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祝 興梠慎三500試合出場達成試合!!開幕からの成長は確信も開始早々のアクシデントが響き攻め手欠くゴールレス。エースの節目を勝利で飾ることは出来ずもリーグ戦10試合負けなし。7/8 VS FC東京 続報届く補強情報も。

Ciao!!
7月に入り既に猛暑が続く日々となりましたが、本当に命の危険がありますので皆さん熱中症には注意して生活していただきたいと思います。

こんなフットボールどころか体動かすには危険すぎる気候の中ですけど、我らが浦和レッズは埼玉スタジアムに東京ガス おっと失礼。
FC東京を迎えました。
この日のスターティングラインナップは
GKに周作。
最終ラインが右から宏樹、ショレ、マリウス、大畑。
中盤が敦樹、岩尾。
2列目に右から大久保、安居、関根。
トップにこの日500試合出場となった慎三さんが入りました。

対してFC東京は
GKにスウォヴィク選手。
最終ラインが右から小泉慶選手、木本選手、エンリケ トレヴィザン選手、長友選手の4人。
中盤が松木選手、安部柊斗選手。
トップ下に東選手。
前線3枚が右から渡邊凌磨選手、ディエゴ オリヴェイラ選手、俵積田選手が入りました。

注目としては、ホームのレッズはまず第一に興梠信三選手500試合おめでとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))。


一昨シーズンの連続年間二桁ゴール記録がケガもあって止まり、昨シーズンはまさかの札幌へのローン移籍。
そんな厳しい状況を跳ね除けての浦和の漢として500試合を迎えてくれたことを本当に本当に嬉しく思います。
今季も不甲斐ない前線を1人で支え続けている姿に頭が下がります。
7月30日には37歳を迎えますが、もう少しだけで良いのでレッズを助けてください。

チームの方はですね。
前節、前々節と苦手なハードプレッシングのチーム相手に連勝してきて昨シーズンからの脱却を見せ、開幕に苦い黒星を付けられた東京相手に進化した姿を見せつけたいところ。
両サイドがようやく形が出来てきており、3トップの東京相手では押し返すと共に空いたスペースをいかに有効に使えるかといったところでしょうか。

対する東京は開幕戦でレッズを叩いて、今季は上位進出へ意気込んでいたようですが、そこから失速。
アルベル監督を切って、ピーター クラモフスキー監督を新監督に据えた新体制となっています。
監督交代ブーストで連勝しているとはいえ、やはりカギとなるのは攻撃陣。レッズの堅牢なブロックの前に、エースでキャプテンで大黒柱のオリヴェイラ選手にどれだけ良いパスが入るかというところでしょう。

さて試合を観ていきたいと思います。
いきなりアクシデントでした。
前半3分。
トレヴィザン選手と競った宏樹が落下時に左肘を脱臼。
そのまま交代という最悪の立ち上がりでした。

よりにもよって、またしても宏樹。
空中戦にも競り合いにも強く、無理がきいてしまうこともあって、宏樹は行かなくていい所で行ってしまう。
これから年齢もあるので、もう少し自重してほしいですね。
キャプテンが前半で怪我で替わるなんてチームとしては本当に最悪なんで。
それと、この後のインタビューで「ヘディングで競るときに結構あるんですけど、ボールを見ないで当たってくるという、あれは結構やめてほしい」と発言。
今回のトレヴィザン選手のケースはそうではなかったと謝罪しているんですけど、実際、競り合わずに体ぶつけて被らせてボールをキープしようとする選手が多いのでこれは絶対にやめてほしい。
宏樹だけでなく身体能力の高い選手がフルジャンプするとちょっと体ぶつけるだけで大きく態勢を崩されてしまって受け身も取れずに落下する可能性が大きいからです。
審判だけでなく監督はじめてとするスタッフ全員でそんなプレーに断固ダメなんだという姿勢で選手に向かって欲しいと思います。

さて、試合に戻りまして、宏樹に代わってオギが右SBに入るというイレギュラーなシステムになり、レッズは一回仕切り直しのようにラインをそこまで上げずに対応。
そんな中でも最初にチャンスを掴んだのもレッズでした。
今季キレッキレな男が今日も魅せます。
14分。
右サイドのオギから真ん中に入れられたボール。
東京ペナルティエリア手前、中央で受けた関根が東選手をかわしてから寄せてくる木本選手のタイミングを外してスルーパス。
エリア左に抜け出した慎三さんが小泉選手を剥がしてから左足で狙いますが、ボールは右ポスト外を叩いてゴールならず。
決定機逸にピッチに倒れこむ2人。
ゴールにはなりませんでしたが、関根は本当に相手が見えていると感じましたね。
東選手のアタックの逆を取る動きは完璧でしたし、寄せてくる木本選手をキックフェイントでバランスを崩させてからのスルーパス。
どちらも落ち着いて状況を見られる余裕があるからこそだと思うので本当に状態の良さを感じました。

対する東京は5分後の19分。
パスを回しながら左サイドに開いた俵積田選手が中へ。
オギが一回ディフレクト。
そのボールを拾った松木選手が1タッチでスルーパス。
走りこんだ俵積田選手がマイナスの折り返し。
これに走りこんだのはワンツーの形になった松木選手。
左足で合わせたシュートは完全に枠に行ってましたが、周作が左手で触ったボールが今度はレッズの右ポストへ当たって跳ね返りゴールならず。

U-20でまさかの予選リーグ敗退という憂き目にあった松木。
中核ということもあって色々叩かれていますが、個人的に見て今の東京の日本人で間違いなく一番良い選手だと思いますよ。
確かに粗削りですが、青森山田仕込みのインテンシティの高さに技術も十分。
メンタルも強い。
やはり、後はどれだけ高いステージでやれるかではないですかね。
その点で東京はどうなんだろ?とは思います。
これからの彼の動向には注目していきたいですね。

試合はここから中盤での潰し合いに突入。
この日のレッズはどこか行ききれないもどかしさがありましたね。
やはり、やりなれていないセットアップということもあったと思いますがプレスの出力が上がらず、反対に東京はアグレッシブに来るのでそれをかわしながらパスを回す時間が長かったように感じます。
そこからの見るべきところと言えば、アディショナルタイムに入ろうかという45分。

ハーフライン中央やや左から岩尾が縦に関根へ。
関根が受けると安居が素晴らしいフリーランで左サイド深い位置へ走り
、パスもそこへ。
スイッチする形で木本選手がフォローに釣り出された所で安居は中の関根へ折り返し。
エリア外左25m位のところで小泉選手のタイミングを外して右足。
これはスウォヴィク選手が左手ではじき出してゴールにはなりませんでしたが、14分の決定機もそうですが、この日も左サイドが決定的な役割を担っていましたね。

前半は終了。

後半に入って55分。
東京の攻撃。
小泉選手が持ち上がった所でハーフライン中央ややレッズ陣のところ岩尾が倒しますがアドバンテージ。
ボールを拾った渡邊選手が左に開いていた東選手に振ると前のスペースへ。
東選手のパスをペナルティエリア左のライン上位で受けた渡邊選手はボディフェイク一発で大畑の逆を取って狭い方からエリアに侵入。
角度が厳しい所でしたが左足でニアへシュート。
これは周作が左足でセーブし、セカンドボールもマリウスが蹴りだしました。

レッズの反撃は6分後の61分。
左に流れた慎三さんからの戻しを受けた安居が30m級のロングシュート。
スリッピーなピッチコンディションを考慮してスウォヴィク選手の手前でバウンドするパワーあふれるシュートでしたが、スウォヴィク選手はこれを落ち着いて誰もいないエリアへフィスティング。
セカンドボールの処理も速かったですね。

続いて83分。
77分に関根に代わって入った小泉が相手バイタルエリアでボールを受けるとキックフェイントで1枚剥がして、これまた66分に慎三さんに替わったカンテへ。
パスがマイナスに入ったためにカンテは1タッチで落としを選択。
そこに走りこんだのは荻原。


ペナルティエリア外20m弱くらいですかね角度右45度近辺から左足をフルスイング。
素晴らしいスピードのシュートはニアサイド上のネットは揺らしましたが、惜しくも外側。
メイン側からは完全に入ったと思うようなシュートでした。
やはりオギの左足の威力は魅力ですね。

試合はその後、特に見せ場は無く終了。
結局、ゴールレスドローという結果に終わりました。

終わってみて、これといった山の無い淡々とした試合でしたかね。
もちろん、中盤での球際の戦いはありましたけど、どちらも決定的なシーンは少なく、レッズから言えば前半の慎三さんのポスト直撃のシーンと後半のオギのミドル位。
東京は松木選手の左足のシュートしかやられそうな気配はなかったですね。
開幕から5か月が経ち、お互いのパワーバランスは大きく変わりました。
あの時は”東京は格上”と思っていましたけど、今ではフットボールの質という点で明らかに下の相手だと言える状態ですね。
そんな相手にゴールレスドロー。
確かに守備戦術は整理されているとはいえ、足踏みであることは否めません。

ただ、この試合の停滞について敦樹が語っているんですけど「点を取れている試合では、(ボールが)サイドに入った時に裏に抜けて、そこからクロスだったりができている。今日はそういうシーンがほとんどなかった」
「(相手を)崩せなかった。今シーズン、得点が取れない試合が結構ありますけど、そういう試合で共通しているのは、浦和の抜け出しが少なかったり、単発になってしまっていること。そういう課題が今日も出てしまったのかなと思います」

まさにそうだとは感じます。
ただ、この試合に関しては右SBでオギがほぼフル出場の状態。
宏樹がいない試合では明本が入ることが多いんですけど、その弊害かなとも思います。
レッズのシステム的にSBがタッチライン目一杯開いて一番外のレーンで受けることが多くて、そこから縦だったり、中だったり相手の出方で崩していくんですけど、ここが左だとどうしても遅れますよね。
ましてや、明本もオギもスピードに乗ったアタックが持ち味で自分が起点になるプレーはちょっと疑問な選手でもあります。
そんな選手が右にいれば、中々追い越して上がっていくリスクは取れないですよね。
レッズは岩尾が深い位置に落ちるシステムなのでどうしても右に傾くシステムになりがちです。
そこがブレイク出来て初めて左が力を発揮することになるので、ここで思い切ったことが出来なければ停滞するのも当然なのかなと感じます。
後はやっぱり10番の所だと思いますよ。
安居は良い選手です。
それは分かり切っています。
守備強度高くて長距離から精度高いシュートをこの日も見せていましたし、フリースペースに走りこむタイミングも日増しに良くなっていっているように見えます。
でも、ファイナルサードで脅威になりえるかどうか。
エリア内で相手を無力化できるアイディアがあるかどうか。
1枚、2枚剥がしてフィニッシュに繋がるプレーが出来るかどうか。
この点で言えば、申し訳ないですけど全然物足りない。
本職の10番が絶対に必要です。
そうすれば、安居が本来の8番に回るのでより分厚い攻撃が可能になるんです。

( = =)トオイメ目 本当ならリンセンと小泉が爆発していたはずなんだよなぁ。

リンセン、シャルク、小泉の3人は不適格だったこのポジションはやはり補強に頼らざるを得ない状況ですね。

プレスの利きも悪かったと言ってましたけど、これも攻撃時に敦樹たちが前に行くのを躊躇すれば連動するプレスなんて出来ないですよね。
とにかく今は絶妙なバランスでやりくりしているスコルジャさんの為に既存の余剰戦力を吐き出して、必要な選手を獲得してスカッドを整えなくてはいけないと思いますね。

そんなレッズに新しい補強の動きが正に10日早朝に報じられました。




中島 翔哉獲得へ。

いやぁ、早朝からテンション上がりましたね。
正直、安部の獲得が決まった時からあるんじゃないかとは思っていました。
Jリーグ内での移籍はこれからドンドン難しくなっていくと思います。
やはり、日本でやっている選手は外国に行きたいって思うからです。
でも、向こうに行って思ったようなキャリア形成が出来ていない選手も少なくない数いると思うんですよね。
実際、ベルギーやスイスなどの言ってしまえば、ヨーロッパであると言うだけの日本と大して変わらないレベルのリーグ。
しかも、その降格争いをしていたり、中位を彷徨っているようなチームに行く選手には多いと思いますよ。
そんな選手を狙って、レッズで頑張ればまたヨーロッパ行けるっていう道を示せれば、一回レッズを挟むっていうキャリアを検討してくれると思うんですよね。
今回の安部と中島獲得の動きはそういう狙いが感じられるんですよ。
欲を言えば、ベルギーでフリーになってる森岡やぶっちゃけ戦力になってないオナイウとか獲りにいってほしいと思いますよ。
ここまで外国人獲得は本当に手腕を発揮してきた努TDはじめとするレッズのフロントですけども、やっぱりコアになる日本人のレベルが低ければ、どんなに良い外国人がいても結果を出すのは難しいですよ。
宏樹も30を超えているし、慎三さんと周作に関してはもうキャリアの最終盤です。
そんな選手たちがいなくなった後に残るのが今のスカッドではとても上位に居続けることなんて考えられません。
この流れで日本人のレベルだけでJのトップクラスに立つところまで上がってくれば、おのずとプラスアルファである外国人の力も相まって悲願の優勝という言葉に辿り着くのではないでしょうか。

さて、最後にヨーロッパの話を少ししたいと思いますけどもね。
ヨーロッパからサウジに選手流出が止まらないですね。
ロナウドが行ってから、レアルからベンゼマ、チェルシーからカンテ、クリバリ、エドゥアール メンディ、インテルからブロゾヴィッチ、セルティックからジョタ。
そして、リバプールからフリーになったフィルミーノも決まりましたね。
監督ではジェラードもですか。
ポグバやルカクなんかも噂に上がってます。
このほとんどが超超超高額年俸なんですよね。Σ(・□・;)
正直こんなの太刀打ちできないですよ。(#^ω^)

私見ですけど、この背景は超高額の青田買いが横行した結果だと思います。
別にね。
凄い才能に対して凄まじい額の移籍金がかかるのは仕方がないとは思うんですよ。
でも、まだまだ結果出してない未知数の若者が凄い額で入ってくるのはどうなんでしょう。
それも、凄い額で獲ったからには使わざるを得ず、そこから弾かれる選手やチームの結果が出なくなることで不満を持つ選手は当然出てきますよね。
今回、実力者が抜けに抜けたチェルシーが良い例だと思いますよ。
チェルシーは冬の市場でシャフタールのミハイロ ムドリクに139億円。
モナコのブノワ バディアシルに51億円。
PSVのノニ マドゥエケに42億円。
エンソ フェルナンデスに169億円もの投資をしました。
ハッキリ言って、これだけの投資が必要だったの?って感じです。
だって、攻撃的なポジションにはメイソン マウントがいて、カイ ハフェルツがいて、ラヒーム・スターリングがいたんですよ。
中盤にはマテオ コバチッチとカンテがいて、コナー ギャラガーにカーニー チェクエメカっていう若いプレーヤーが既にいたんです。
最終ラインはチアゴ シウバにクリバリがいて、控えにウェスレイ フォファナを獲ったばかり。
そんなところに大金掛けて選手を獲ってきて、その選手を使おうとするクラブ。
スター選手たちが背を向けるのも当然かなと思いますね。
結果として、正しい評価をしてくれるサウジに選手が集中。
皮肉にもビッグクラブがやりたかったスーパーリーグ構想がサウジで実現しそうな勢いですよ。
(#^ω^)そのせいで他のAFCクラブは大迷惑ですけどね。
レッズもACL制覇を考えるのであれば、やはり避けては通れないところではあるので、対抗しろとは言わないまでも人件費アップ無くして勝利は得られないかなと思いますね。

さて、次回は7/12天皇杯3回戦モンテディオ山形戦をレビューしていきたいと思います。
ではでは、ごきげんよう。Arrivederci(。>ω<)ノ゙




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