コーディングに US配列をおすすめする理由

2025年1月27日 00:02

まえがき

若干煽り気味なタイトルですが、JIS配列とUS配列の優劣を謡いたいわけではないです。

ネットを見ていると「US配列のほうが合理的だ」と断言する記事を見かけますが、正直、慣れている配列のキーボードを使う方がよっぽど合理的だと思っています。

また、システムエンジニアの場合、自PC以外の端末（エンドユーザやオンプレサーバなど）を操作する際は、基本JIS配列なのでJIS配列を操作できないと困るケースは多いです。反対に海外拠点のサーバにリモートアクセスしたけどUS配列を知らずに困るエンジニアもいたりしますが。

この記事ではあくまでも私自身が コーディングに限っては US配列のほうがいいなと思った理由を書いているだけですので、そういう視点で読んでいただければと思います。

でもJIS配列キーキャップの「ひらがな表記」の見た目はどうしても好きになれません。特に数値と記号のキーキャップは4字印字されていて見た目ごちゃついているのが嫌です。そもそも今の時代に「かな入力」を使う人がどれ位いるんだろう。

コーディングをしていると space, enter キーを押す機会はとても多いです。

enter は言わずもがな、space は単語区切、日本語変換選択。ctrl + space で入力補完など。

過剰気味に長い space キー。おそらくこの長さが最適というより、他に配置するキーがなくて長くなったんじゃないかと思っていますが、結果的にどこをタイピングしていても押しやすくて便利だなと感じています。

また enter, backspace キーは横長になったおかげでホームポジションをほとんど崩さずにタッチ可能。この点はJIS配列でもキーピッチが小さければ同じことが言えるかも知れません。

一番の理由はこれです。

JIS配列でshift押下が必要だけどUS配列だと不要なキー。

反対にJIS配列ではshift不要だけどUS配列だと必要なキー。

たったこれだけなんですけど、後者に比べて前者（特に=）はコーディングで触る機会がとても多く、これだけでも左手小指にかかる負担は全然違ってきます。左手小指は ただでさえ左ctrl 押下で酷使されている ので少しでも負担を減らしてあげたいです。

ちなみに ctrl と capslock を入れ替える人がいるのは左手小指の負担軽減が理由だと思います。私は capslock をレイヤー切り替えのキーに利用しているので ctrl はそのまま。

ホームポジションのまま左手小指で ctrl を押そうとすると腱鞘炎になる（実際に昔なりました）ので、 ctrl を押下する際はホームポジションを一段下に下げるようにしています。組み合わせるキー的にもそのほうが押しやすい気がします。