ジャクソン・ブラウン観てきた。
先月は渋谷オーチャードホールへジャクソン・ブラウンの来日公演を観に行った。
コロナ拡大後しばらくコンサートから遠ざかってましたが、半年前ぐらいからそろそろ解禁かなと自己判断し、9月には立川のガーデンシアターへブラック・クロウズを見に行ったりしてました。
今回行ったジャクソン・ブラウンは 2度目。前回はたしか2007年ぐらいでした(うろ覚え)。
そのときは遅刻してしまい会場の人見記念講堂に入ったときは1曲目「孤独なランナー」のすでに2コーラス目だった。不覚。
あのイントロを生で聴きたい!という一念で今回 2度目の参戦。今回は別の曲でスタートでしたが(笑)。
全体におとなしめなセットリストのせいもあり、お客もほとんど着席したままだったような。それでも落ち着いて聴けるコンサートでした。
もちろん「孤独なランナー」や「テイク・イット・イージー」ではイントロと同時に会場は総立ちでしたが。
ま、会場では遠目で分かりませんが、ネットの動画などで見るとジャクソン・ブラウンもすっかりおじいちゃんですね。なんかもう、仙人のようなたたずまいです(失礼)。
個人的には80年代あたりから彼を聴き始めたので「フォー・アメリカ」とかハードなナンバーもぜひ生で聴きたいところですが、意外にあの時期のナンバーはとりあげてくれません。
もしかしてイケイケどんどんな空気が満ちていたあの時代を、彼は苦々しく感じているのかも。当時のシンセを多用したいかにも産業ロックなサウンドは、現在の彼の佇まいにはそぐわないですもんね。
コンサートの終盤、バックで演奏していたミュージシャンたちがステージの前に一列に並びお客にあいさつする場面がしばしば見られます。
今回ジャクソンはなんと裏のコンサートクルーたちまでステージに上がってくるよう勧め、黒いTシャツのスタッフさんたちがやや戸惑いを見せながら舞台上に並んだときはちょっと感動しましたね。長年ステージに立ってきたジャクソンらしいはからいです。
この次会うことはあるのでしょうか。一期一会、今がすべて。
そんなことを思いつつ、ステージの袖に消えていく後ろ姿をしっかりと目に焼きつけました。