ポンペイ展 京都市京セラ美術館 ゆきて帰りし物語
ポンペイ展(京都市京セラ美術館) ゆきて帰りし物語。リニューアル・オープンしてからは初めての京都市京セラ美術館。真っ白な吹き抜けのエントランスを抜けてポンペイ展へ。事前にオンラインチケットを購入しているので 気持ちよく展示室へ入場。モザイク画、フレスコ画、彫像や調度品、宝飾品など120点あまり。邸宅の一部を再現してあったり、ローマ時代の人の暮らしや思いなどが共有できる工夫があった。ヴェスビオ山の噴火で火山灰に埋もれて、タイムカプセル状態になったポンペイ市街。入場後、あの「逃れる民」の一体の展示に思わず心が痛んだ。色鮮やかなフレスコ画からは当時の活気ある街の様子が伝わってくる。黄金の蛇のブレスレットに驚いた。ブルガリの宝飾品(セルペンティ)は、ローマ時代から受け継がれてきている。彫像の表情の豊かさ、富裕層の贅沢な調度品や権力の誇示など見ごたえのある一時間だった。会期は7月3日(日)まで