小確幸でおおむね良好な日々
さてさて、何を書こう?
見切り発車的に再開してしまったnoteへの投稿。以前書いていたものは今さらだし、書き溜めていたストックがある訳でもなし。
でも無理せず焦らず、マイペースを貫くと決めた今回。
ネタ探しにしても同じこと。あとちょっとの歯みがき粉にわざわざペンチを持ち出すような(?)無理矢理なひねり出し方はしたくない。
うーん、と悩んでいた夕べ、覚えのない宅配便が。
Amazonで何か頼んでたっけ? と思いつつ送り主を見てびっくり!
『日経WOMAN』からだーーー!!
時々買う、『日経WOMAN』という雑誌。働く女子に向けての有益情報が満載で、特に年末の『手帳特集』の号は必ず購入していた。
そして毎年恒例の『手帳プレゼント』企画。実に色んなタイプの女性向け手帳が各種1~5名ずつぐらい、総勢150人ぐらいに当たるというもの。
ひと種類の当選人数が少ないにもかかわらず毎年真剣に吟味し、一冊に決め応募していた。
今年はインタビュー記事が面白かったのと、ちらっと紹介されていた中身が素敵だったので、阿佐ヶ谷姉妹さんプロデュースの『おおむね良好手帳』を希望。ネーミングが秀逸。でも当選枠はたった3名。ほぼ期待もしていなくて、なんなら忘れていた。
興奮気味に包みを開けると、当選通知文とともに可愛いピンクの表紙が。
そして後ろの方に、何やら紙が挟まっている。何だろ?
引き抜いてみてまた、びっくり!
阿佐ヶ谷姉妹さんの、直筆サイン入りだった! 挟まれていた紙は、インクが隣のページに移るのを防ぐため。
昔、村上春樹氏が『小確幸』→小さくても確実に感じる幸福、と表現されていて、こんな出来事はまさに小確幸。
阿佐ヶ谷姉妹さんは大ファンというほどではないけれど、『細かすぎて伝わらないモノマネ』ご出演の頃から面白いなあ、年齢も近いし親近感湧くなあ、と常々思って見ていたコンビ。
手帳の中身も彼女たちのほっこり笑える一言が随所にあって楽しく、「書くことを継続する」が目標の来年にはうってつけだ。
何を隠そう、私はこの手の『小確幸』、つまり懸賞のようなものに時々当たってきた。
初めての当選は小学生の時。丸美屋の子供用テント(玩具)だった。家の中で組み立ててよくキャンプごっこをして遊んだ。
その後もジャッキー・チェンのサイン色紙、雑誌ロゴ入りパスケース、職場の行事で任天堂Wii、女性誌『Lee』懸賞でパンプス、商店の抽選でフリースジャケット、ウェブアンケートでクオカード、などなど。
知人に尋ねてみると、当たらない人って全然当たらないらしい。毎年きっちり年末ジャンボを30枚買っていても、下二ケタ三千円さえ一度も当たったことのない人が少なくないとのこと。
小さくても確実に感じる幸福。派手ではないこのこじんまりした心の温もりを大切にありがたく思っていたい。手帳を見ながらニヤニヤしていると横から夫が、
「そーいう人って10億とかは当たらんのよな。絶対」
・・・そう、私もそう思う。高額当選とかは縁が無いのよ一生。ちっちゃい運をぽろぽろ小出しに使っちゃってるというか。
でも、いいのだ。こうして少しずつ生まれ持った幸運をちまちまと、死ぬ間際に全て使い切る生き方が、自分の身の丈には合っている。それこそが『おおむね良好』であり、『小確幸』なのだ。