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【スプナー・インタビュー企画】vol.7 桃矢ぴゅんさん_インタビュー

音声配信アプリSpoonの配信者を1人ピックアップし、その人について深堀りするインタビュー企画。 第7回は、桃矢ぴゅんさん。長年リスナーとして楽しんでいた彼が、定時配信、企画参加さらには音声の有償編集まで担うようになった、意外なきっかけとその道のりを追いました。

ASARに癒されたかったのに
雑談……?!の衝撃。

Spoonは、YouTubeのCMで知りました。ASMRの耳かきの音がすごい好きなんですが、 ASMRありますみたいな触れ込みもあって、それで興味を持ちました。あの頃のYouTubeには連続再生機能がなかったので、ストレスフリーでASMRを聴けるなら…と思ってインストールしましたね。

で、いざ、始めたら……なんか、ゆる〜い雑談ばっかりで、それに衝撃を受けまして(笑)「ラジオ配信アプリ」っていうラジオの部分だけを完全にピックアップして聞き取ってたんだと思います。だから、コメントを拾って雑談するってスタイルに戸惑っちゃつたんですよね。ラジオもそもそも好きだったから、ギャップを感じたっていうのもあるかもしれないです。

ーちなみに、どんなラジオ聞かれてました?
アニメが好きなので声優さんがやってるラジオとか、「ハライチのターン」とか、アルピーさんのラジオをよく聴いてましたね。
…まぁ、Spoonもやっているうちに、そのトーンに慣れて楽しくなってきて、もう5年も続けているわけですが( * ॑꒳ ॑*)

ーアニメ好きとなると…、
   行く枠はやっぱり声で選んでます?

枠主さんの人柄とか話し方の要素が大きいですね。トーンとか話のテンポ感が合わないと、いくら声が好きでも、実はあんまり通うことはないかもしれません。あとは、リスナーが自分持ってやっている枠がいいなと思います。1人のリスナーの意見に左右されていると感じる人は、仲良くても、案外行かないかもなぁ…。ちょっと、イラっとしちゃって(笑)自分の好きなようにやればいいのになぁ〜ってと思ったりはしますね。

配信が増えたきっかけは、
〇〇〇〇の有償依頼から。

ーところで、正直、ぴゅんさんって最近まで
 そんなに配信の方はされてなかったような?

そうですね。たまに配信するくらいで、ほぼリスナーとして活動してましたね。積極的にSpoonやろうと思ったのは、イラストを有償依頼したのがきっかけです。…本当に、それがデカい!!

元々、好きな絵柄だなと思っていたうるるあめさんっていう絵師さんがいて。ずっと惹かれてたんだけれど、その方が「冬アイコン書きます」みたいな企画をされた時があって。これは、チャンスだ!と思って、描いてもらったんです。とても気に入ってアイコンにしていたんですが、仲良い人に「夏なのに寒そう〜」とからかわれて、ちょっとイラっとしちゃって(笑)

通年で使えるイラスト欲しいなぁと思って、その絵師さんに頼んだんです。そしたら、出来上がったイラストのクオリティがバチバチに高くて…!
俺感動しちゃって。「これは、ちょっと配信頑張らねば!!!」ってやる気になりましてねぇ。

ーまさかのイラストきっかけだったんですね!
そうなんです。このイラストに恥じない配信というか、実績が欲しいと思ったわけです。
それこそchoiceとかvoiceを目指して頑張ったり、「歌ってみた」などを頻繁に上げたりすることで、Spoon Awardを目指してみたり…とか。残念ながらまだ、大きな成果を出せていませんが、Spoonに本気になることで、視野も広がって、Spoonをより楽しめているとは思いますね。

それこそ、定時配信(毎日20時〜、1時間)するようになったのも、それが理由ですし。…とはいっても、機材を使い始めたくらいで、内容は前と大きくは変わってません(笑)雑談メインで、大喜利やったりワイワイする感じです。ただ、安定してリスナーさんが来てくれるようになって、とてもありがたいなって思いますね。

神絵師・うるるあめさんによる背景イラスト


Spoonで音声編集者になって
みえた新しい世界。

ーところで今「音声編集」を有償で引き受けられ
   ていますが、何故始められたんです?

そもそもの始まりは、仲の良い人に「声劇」に誘われたことがきっかけで。みんなやるって言ってたし、すこし、興味はあったので。…で、やったら”意外と上手いじゃん”って色んな人から言われて、自分の思わぬ才能に気づかされました(笑)

でも、やってて自分が興味を持ったのは、演者側じゃなくて、編集側で。「お祭り」っていうシチュエーションだったら、祭囃子をこう入れたらいいのかとか、そういうことに興味持って…1回やってみたいなと、編集をやり始めました。

それが、本当に楽しくて。やってくうちに、アニメをたくさん見てきた経験が生かされるな、って感じましたね。それこそ、音の良し悪しを判断するセンスとか。自分の聴いてきたものの引き出しから案を出して、作ることも多いです。まぁ、そもそも、アニメで培った想像力というか、妄想力の高さも糧になってるなぁと思います(笑)

ーなるほど。では、編集することの面白さは?
自分の意図した演出が、それ通りに伝わった時はやりがいを感じますね。聴いている人は、音しか情報がないわけで、風の音ひとつとっても、ある人にとっては、ただのノイズに聞こえてしまう…みたいなことは少なからずあって。

だからこそ、いろんな音を組み合わせながら作ったもののシーンの情景や演出の意図だったりが、誤解なく、リスナー全員に伝わると感じられると本当にうれしいんですよね。

あとは、今、「劇団mikke」という制作チームのメンバーの一員として、色々企画に携わっているのですが、みんなでゼロから作り上げていく面白さも制作を通じて感じてますね。

ー逆に、編集の大変さは?
自分の場合、一番苦労するのは、「音探し」。音を作るスキルはないから、商用フリーの音源の中から、ピタリとくる音を探すのは、結構難しい作業で。自分が納得のいく音声を見つける大変さはありますね。ただそこがまた、楽しいところでもあるんですけれどね。制作時間としては、例えば2人登場する5分の音源を作るんだったら、1時間くらいは音声を探すのに使っていますね。

それこそ、今やっている音声編集の仕事って、自分の感覚として、どこまでいってもクリエイターじゃなくてエディターなんです。自分でゼロから作り出すっていうより、与えられたものをどう美味しくするかっていう役割だなと。だから、脚本や音声を最大限活かせるように注力してますね。

ー最後に、ひとことよろしくお願いします。
最近、「アニソンフェスティバル」って企画があったんですが、今回、リスナーとして全力で参加したんですよ。そしたら、その企画がすごく楽しくて。枠主とはもちろん、リスナー同士でも新しい繋がりもできたりして。やっぱり俺はリスナー出身なんだなと改めて気付かされましたね。「聴く」を全力で楽しめる、といいますか。仲良くなると皆フォローしますし。それゆえの「顔の広さ」は配信者としても強みだなと思ってます。

それこそね、Spoonって、結構「縁の下の力持ち」的な人が多いと思っていて。その人たちにとっても楽しい企画だったり、配信ができるといいなって思いますね。Spoonがサービス終了するその時まで、いろんな可能性を模索していこうと思います!!!


【おまけ取材メモ】✍️
ぴゅんさんの特に好きなアニメ
✓コードギアス
✓グレンラガン
✓Fate

ぴゅんさんの特に好きな漫画
✓ジョジョの奇妙な冒険
✓ドラゴンボール


インタビューさせてくれる人を随時募集中。配信時期は未定ですが、必ず記事にさせていただきます。お気軽にお声がけください。

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