五泉のニットの過去・未来・現在


💁‍♀️今日は私の地元の「五泉のニット」について気になったから調べてみたよ。

💁‍♀️ 五泉のニットって知ってるー?


👧えーなにそれー?


💁‍♀️五泉のニットっていうのは日本で有名なニット産地である五泉が作るニットだよ。

💁‍♀️縫製技術が日本の中でも最高レベル!ファッションの本場イタリアでも注目されてるんだ。経済成長期から発展して長い歴史があるよ!


👧そうなんだ!すごく気になってきた!


💁‍♀️私のおばあちゃんがニットに関係する仕事をしていたから、色々聞けるかもしれない!

もっとニットを知るために一緒におばあちゃんに電話をかけてみよう!


☎️prrrrrrr......


☎️prrrrrr......


👵はい!五泉のえいこです!


💁‍♀️えいこさ〜〜〜ん!


💁‍♀️👧五泉ニットのこと教えてください!!


👵よ〜しなんでもきいてみれ!


💁‍♀️当時の五泉ニットの状況を教えて下さい!


👵ん〜〜とね…その当時の五泉は機の町で、絹織物が栄えていたんさ。途中からニット製品が発達してニットが有名になったんよ。

(↑えいこさんが作業をしている様子)

💁‍♀️👧へえ!


👵機とニットが全国的に有名だったわ。でもニットが大繁盛したら機や着物を着る人が少なくなったんよ。あと、洗濯ができねっけ、機が売れなくなったんさ。それでどんどん外国式の洋服が増えていったんさね〜。


💁‍♀️👧そうなんですね!!


👵そんなときに、ニットの会社の社長さんたちが五泉をほったらかしにしてね、中国にみんな出向いて、中国の工場で女の人たちを働かせたんだって。

👵そ〜すたらほらぁ!中国に技術と機械を盗まれたっけ、帰ってくるに帰ってこらんねかったん。これはバブルが弾けた後に分かった話だっ!


💁‍♀️ええ?!そんなことあったんですか!


👵だっけさ〜〜そうなんてば。それで結局ニット産業、地場産業が衰退してしまったんだて〜。


👧そうだったんですね…


💁‍♀️じゃあ、当時のニット従業者の働き方はどんな感じでした?


👵ん〜〜とね…私は工場勤務じゃなくて自宅で内職してたんさ。荷物が家に届いて編めば編むほど自分のお金になったわ。

(↑えいこさんがミシンロックを使って仕事をしているところ!貴重な1枚!)


👵ミシンロックというものを使ってニットを作って生計を立てたわ。寝ずに仕事をしていて夜は残業、子供に構わず家事をした後ひたすら編んでいたわ。とっても疲れたね〜。


💁‍♀️どうしてそんなに働いていたんですか?


👵ん〜〜とね…当時はみんな内職で一生懸命だったのを覚えているわ。すればするほどお金になったっけ、やってたんさ。だっけ、昼間、五泉の町を出歩く人は、子供と体の弱い人とお年寄りしかいねかったわ〜。

(↑当時のお昼休憩の様子。時間を惜しんででも仕事をしなければならなかったため、黙々と食べている感じがする🤔)


💁‍♀️では最後に五泉ニットの現在について、えいこさんが考えることを教えてください!


👵ん〜〜とね…絹、着物は廃れたけど絹製品は若者が引き継いでいるわね。

👵着物じゃなくて、ストールとかカーディガン、バッグや小物などいろんなものにデザインを変えてるみてだわ〜

(これはえいこさんがミシンロックの技術で作ったものです!✨)


👵昔のままじゃなくって、麻やいろんな材料を織り交ぜて開発してるみってだわ。

👵今、東京で『五泉応援団』っていう団体があって、渋谷・原宿などにお嫁に行った人たちが支援したり、ニットのアピールをしているんよ。


💁‍♀️👧そうなんですね!貴重なお話本当にありがとうございました!


👵どういたしまして〜〜!

----------------------------------------------【以下、五泉ニット協同組合様が提供していただいた情報による五泉ニットの概況と未来】

五泉・見附・栃尾が主なニット産地でそのうち五泉が62%を生産(218万枚)

生産金額にすると五泉ニットは116億円売り上げている(平成29年)


【五泉ニットブランド化事業】

婦人セーターの生産額は日本一。

五泉ニット事業者、職人たちは大手アパレルメーカーの要求に応え、独自性のある高品質の商品を世に送り出してきた。日本を代表とするニット産地となった。

五泉ニットのブランド化を図り「五泉といえばニット、ニットといえば日本の五泉」を目指して、産業、次世代に継承する必要がある。

2019年、産地ブランド化確立→人材の確保、技術継承の安定化が図られている。

2020年五泉市で国際ニット展示会を開催 

・ニット生産額→2018年122億円を2020年には127億円に!

・五泉ニットフェスタ 工場見学、五泉ニットの日の継続開催来場者数→2018年5000人のところ2020年に10000人に!

これらを目標に活動している。


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👧五泉ニットは、とても歴史が長くて、昔の人はとても苦労していたんだな〜。昔も今も技術や質を大切にしてニットを作り続けている姿にとっても感動した!全国や海外展開するためにも、いろんなプロジェクトを立ち上げようとしているし…もっと五泉のニットが世界中に広まるといいな〜!

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【概要】

1.調査背景:チーム内に五泉市のメンバーがいて五泉ニットについて教えてもらい興味を持ったから
調査目的:五泉ニットについて知り、産業を広めていくため

2.取材内容
グループメンバーの祖母が五泉ニット盛況期従業者であったため電話取材を行った。
取材日:2018/07/18
①五泉ニットの当時の状況
②ニット産業の状況
③1日にどれくらい働いていたのか
④五泉ニットのアピール

参考資料:五泉ニット工業協同組合
http://gosenknit.or.jp/
(メールで取材しました)

新潟県ニット工業協同組合
(五泉ニット工業協同組合様による情報提供)

五泉応援団ホームページ
https://www.city.gosen.lg.jp/hyande/1/2/index.html


3.まとめ

今回の取材で五泉ニットの歴史や現状を知ることができました。日本最高レベルのクオリティや技術を求めて活動しています。ニット産業は近年生産数量が減少傾向にありますが、伝統や文化、技術などを途絶えさせないためにも、さらなる解決や改善が重要視されてきます。また全国有数のニット産地である五泉を拠点として、ニット産業の活発化を地域の人々が協力し発展させる必要があると考えます。






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