猫トイレが丸1日綺麗なまま？！～危険信号～
福岡市でキャットシッターもしている私ですが、コロナワクチン接種が進んでいることもあってか、世の中が動いているのを感じられるようになってきました。同時に、シッティング依頼が来るようになってきました。
出張、結婚式、ご旅行などが再開している証拠ですね～。
ということで、今日のnoteは地域コミュニティのことではなく、キャットシッターで起こったことの記録です。
はじめてのお留守番
キジ白柄のうりちゃんは、今回初の長期お留守番だそうです。コロナ禍でペットを飼い始めたというご家庭がかなり多く、最近の打ち合わせで「初めてのお留守番で、不安で…」というのは頻繁に聞くフレーズとなりました。
打ち合わせのときは、ご家族がいることもあり最初から私の荷物のにおいを嗅ぎ、わたしのにおいも確認しに来てくれたうりちゃん。
「あ～大丈夫そう…家では息子にはよく懐いてるんですが…女性はいまいちで…」と奥様が。（異性のご家族に一番なつくってのは、あるあるですね）
留守番の期間によらず、「1日2回かならずお願いします！」というご家庭と「2日に1回でOKです」というご家庭、回数のご要望はさまざまです。
うりちゃんは、初めての留守番のため、念のため1日2回。
「今度私が一人でここに来るからね～よろしく～」と言ってバイバイしました。
シッティング初日
私が「うりちゃん、来たよぉ・・・入るよぉ・・・（小声）」と言いつつ室内に入っていくと、尻尾から背中までボワワっ！！と逆立てたうりちゃんが登場…。
ものっすごいスローモーションでにじり寄って来ます…。わたしもびっくりさせないように、同じくらいのスピードで移動します。
お水換えるからね～、トイレもチェックさせてね～…と小声でいいつつ。
（目をあんまり合わさないようにするの、重要です）
ここでうりちゃん、家を守っている番犬ならぬ番猫意識が芽生えたか、私が引き出しや扉を開ける動作をすると「ウウウゥ～～」と唸ります。
いや、ここに猫ご飯あるらしいから、、おもちゃもこの引き出しって聞いてるから、、といちいち言い訳（？）しながらお世話。
私の持ち物のにおいを入念にかいでもらって、以前家に来たよアピール…。
最後までアンタ誰？！感をぬぐえず・・・。でも、そもそも飼い主さまがいない時にテリトリーに入ってきたわけなので、警戒されて当然！
だんだんとなじんでもらおうと思い、初回は終了です。
夜に来た時も、背中の逆毛と威嚇は収まらず。でもそれよりも気になることが…。
トイレを1回もしていない！
ごはんとお水はしっかりと摂っている様子でしたが、うりちゃん・・・一度もトイレに入った形跡がない！
シッティングで来たときは、必ずトイレの猫砂を平らにして帰ります。そうすることで、パッとみてトイレを使ったのかどうかがわかるからです。
お昼間に来たときも、まったくトイレに入ってない雰囲気でしたが、飼い主さまが居ない日中はずっと寝て過ごすタイプの子もいるので、それほど気になっていませんでした。
でも、夜もまだ一度もトイレに入っていない…？？飼い主さまは、早朝に出たはず。。
うりちゃんに怒られながら、寝床やソファ、押し入れなどで粗相をしていないかを確認してみましたが、どこにもオシッコの形跡がない。
・・・これはあまり良くないのでは？？
1日尿が出ないとどうなるのか
猫を飼っていると、実は尿路系疾患が頻繁に起こるものだとわかってきます。うりちゃんは、過去に尿路結石を経験したことがある、要注意キャット。
尿が24時間出ていないと、尿毒症を起こしやすくなり、急激に状態が悪化することがあります。なので、う〇ちよりもオシッコが出ているかが、お留守番のときに最も気になるポイントです。
これは、どうなんだろう・・・
トイレに入った形跡がまったくないので、「出したいけど出ない」という感じでもない。
熱もない。（←怒るけど、ヨシヨシはさせてくれる。笑）
見た感じ、警戒心はかなり強いけど、具合が悪そうって感じでもない…
血尿が出たとか、ぐったりしているとか、熱があるとか、、そういったほかの症状がないので、様子見か…？？
よし、次の日の朝に尿が出ていなかったら、どうにか捕まえて病院に連れて行こう！
捕獲にあるといいグッズ
うりちゃんみたいに警戒心強い猫ちゃんを、飼い主様不在の状態でキャリーに入れて、病院に連れて行くのはかなりハードルが高いです。
飼い主さまが持っているのは、横から入れるタイプのキャリーバッグ。
ちゅ～るなどで誘導して、自分から入ってくれるとはとうてい思えない…。
そこで、捕獲用にいくつかアイテムをもっていくことに。
①またたび。ちゅ～るが効かないなら、こっちで誘導できたらいいな、程度のもの。でもうりちゃんは女の子なので、またたびに興味が薄いかもしれない…。
②洗濯ネット。暴れる猫ちゃんは、キャリーからの出入り時に飛び出て脱走しかねないし、洗濯ネットに入れたまま診察することもできるので、けっこう必需品だと思います！
③皮の手袋。作業用で、ひっかき、噛みつきが軽減されます。でもこれを着けていくと、皮のにおいでよけいに興奮される可能性あるし、「何それ？！」と見た目で怖がられそう…。（でも、猫の爪、噛み傷は化膿する恐れ大なので予防するの大事）
これらを使う必要がありませんように…。と祈りつつ、予定よりも早い時間にシッティングに向かいました。
入室直後に、「また来たの？！」と怒られながら、いざトイレへ…。
トイレしてる～～～！！！おしっこ出てる～～～！！！
と、めちゃ喜んで、トイレの写真を撮って、すぐさま飼い主さまに送信。笑
（※トイレ写真掲載は自重します）
うりちゃん、ちゃんとトイレしたのぉ～♡
えらいねぇ～～♡
と小声でほめつつ、お片付けしようと引き出しを開けると、
「うおううぅぅぅぅ～～～（怒）」
と厳しめに怒られるのでした。。
あ～ よかった…。ほんとよかった…。
こんなに警戒してるのに、捕まえて病院なんてストレスかかりすぎて別の病気になっちゃうもん…。
うりちゃん、お留守番おつかれさま♪
こんなに怒っても、ぜったい噛んだり引っ掻いたりしない君は、とってもいい子！！
少しずつ、わたしに慣れてね♡
▽現在のお仕事▽
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