見出し画像

婚約破棄されたの22歳、北海道でのリゾバ生活①男は男で忘れろ!

婚約中に浮気をされて、結婚破棄、同棲解消がフルコンボになったわたし。
この何もないを何者かにしたいと北海道にリゾバをしにきた。人生2回目のリゾバ。人生1回目のリゾバは結婚前最後の夏休みにと宮古島に行った。南から北へ大移動した傷心中のわたしの旅の始まりを語ろう。

なんとなく来た定山渓という土地

広い北海道の中でなんの下調べもせずに選んだ定山渓という土地は、札幌から1時間ほどの温泉街だった。北海道の中でも紅葉が1番最初に終わるところで9月の半ばには紅葉が始まり10月中旬には紅葉は全て落ち切った。

職場からの景色
二見橋

温泉街には日本一美味しいと思った温泉饅頭が売ってるお土産屋さん、木彫り屋さんやラーメン屋さん。すてきなお店が並んでいた。

ふらっと入ってみた木彫り屋さんでニポポの木彫り人形に一目惚れした日、そんなキラキラした目で自分の木彫りを見てくれて嬉しかったという理由でかなりの値引きをしてもらったり、ラーメン屋さんに入るとこれ美味しくできたからとチャーハンをサービスしてもらったり、そんなあったかいところ。おしゃれなカフェやお店が連なるエリアもあり、札幌市内からも足を運ぶ人が多かった。

男は男で忘れようとティンダーをインストールした頃。フットワークは簡単に負けないくらい軽いと自負している為、なんとなく話が続く人とはとりあえず会ってみた。人見知りはしない性格で、ある程度どんな人ともうまくやっていける自信はあったから(コミュニケーション力は褒められることが多い)そんなに困ったこともなかったし、よく聞くすぐにラブホテルに誘われたり、危ない目に遭うことも全くなかった。

一期一会を大事にしよう

それがわたしのモットーだ。他にも迷ったらとりあえずやるもかなり大切にしているが、出会い方より出会えたことにフォーカスをする為、一度会ったきりというよりは、一度会った後も再び会ったり、連絡をとり続けることの方が多かった。

やはり簡単に繋がれた縁は簡単に切れてしまうもので、マッチングアプリなんて尚更、何度会っても、か細い糸のように浅いつながりだった。そんな関係に意味を感じなくなり、すぐに辞めたティンダーだったが、学んだのは、出会い方は案外大切だということと、男は男で埋まらないということ。

話は変わり、来たばかりのわたしに、仲のいい友だちができた。ずっと昔から友だちだったような懐かしさと安心を感じる人で、すごく仲良くしてもらった。お互いの部屋を行き来したり、仕事終わりにはそのまま飲みに行って、オールで出勤なんてこともザラじゃなかった。眠すぎる目を擦りながら、この状況を楽しむわたしたちが好きだった。わたしが入ってから2周間くらいで彼女の派遣期間は終わり、定山渓から去ってしまった。彼女と過ごしたその2週間は短すぎて長すぎて素敵な2週間だった。

彼女と遊ぶ時の方が、やはり、ティンダーの男なんかよりは、断然心が埋まる気がした。

いいなと思ったら応援しよう!