わたしの感覚ではホームスクールは大変じゃないです
みぃが、学校に行ってないと言うと
「あらぁ、お母さん大変ねぇ」と、哀れまれたり、労われたり、心配されたりすることがよくあります。
そのたびに、「いやいや、全然そんなことないてす。」って返しているのですが、
わたしの場合心底そう思ってるし、なんなら、
学校に行かせるより楽だし、楽しいし、なんかしあわせ度まで上がってるんですよね。
でもそこまで言うと、何かに洗脳された人みたいで引かれそうだし、学校に行ってるこどもたちを否定してると思われても困るし、しあわせ自慢になっても嫌だし、話長くなっちゃうから割愛しています。
けど、このnoteでは、むしろそれをお伝えするのが自分の使命かもと思って、言ってみることにします。
そもそもホームスクールって言葉も知らない人がほとんどで、ホームスクールって言葉をどういう意味で使っているかも、人それぞれで、誤解を与えやすいワードだなぁと思うのですが、
わたしの場合は、不登校とほぼ同じ意味で使うことが多いです。
みぃが不登校してて、って言うと、行かないってことに対しての意味合いが強い気がするから、
「不登校になったので腹をくくって無理に行くのをやめて主に家にいます。そんでもって、学校の勉強もやめて、基本的に自由に過ごしていて、別にわたしが家庭教師みたいに勉強を教えているわけではありません。でも、娘が主体的にあれこれやるのが全て学びになっています。」
というのが、わたしの意味する「ホームスクールしてます」になります。
困りましたね。意味を内包し過ぎです。(笑)
今のところ、世の中に便利な言葉がほかにないので、不登校に代わる言葉の中ではメジャー格のこれをわたしは使っています。
こどもが学校に行きたがらない。行くのがつらそう。でも、ホームスクールって大変そう。わたしには出来そうにない。そう思っている親御さんがもしいたら、特に伝えたいのが、
すっごく面倒くさがりで大雑把で計画性の低いわたしでも出来てます!
ということ。
あ、なんか怪しい広告みたい(苦笑) 「わたしはホームスクールを始めてウエストがマイナス10cmになりました!」みたくいかがわしい。
大丈夫、信じてください、怪しい者ではありません。
ますます怪しい。でも、話、続けますね。
まず、楽なことのひとつ、
学校に遅刻しないように朝ガミガミ言わなくていい。毎朝ゆったり朝ごはん食べてます。
これ、大きな幸せだと思ってます。親子双方にとって。
次に、「宿題やったの?」と言わなくていい。
これによるストレス軽減率はかなりのもんです。
更に、学校からの大量のプリントから必要なものを残して、何か書いたりして期限までに提出したりすることからも解放されます。
こういう事務処理が苦痛っていう人も世の中にはいます、わたしのように。
更に、「今日は良い天気だなぁ、外の風めっちゃ気持ちいい!」なんて日に、散歩でもいこっか!とか、ドライブしよう!とかが可能。
これ、わたし的に幸福度の高まりランキング一位。
雲ひとつない青空で桜が満開、なんて年に数日あるかないかの貴重な日にお花見に行けたりするのって、本当にしあわせだし、日本に生まれて良かった!って自己肯定感アップにも貢献してくれます。
まだ、こどもだと自然の移ろいの美しさとかに興味はないかもしれないけど、親自身の幸福度が上がることって、こどもにプラスだと思うし、そういった季節を感じて喜ぶ姿をこどもに見せることは、わたしにとってはこどもへの教育なんです。
それから、大変じゃない理由として、学校の勉強を教えているわけじゃない、というところは強調したいです。
わたし自身、教えるのが向いてないからやらないってのもあるし、学校の教科書通りの勉強を娘が面白がらないのも理由ですし、何よりも、何年生だからここまで学んでおかないといけないという期限や国数理社などに分けて学ぶ必要性を感じていないこともあります。
国語は読書さえしておけばいいかなと思っているし、算数は週に一度45分間の個別学習(放課後等デイサービス)だけ。つまりプロに委託。(ここを見つけるまでは困っていたけど)
体は動かした方がいいから、好きなダンス教室とか運動教室に委託。
わたしが教えていることって家事くらい?
それから、みぃは、学ぶ順序だって型にはまったものではないです。例えば、九九より先に一次方程式をやったり。小学生の漢字より先に難読漢字をやったり。
それもすべて本人が面白そう!と飛び付いた順です。
わたしは毎朝、朝食を用意して、洗濯や掃除をして、みぃのことは放置。
たまにお手伝いをお願いしたり。
あとは、お昼ご飯までは本当にそれぞれが家庭内で別行動。
だから、何も大変なことがないのです。
本当に自由にできる時間があると、こどもは何かやります。わたしは、ゲームでもYouTubeでもオッケーです。本当のフリータイムの時にやり出すことや求めることに、その子に合ったことの欠片があるように思うから、あれこれ指図せずに放っておく。これがいいんじゃないかなとわたしは考えています。
どんな風に過ごすのが良いのかは、こどもの成長度合いとか、本人の精神的なものとかにもよるとは思います。
学校で傷ついている最中であれば、優先すべきは、成長ではなくてこころの回復だし。
ひとりひとり背景も事情もタイプも違うから、みんながわたしのようにいかないのも知っているつもりです。
第一に、家が主軸のホームスクールは、わたしが主婦だから可能になっているのかなと思いますし。
それでもなお、わたしが実感していることを発信したいと思います。
ホームスクールは気の毒なことではない!わたしは実は特に大変ではない!
楽しいし、しあわせだし、こどもも今のところ全く問題なく、まともに育ってます。
始める前は不安だったんです。学校行かないと将来社会に出たときに困るんじゃないかって。
でも、始めてみたら、全くそんなことなくて。問題になるようなことが見つからないので、狐につままれたような気分。一度みなさんも嘘だと思って試してみては如何でしょうか。
なんちゃって。
あやしい広告風で締めてみました。(笑)
けど、ほんと、学校行かないとダメになるって、あれは都市伝説みたいなものでしたよ。今のところ。
学校制度がなかった江戸時代は、みんなまともにならなかったってことではないのと同じなのかな?
それから、ホームスクールと聞いたとき、「お母さん、大変ねぇ」ではなくて「それ、楽しそうだね」という言葉が増えてくると嬉しいです。