbus~という昨年4月に心斎橋 JANUSで行われたイベントで再アレンジ後初披露されました。当時よく対バンをしていた今はそれぞれ別の道を行く3バンドが時を超えてスリーマンを行ったこのイベントは、今まで見た他のどの対バンとも違った雰囲気でした。斎藤さんがインタビューでユニゾンにしてはストレートな歌詞のこの曲を『音源として世に出た以上の意味がある曲』と話していて、そんな特別な曲がランキングの上位にくるのはユニゾンファンぽいなあと。
さよならが聞きたいんじゃなくてまた会えると言ってほしい 楽しい事だけしか見つからないそんな時が来たら教えてね
このフレーズは今の状況にも響くものがありますね。
ドラムソロ〜セッション
いつも通りのライブ、変わらず組み込まれる「オンドラムス・タカオスズキ!」からのドラムソロ。ドラムへ徐々に迫っていくカメラワークがめっちゃいい。今回は少し特殊な演出も。スタッフさんが途中貴雄さんの頭に何か装置します。ヘッドフォンかと思いきやヘアバンドみたいなものに小型カメラがくっついている。ん?と思ってたらまさかのオンドラムス目線のカメラ!うわーかっこいい!画面めっちゃ揺れる!酔う!かっこいい!いつものドラムソロの手元が見られるなんて面白い演出でした。もっと見たかったな。
そこからベースとギターが加わりセッション。この曲調、BUSTER DICE MISERY?まさかさよなら第九惑星か!?と思ったけど途中からあ、違うわと気付く。そのままリクエストランキング1位の曲、Phantom Jokeが始まりました。なんか背景のスクリーンがすごい。それにしても忙しい曲だな。途中一瞬ギターの音が途切れてヒヤッとしましたが大丈夫でした。もう田舎のおかん的目線で見ちゃう。誰だよ。ボーカルはキツそうでした。仕方ない!こんな難しい曲を作った人が悪い!
徐々にフェードインしてくるイントロから12曲目to the CIDER ROADへ。わりと冒頭や序盤に置かれることが多いイメージの曲ですが、終盤でも流れをクリアにして存在感を出していました。サイダー模様のシュワシュワのスクリーン演出がかわいかったです。
目を見開いた貴雄さんのカウントから謎の雄叫び(マジでなんて言ってたの)を経て13曲目場違いハミングバード。やっぱりライブといえばこの曲なんですよねー。テンション上がる。爆発的な始まりからサビでメジャーに開けるところとかライブで見てこその曲です。
そして14曲目シュガーソングとビターステップ。
蓋然性合理主義の田淵さんの人差し指ポーズがバッチリ映っててもはや懐かしい。クルッとスティックを回す貴雄さん。あと間奏でめちゃくちゃエフェクターを踏む斎藤さんの足元が抜かれてて最高以外言えなくなりました。
珍しく冒頭少し焦ってカポをつける斎藤さん。フルカラーかと思ったら箱庭ロック・ショーが始まる。それ挟んじゃう?
この曲だけカメラが違うんですかね。柔らかいような特徴的な画質で映画のようなカメラワーク。そして後ろのスクリーンにいつのまにかバンドロゴが描かれていました。
そして本編最後の曲は16曲目フルカラープログラム。箱庭からのフルカラープログラムの流れってすごいな。
ふがいないモノクロームコントラスト
僕の絵の具じゃちょっと足りないからさ、向こうへ
モノクロでは説明できない完全無欠のロックンロールを
この流れ、エモエモのエモじゃないですか。エモ死ですよ。田淵さんがモニターに背中を預けて仰向けでとてもいい表情で演奏していてもう。
そして例の部分がなんとアカペラバージョンのフルカラー。途中アカペラで歌うフルカラープログラムは直近だと2016年のTREASURE05Xというフェスでユニゾンがトリを務めたときに披露されていましたが、マイクを外して歌うのは武道館以来だと思います。それだけ特別なこの演出をここで持ってきてくれることが嬉しくてここからずっと泣いてました。なんなら冒頭から割と泣いてましたけど。
曲の終わりに向かうところで客席にゆっくりカメラが向きます。スタッフさんがオーケストラピットにたくさん。客席には誰もいない大きなホール。真っ赤な椅子が映る。見たことのある会場。そこは何度もUNISON SQUARE GARDENがライブを行ったNHKホールでした。会場は今回の配信ライブが決まる前から押さえていたらしいので、もともとここでライブをする予定だったんですよね。またNHKホールで見たかったな。いつかまたここで必ず。
・おまけ
ラストの掛け声もなく急に緩やかな雰囲気に。耳打ちで喋り出す田淵さんと斎藤さん。ここで斎藤さんが話し出します。
斎藤「今のでライブおしまいです。カメラどこだろ?あ、そこですか。ここまで見てくださったみなさんにちょっとしたご報告なんですけれどもアルバムを年内に出すと言ってたやつを9月30日に出すことに決めました。8枚目のPatrick Vegeeを9月30日に出します。
おれほんとにバンドやってて16年目になるけどこんなに高い声だけ出ない日ってのはなかなか笑。(貴雄に)気づいたよね?やっぱ」
貴雄「いや全然いつも以上に出てるよ」
斎藤「高い声マジで出なくて。だからね、リベンジしたいんですよ。オンラインライブというものをね。実はねこれあんま言っちゃいけないけど来月くらいにやるかもねー、みたいな感じなので。それもリベンジさせてください」
両手上げて喜ぶ田淵
斎藤「いやでも今日ライブとしてはめちゃくちゃ良かったと思うよ。すごい楽しかった」
貴雄「いや出てたよ出てた!」
爆笑する田淵
斎藤「1曲目から出ないことなんてなかなかないからね、ちょっとびっくりしちゃって」
貴雄「大事なのは声の高さじゃなくない?俺で言ったら手数の多さだけじゃなくない?(ドラム連打しながら)こういうんじゃなくてさ、魂のこもった(ドラムどんと一髪叩く)これじゃん」
斎藤「魂はこもってた笑」
貴雄「こもってたなら大丈夫。あとその真っ黒に汗かいた背中が物語ってる」
斎藤「何より楽しかったです。ただ来月はまた来月でもっとかっけーUNISON SQUARE GARDENになってライブできたらなと思っています。何はともあれ9月30日アルバムよろしくお願いします。
次はこっからはライブじゃなくておまけなんだけど、そのアルバムから新曲を披露したいと思います。」
いきなりの新曲披露に感情がついて行きません。
『弥生町ロンリープラネット』とレトロなフォントでスクリーンに描かれた文字。おそらくこの曲のタイトル。特徴的なギターのイントロから始まる曲。サビ前にギターヘッドあたりの弦をピーンと弾いて音を出してサビへ。『そんな冬の終わり そして僕らの春が来る』という歌詞で曲が終わり、そのまま春が来てぼくらへ繋がりました。これはアルバムの流れなのかな、素晴らしく美しい流れ。
桜の花びらが舞うような幾何学的なスクリーンの映像。ラスサビは3人が3分割で映し出される演出も。やり切った顔の3人の表情がまたよかったです。
今回はラストもバイバイもありませんでした。
・エンドロール
オケのみの春が来てぼくらに乗せてメイキングとスタッフロールが流れました。
ユニゾンはあまりメイキング映像というものをこれまで出してこなかったバンドです。「バンドが世に出ていないと止まっているように見える」と斎藤さんがおっしゃってましたが、動いてないように見えてこんなにバンドやってたんだぞ!という今までの軌跡のような映像をここで流すことで、ある意味存在証明になっているのかなと。あと何よりも関わっている全ての人への感謝が感じられます。たくさんのスタッフさん、イベンターさんなどいろんな方の名前がメイキング映像と共に流れているのを見て、いいチームなんだろうなと勝手に思う1ファン。関わってくださっている全ての方、素敵な映像をありがとうございましたと言いたい。
・あとがき
本編は全くMCを入れず1時間15分ノンストップ、本当にいつも通りのUNISON SQUARE GARDENのライブでした。客がいてもいなくてシンプルに音楽だけで勝負する変わらない姿は最高にかっこよかったです。配信ライブとういお互い慣れない方法でありながらも音楽体験の1つとして選択できるのはいいですね。あと思ったよりめっちゃリクエストに応えてくれてるのが意外でした。先生、捻くれてるけどなんだかんだで優しい。
・セットリスト
01. mix juiceのいうとおり
02. オトノバ中間試験
03. 桜のあと (all quartets lead to the?)
04. きみのもとへ
05. 君の瞳に恋してない
06. オリオンをなぞる
07. I wanna believe 、夜を行く
08. スカースデイル
09. 静謐甘美秋暮抒情
10. mouth to mouse (sent you)
-ドラムソロ〜セッション-
11. Phantom Joke
12. to the CIDER ROAD
13. 場違いハミングバード
14. シュガーソングとビターステップ
15. 箱庭ロック・ショー
16. フルカラープログラム
-おまけ-
17. 弥生町ロンリープラネット(新曲)
18. 春が来てぼくら
・公式Twitter
↓終演後にアップされた怒涛の情報と最高の写真で死にました
・インタビュー
・オフィシャルサイト
↓ランキングTOP30と田淵さんのブログ
・ライブレポート
・さいごに
ロックバンドはデカい音を出さないと死ぬらしいけど客もデカい音を聴かないと死ぬんですよね。デカい音で好きな音楽を浴びて心が生き返りました。今まで多分死んでたんだと思う。ライブ中は死ぬとか死んじゃうとか言ってましたけどそれはオタク特有の†┏┛墓┗┓ †ってのと同じなので別カウントです。自粛にも慣れてライブのない生活にも慣れたような気になっていたけど、普段の生活と非日常空間のエンターテインメントは全く別で、代わりになるものなんてないんです。それを昨日改めて気付けました。ライブって楽しい、音楽って楽しい。次のライブとアルバムの発売日が発表されてしばらくは生きていけそうなのでせいぜい明日も頑張ろうかと思います。
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