世間的には伸二の引退試合。でも、レッズにとってもスコルジャさんのリーグ最終戦であり、カンテのリーグ引退試合でもあった。厳しい内容で耐え抜いた後での2得点快勝。その後、恩を仇で返されたスピーチにすっきりせず。最後にJアワードも。
Ciao!!
今年もJリーグが終わりました。
思えば、始まった時にはこんなにも忘れられない思い出と最も忘れたい過去が1年になるとは思いもよりませんでした。
さて、リーグ最終戦は北の果てでのアウェーゲーム。
奇しくもレッズで始まり、海外へと旅立ち、帰ってから共に栄冠を成し遂げた天才の現役最後の試合と相成り、メディアからも大きな注目を集める試合となりました。
しかし、レッズとしてもカンテ、シャルキー、そしてスコルジャさんのレッズでのリーグ最終戦。
11位という中位を彷徨う相手と違って、勝てば3位に舞い戻るチャンスもあるレッズとしては負けられない一戦となりました。
前日から明言の伸二の先発。メモリアル優先の相手にも主導権を握れず。
この日のスターティングラインナップは以下の通りとなりました。
まずはレッズから。
右サイドバックに関根が先発に入り、負傷欠場が続いていた敦樹が戻ってきました。
2列目真ん中にエカニットがリーグ戦初先発となりましたね。
対する札幌は前日のプレスリリース通り、引退する伸二を先発に起用してきました。
伸二がシャドーに入る都合で浅野選手が右サイド、青木選手が左サイドに流れる形になりましたね。
言い方は悪いですけど、ロマンチストのミシャのやりそうっていうのが感想ですね。
さて、試合を観ていきたいと思います。
試合はいきなり1分。
レッズのチャンスが訪れます。
カンテが痛んで座り込んでいるのに一切無視して回していた札幌に天罰。
プレスから敦樹が弱くなったパスをひっかけてショートカウンターが発動。
敦樹からのパスを既に立ち上がっていたカンテが収めて、反転。
追い越した敦樹が左サイドを駆け上がってエリア入った所で折り返し。
ワンツーの形でカンテが飛び込みましたが空振り。
右サイドに流れたボールを関根が拾って折り返したボールをファーで敦樹が合わせますが、これもヒットせず枠を外れました。
続く4分。
今度は札幌。
インサイドの宮沢からの浮き球のパスを伸二が左のアウトでフワッとしたパスを最終ラインの裏へ。
駒井がこれに反応して抜け出しますが、シュートは上手く当たらず枠に飛ばせませんでした。
ここから札幌がボールを握って、レッズがブロックを作る展開に。
17分。
小柏選手からの落としを受けた伸二が代名詞と言えるようなスルーパス。
左サイドを抜け出した小柏選手優位な形での1対1でショレがファウル。
イエローが出ました。
このFK。
キッカーは伸二。
右足で巻くボールを中に蹴り込みますが、これはマリウスが跳ね返してプレーが切れました。
ここでタッチラインにボードを持った第4審とスパチョーク選手が並びました。
交代のボードに出る44の数字。
スタンドが拍手で溢れ、ピッチの選手たち21人がパシージョを作るという素晴らしい光景が広がりました。
伸二の思い出を語りだすと止まらなくなるのでこれはまた別の機会にしたいと思います。
試合は30分過ぎるとオープンな展開に。
レッズも前に出たためにチャンスも増えましたが、ピンチも増加。
35分には左サイドを割られ、田中選手のスルーパスから浅野選手にゴールに蹴りこまれましたが、これはオフサイドの判定に助けられました。
試合は0-0のまま前半終了。
正直、期待感が薄い展開にはなりましたが、何とか耐えて無失点で難しい時間を切り抜けることが出来ました。
ハーフタイムでのメンバー交代はエカニットに代えて中島を投入。
中島はトップ下でしたけど、ほぼほぼカンテと縦型2トップみたいな形でしたね。
中島が両サイドに流れてボールに近づいてプレーする形が増えて局面勝負で相手を上回るシーンが増えそうだなと思った矢先の8分。
右サイドから大久保が上げたクロスが宮沢選手の右腕に当たってプレーが止まりました。
VARが入り、OFR。
その間、何度も何度もリプレーが流されるんですけど、どう見ても疑いようのないハンドでした。
だって、上げる必要のない方の腕上げて、そこに当たっているのでプレーを妨害する意図があったようにしか見えませんから。
(゚Д゚)ノ 試合終了後のミシャの負け惜しみ審判批判はホントに試合観てんのかよってくらい自チームびいきで引いたわ。
このPKを毎度のごとくショレが毎度のように決めて先制に成功。
今回はGKを先に動かしていつもとは逆方向へ冷静に流し込んでくれました。
これで流れを掴んだレッズのペースで試合は推移。
そんな中で馬場選手からの縦パスを左サイド張り出していた中村選手が落として駒井へ。
これを受けて真ん中に切り込みながら逆サイドへ振ろうと蹴ったボールが安居を直撃。
そのディフレクションがちょうどパス&ゴーしていた中村選手にスルーパスのような感じになったんです。
そのままの流れでエリア内に入った所で中村選手が転倒。
札幌サイドは皆がPKアピール。
しかし、笛は鳴らず。
これ例え笛なっても絶対にPKではないです。
ファウルの可能性があるとすれば、抜け出す際に貴大が前を取られた抜き足を引っかけるってだけなんですけど、手は当たっていても足にコンタクトは見られません。
よくよく見ると、見事に自分でけっつまづいて転んでるんですよね。
┐(´∀`)┌ 正直言って、かっこ悪すぎ。
そんなシーンでした。
しかし、札幌は指揮官を筆頭に怒り心頭。
更に数プレー続いた後でショレから大久保に繋がったボールに対して、中村選手が大久保の真後ろ、全くボールにチャレンジできないところから体当たりを敢行。
これは当然、笛が鳴るんですけど、ここで更にボルテージが上がってました。
(#^ω^) 中村君は埼スタでレッド貰ってるのに何の成長もしてないんだね。
あと、向こうの監督さんと通訳の人は相変わらず都合の良い思考を
お持ちのようですね。
正直、このプレーは最低でもイエロー、レッドもおかしくなかった危険なプレーでした。
その後も事あるごとに大げさにアピールを繰り返す札幌。
それに落ち着いて対応するレッズといった様相で進んでいき、迎えた27分。
右サイド自陣深いところからショレが前線へ。
これをカンテがフリック。
後ろにはねたボールを翔哉がエリア内で馬場選手を背負いながら呼び込むと、反転。
シュートブロックの体制になり馬場選手の股が開いた所を左足で抜く技ありのシュートが決まって欲しかった追加点を奪うことに成功します。
中々、ゴールという結果に繋がらず本人も周りも落ち着かない状態でしたけど、やっと出ました。初ゴール。
それも中島 翔哉らしいシュート技術の高さを見せつけるゴールとなりました。
この夏に加入し、土田があの問題発言&ドヤ顔をかましてから早4か月。
タイトル奪取に繋がることはありませんでしたけど、その分、来季への期待が更に高まったなというパフォーマンスだったと思います。
この後は上手く時間を使ったレッズが逃げ切って2-0。
見事に勝利を収めました。
この時点では広島が0-0だったので3位の可能性が!!と思ってましたけど、結局、アディショナルタイムに広島が点を獲ったために4位で終了となりました。
先に総括。
3位の可能性がある中でしっかりと勝ち切った。
それも翔哉のゴールも見れて良かった良かった。
試合の感想はこれですね。
伸二も楽しそうに最後の20分をプレーしていたのも良かったですし、花道を作って送り出したシーンも美しかったと思います。
結果として、4位で終わってしまいACL2への出場権すら獲得できなかったとはいえ、開幕当初は本気で残留争いも覚悟してましたからリーグだけでも現場の評価は大成功だったかと思います。
反対に選手層の薄さを解決できなかったり、明らかに現場と意図が噛み合ってないだろっていうのが外に分かってしまうような運営をしたフットボール本部は大いに反省が必要な1年だった感じてますし、天皇杯の出場権はく奪という前代未聞の事件を起こしたサポーターも更に更に大きい反省をして欲しいですし、私も自分を更に律していかなければいけないと思いました。
来季はどうなるのか全く何もわかりませんが、今年と同じようなワクワクを見せてもらえたらと祈るばかりです。
それにしても、札幌陣営のあのレッズヘイトは無いんじゃないのか。
さて、締めみたいなことを書いた後ですけど、まだまだ続きます。
つか、こっちが言いたいことです。
試合後にまず札幌のリーグ終了セレモニーがあって、その後で伸二の引退セレモニーが予定されてました。
これは普通です。
レッズでもそうですから。
そもそもがこの試合の始まる前からレッズを煽る様なことばっかしてきたんです。
まずはチケット代。
アウェーは8000円でした。
(+_+) 8000円!?
┐(´∀`)┌ どこのPSGだよ。
ほんとにそう思いました。
更に試合前のスターティングラインナップアナウンスの声が
お前ホントにマイク使ってのかって位に小さかったそうです。
(;一_一)ここまで露骨にやるかね。
元々、札幌に良い感情なんてこれっぽっちも抱いていなかったですけど、理由は現チェアマンが露骨にレッズヘイトを大っぴらにしているからです。
そんな風潮が移ったのか、札幌の民度自体が下がった気がしましたね。
それで、試合後ですけど。
あの色々拗らせた監督さんがユーモアを披露しようとしたんだと思います。
これは後にYoutubeでレッズのチャンネルをやってる島〇英〇さんて人が訳してくれているので決して悪い意味”だけ”で言ったわけではないと信じたいですw
しかし、これを今度は何を勘違いしているのか分からないなんちゃって通訳が意訳によるガチ説教を展開したもんだからただでさえ寒い札幌のスタンドが冷え込んだように見えましたね。
その後も、レッズ下げ札幌上げのコメントをドヤ顔で語ってくれましたが、アンタら自分の順位考えた方が良いと思うよ?って話です。
確かに札幌ってクラブ自体が優勝争いどころかトップ5やトップ10といった順位を目指していないことは分かります。
だからって、リーグで優勝を目指して行こうよってチームをくさして良い理由にはならんし、そもそもプロとしてフットボールなんていう社会に絶対に必要ではないエンターテインメントで金貰っているそれも自分の身体で稼いでいる選手ですらない人間が宣って良いことではないと思うんですよね。
それを何の恥も感じずに言えるんだから勘違いも甚だしいですよね。
レッズサポにさっさと帰れとか言って、サポは伸二にお別れが言いたいんです。
だから、残っていたのになんかそれを自分達を邪魔するために残ってるみたいに邪推してるんだから始末におけませんよ。
レッズサポにとってはアンタラと絡んだ年数よりよっぽど長い時間伸二を応援してきた自負があるんですから。
更に最悪だったのは、メディアです。
もうホントにウンザリです。
セレモニー警察&チェアマン上げのための札幌びいきで背景なんて無視して無いこと無いこと取材もせずに書くんだから嫌になります。
そして、もっと嫌だったのはこれを鵜呑みにする身内叩き。
さも、自分は品行方正なレッズサポで自分は暴動起こすような連中とは違うアピールのためにメディアを丸々信じて騒ぐ騒ぐ。
これで、事実が分かっても名古屋戦の一点で自分を正当化するんだからどっちもどっちな気がしますよ。
もう札幌は完全に敵ですわ。
何の魅力も感じないし、ミシャのことも拗らせ過ぎの太ったオッサンにしか見えません。
こんなことがあったので、折角、快勝したのになんかすっきりしない日曜日になってしまいましたよ。ガッカリです。
選手は納得の選出だったけど・・・・。
最後にJアワードについて触れたいと思います。
シーズンMVPは当然、神戸の大迫 勇也選手。
22得点で得点王とともに最前線でチームを引っ張り続けた優勝の原動力ですから順当過ぎるほど順当な結果だったと思います。
個人的に驚きだったのが2位がショレだったこと。
確かにリーグ最少失点だったわけで投票が伸びることに関して疑問は無いんですけど、4位ですから・・・・。
大迫選手と並んで得点王のアンデルソンロペス選手で良かったんじゃないのっていうのが感想でした。
続いて、ベストイレブンがこちら。
レッズからは守備ユニット3人+敦樹の4人。
優勝の神戸から4人で同一最多となりました。
対して2位横浜からはアンデルソンロペス選手のみ。
3位広島に至っては選出0。
これで異論がSNS上でわいたそう。
ただ、純粋にフットボールを観た人間として聞きたい。
周作以上のGKが今年いたか? 絶対にいない。
マリウス、ショレ共に個人として超える選手が1人でもいたか?
ぜっっっったいにいない!!
これが全てです。
正直、敦樹は代表万歳脳に侵されている投票者が多数いたことに他なりませんけど、じゃあ横浜だったら誰か。
渡辺 皓太選手が敦樹以上だったか。
客観的には分からないですよね。
広島に至っては川村選手か野津田選手でしょ?
この2人だったら敦樹でしょ。
結局、敦樹じゃなかったとしても横浜、広島の選手が選ばれる可能性は低かったと思います。
(# ^ω^) それなのに浦和優遇とか寝言は寝て言えよ。
更に不快だったのが最優秀審判。
選ばれたのは中村 太氏。
(# ゚Д゚)こいつ誤審だった京都戦のVARじゃねぇか!!!
こちらも異論続出。
しかも、こっちは皆言っていることが正論過ぎる。
確かに今季は歴代で一番ひどかったって言う位に酷すぎた1年でした。
何が?審判のレフェリングが。
VARが入ったからといって誤審が無くならないことなんか分かってましたけど、ここまで主審が責任を放棄して、VARも主審の判断を~とか言って逃げる世の中になるとは思いもよりませんでした。
東城 譲の名前を何回見たことか。
その度に東城さんが誤審を認めて謝る姿ばかり。
もちろん、統括なんだからしっかりしてくれってのはありますけど、やっぱり審判を甘やかしすぎですよ。
この中村太なんてペナルティも何もなく表彰迄されてる。
それを辞退することもなく受け取っちゃうんですから恥って感覚が無いんでしょうね。
(# ^ω^) 野々村にとったらレッズへの嫌がらせや誤審は評価対象なんだろうね。
マジでそう邪推してしまう結果でした。
さいごに
皆さん。リーグ終わっちゃいましたね。
正直、最初はマジで残留争いしちゃうかなって覚悟しました。
でも、そこからV字回復してACL制覇も見れました。
11月までリーグ優勝の可能性もありました。
ルヴァンも決勝まで行きました。
本当にスコルジャさんはじめ、選手の皆さん、コーチングスタッフの皆さんありがとうございました。
こんなに1年を熱い状態で喜んだり、感動したり、怒ったり、悔しがったりすることって忘れてました。
どこか諦めて、今年はそういう年じゃないとか言い訳して結果を見ないようにしてたりしていたんですけど、今年は本当に結果に一喜一憂出来たこれぞプロサッカーというものを体感できたと思います。
これでスコルジャさんが去り、カンテが去り、シャルキーも去ります。
これからもっと多くの選手がチームを離れることになるでしょう。
でも、この2023年の浦和レッズは良いチームだったと心から思います。
レッズという”チームに”関わったすべての皆様に感謝感謝です。
都合によりACL最終戦は参戦できません。
結果は現段階で分かってますけど、触れません。
次回はCWCの初戦をレビューしていきたいと思います。
ではでは、皆さん、一旦今年1年ありがとうございました。
ごきげんよう!!! Arrivederci (^ω^)/~~
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