書きたい欲は、性欲みたいなもんだ。
書きたい欲がぐつぐつと、いや、ここではあえて「むらむら」と表現する、が湧き上がることがある。
そう、書きたい欲がむらむらと湧き上がるのだ。
角で食パンを咥えて走ってくるヒロインかっての...
不思議だ。
あいつらは突然出てきやがる。
おれは全然望んでいねえのに、突然だ。
まったく、困った奴だぜ。
こうやって書いてやらねえと収まらねえんだからよ。
でも飽きる時もある
でもよ、こんなこと言うと、あいつ、怒るかもしれねえけどよ...
飽きる時もあるんだよな。
何ていうの?倦怠期?
あいつとはかれこれ小学生からの仲じゃん?
確かに職場で再開したのは22の時かもしれねえけどよ、別の形では小学生の時から出会ってた、いわゆる腐れ縁なわけよ。
おれだって、そりゃ、他のやつに目移りするっての...///
ゲームとか、映画とか...
でもよ、やっぱりこいつに帰ってきてしまうわけよ。
不思議...だよな...
書きたいって、不思議だよな
だからよ、思う存分書かせてくれよ。
構成?ディレクション作業?
は? 仕事じゃねえんだよ!
書きたい時は書かせろよっ
何書いても自由だろ?!
仕事じゃねえんだよ!金もらってねえんだからよ!
おれに筆をとらせろ!
......もう何でもいいから、書きたい気分なんだ
腕が、うずきやがる。。。
おれの腕が、書きたくて書きたくてうずうず、むらむらしやがるんだ。
たまったもんじゃねえぜ。
こいつ、暴れたくてしかたねえってツラしてやがるんだ。
もうどうなってもいい気分なんだ。
なんでもいい、なんでもいいから、おれに書かせろっていってきかねえんだ。
書きたい欲は性欲みたいなもんだ。
こんな風に書きたい欲は突然の女の子のように
突然の幼馴染のように
突然の中二病のように
突然の性欲のようにやってくるのである。
......ふう。
――おわり――
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