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闇の将軍のこと⑥ 劇場入りしました
スタジオでの稽古が終わり、東京公演の会場となる東京芸術劇場に入りました。舞台美術と照明と音響と小道具と衣装とメイクと全て揃った状態で本番に向けて調整をしていきます。
スタッフさんの作業のため待機時間が生まれるので、楽屋で談笑したり、ぼんやりしたり、自作の小道具や小物を作成したりしています。
こういう時間が後々になって記憶に残っていることが多いです。
始まってしまうとあっという間に終わってしまう感覚なので、感慨にふける事ができるのはこの時間だけだからかもしれません。
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昨日は楽屋で劇団のお客様への一言コメント(50文字)を考えていましたが、文字数を少しを超えてしまったので簡易的な方をお渡しました。
全文はここで供養しようと思います。
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初演から7年、前回公演から3年が経過しての再演です。
初演から前回公演から世の中の雰囲気はずいぶん変わったように感じています。世の中の変化と共に作品の見え方も変化するように思いますし、作り手としても公演ごとに変化している作品だと思っております。以前にご覧になられた方はそのような変化もお楽しみいただければ幸いです。
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過去のnoteにも似たようなこと書きましたが、年齢を重ねて変わっていく部分もあれば調整を重ねた変化もあります。演れば演るほど発見があり調整を繰り返しているので、ずっと稽古していられるなあと思ってしまいます。
なので本番は良い区切りでもあります。(本番で変えていく事も多いですが…)
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相関図も用語解説もとんでもないボリュームです。が、特に知識がなくても楽しめる作品になっておりますのでご安心ください。
私もこの作品に関わるようになって角栄関連の本を読んではいるのですが、量が多すぎて追いきれていないです。ブームは何度でもやってくるし、その度に特集雑誌や関係者の本がでたりしますよね。すごいです。
あとは座組のみんなから本を借りたりもします。みなさん自分の役の周辺の本を読まれているので、それぞれ知識が異なるのが面白いです。お芝居する上では共有しなくても良い役の方もいるのですが、個人的にはこの芝居があったからこそ他の役の事も興味が湧いてきています。
東京公演はいよいよ今週金曜日の「夕闇、山を越える」から始まります。
私もとても楽しみです!
公演詳細はこちらになります。
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