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婚約破棄された22歳、北海道女ひとり旅④人生で1番おいしかったジンギスカン

また5月に帰ってくることを誓って滝上町のゲストハウスふくらい家を後にしたわたし。

まずは紋別を目指して車を走らせる。

カニ爪オブジェで記念写真
流氷を砕いて進むガリンコ号

予想よりもはるかに大きいカニ爪のオブジェに興奮した。

お次は北見の北きつね牧場へ。

なんで北海道はこんなにも素敵な場所に溢れているのだろう。トナカイと触れ合えたり、キツネと触れ合えたり最高すぎる。

キツネというよりは犬のような愛嬌で、牧場の中を駆け回る姿が愛おしい。かなりのイタズラ好きらしく、ポケットの中のものにはくれぐれも気をつけるようにと幾つもの注意書きがあった。

靴紐についての明記はなかったが、説明文を読んだ限り、少し危ういかもとキツめに靴紐を結び直してから入場した。案の定、わたしの靴紐は大人気で転びそうになる程、四方八方から引っ張るキツネたち。従業員さんの一言で一度は散ったものの、隙を見て喰らいつくキツネや、わたしの後をバレバレで追うキツネもまた面白かった。

順路の設定がガバガバであるのは置いといて、北見を出たわたしは網走監獄を目指した。

もう日が暮れそうな空、最終入場ギリギリで到着した。

途中に立ち寄った網走湖

ゴールデンカムイで一斉をブームした網走監獄だったが、見よう見ようと思いつつまだ見れていない。いまいち網走監獄が何もかもわからないまま、きてしまった為に尚更面白かった。

北海道を開拓するにあたって兵役化された囚人たちの監獄がこの網走監獄で、当時の様子が知れる施設であった。なかなかの見応えがあったものの、薄暗くなりつつなる時間に1人で訪れには少しの寂しさがあった。

せっかくに紋別にきたからと、宗谷岬で出会ったおじちゃんに教えてもらったジンギスカンを食べにいくことにした。

もう飲食店に1人で入ることにも抵抗がなくなってきたなぁと強くなった自分を誇らしげに席に腰掛ける。

網走の繁華街の中にある網走ジンギスカン フラミンゴというところ。

オーナーと仲良くなり、お腹いっぱいと言っているのにサービスだと、次々と食べ物を持ってくる。はち切れそうになるお腹をかかえて帰った。

嬉しかったのは道中に食べる用のとんでもなく大きいおにぎりと紋別内だったらどんなことでも助けてあげるよと名刺をもらったこと。わたしもこんな人間になりたい。

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