安い国の闇?【パパ活について】
どうも、しおです。
最近Twitterで上がってきたツイートを見まして、考えた話をします。
話題のツイート
このツイートです。
パパ活を知らない方のために説明すると…
中には〇交まがいの行為もあり、問題視されています。
最近ではパパ活をしていた方の中に〇千万円稼いだ方がいて、その人が税金を支払っていなかったことが発覚し、話題になっていました。
またパパ活にはそれ専用のアプリなんかもあり、世も末という感じです。
しかしよくよく考えてみると、おそらくこうした背景には日本がどんどん「安い国」になっていってる背景があるんだろうなと勝手に思ったので、勝手に話していきます。
なぜパパ活をするのか
そもそもなぜ女性がパパ活をするのかというと、お金を稼ぎたいからです。
パパ側(男性側)はかわいい女の子と遊びたいから、需要と供給がなりたっています。こういった界隈を知ると、人は「バカみたいだ」と思うかもしれませんが、でも世の中にはガールズバーだったりキャバクラだったり、風俗だったりもあります。
何が言いたいかというと、そういった”欲”はお金になるし、必要とされているわけです。
別に肯定しているわけではなく、昔からある、という話です。
そしてなぜそれが昔からあるのかというと、話は戻って需要と供給がなりたっているからです。
それがまた活発化しているのは、最初は貧富の差が広がっているからだと思っていました。
(いました、という過去形の文体からもわかる通り、実は違うんじゃないかとも最近思っていますが、詳しくは後述します。)
若い世代と上の世代の貧富の差
さて貧富の差という問題に着目したとき、確かに日本は徐々に衰退していっています。
子どもが減って労働人口が減少し、人口の高齢化により今は労働者1人が高齢者1人を支えているなんて言われています。最近では1人が2人の高齢者を、さらには3人の高齢者を支えることになるとも。
またここ数十年、日本は全体の給与が伸びていない。なのにも関わらず税金の負担は増えています。
今の働いている世代、特に20代は年金をもらうようになる頃には、年金は月10万円を切るんじゃないか、とも言われており、国はそうなってもいいように「投資しておいてね」と宣言しています。税金の負担が免除される”積み立てnisa”は今となっては有名ですが、今年の10月からは”企業型年金制度”と”iDeCo”を併用できるようになるなど、国は投資への参入を勧めています。また副業も解禁していますね。
しかしそれは年金には期待しないでね、という事を暗に示しているようにも感じます。実際そうなのかもしれませんが。
こういった話から、若い世代は負担が増えている一方、将来も確約されておらず、給与も安いままと、貧富の格差が助長される形になっていっています。
将来なんて確約されないのは当たり前、と思うかもしれませんが、年金がもらえる人とそうでない人とでは安心感が違うでしょう。
そんな将来の不安も相まって、人はお金を稼ごうとするのだと思います。それがパパ活という手段になっているのではないでしょうか。
またパパ活は、風俗よりも始めやすいということもあると思います。
単純に男性とお茶(お酒も)を飲むだけで良いわけで、キャバクラやガールズバーとは違い、決まった時間(シフトで)出勤する必要もありません。
空いた時間に気軽にできる、そんな”手軽さ”もあるため始めやすく、お金もすぐに入るため、流行っているというのが事実としてあるのだと考えます。
お金や好きなものは今欲しい
森絵都さんのカラフルという小説をご存知でしょうか? Amazonプライムでは現在オリジナル映画として「HOMESTAY」という映画が配信されていますが、その原作にもなっています。
ぼくの大好きな小説なので読んで欲しいのですが、さておき
その作中にヒロカという少女が出てくるのですが、その中のセリフに「好きなものは、今欲しいの」という言葉があります。
お金を稼ぐ目的は人それぞれあるでしょうが、究極的にはこの言葉に集約するのではないかと思います。
今欲しいから稼ぐ……服にしろ美容にしろ、今満たしたい欲求があるから稼ぎたい、お金が欲しいのだと思います。
将来の不安から逃れるため(備えるため)、今のうちから「お金を貯めておきたい」という気持ちになるのは至極当然だと思います。
何度も言いますが、別にぼくはパパ活が良いとか悪いとかはどうでもよく、そういった状況がある、という事実を話しています。
だから貧困とか関係なく、今、欲しいものがあるから、買いたいから、なんとかして稼ぐ、という図も昔から普遍的なのかなと思います。
パパ活をされている方の中には、特に貧困でない、と自覚している方もいるでしょう。
実際、そうだと思います。
知り合い?とも呼べないような遠い遠い知人にもパパ活をやっている方がいますが、ぼくより年収多いです。
でもパパ活やってます。
そういうことだと思います。
「カラフル」のヒロカの台詞は、そのまま現代の人間にも当てはまるのだと、そんな感想を抱いた今日この頃です。
まとめ的な
ちょっと、らしからぬ話をしてみましたが、どの時代でも人間の欲が経済を動かしているのは事実かなと。「安い国の闇」なんてタイトルで書きましたが、どんな時代でも似たようなことはあったでしょう。たとえ誰もが裕福になっても人間が欲を持っている限り無くならない、そういうものだと思います。
実はちょっと前に、先ほど話したパパ活をやっている知人と話したのでいつかその話も書きたいと思います。ぼくからしたらめちゃくちゃ非日常で面白かったです。もちろん書いていいという許可ももらいましたので、こそこそ書いていきます。
それでは
ーおわりー