AoF(オールイン•オア•フォールド)攻略&考察まとめ!【KKPOKER】
KKPOKER(KKポーカー)にAoF(オールインオアフォールド)が2021年3月末に導入されましたが、今回はこちらの攻略のヒントなどを初心者向けに書いてみたいと思います。
ナッシュGTOに基づいたハンドレンジ表(オールインレンジ)のおすすめアプリを始め、AOFのスキルや理解を深めて正しく判断するための考察やマインド部分に触れています。
ただしあくまで個人的な攻略メモになりますので、その点ご了承ください。
※2021.9のジャックポット卓登場に際して、記事を一部追記・編集
※2021.11以降、大幅に記事を編集・アップデート
AOFの簡単なゲーム性・ルール説明
KKPOKERにおけるAOFは、4人テーブルになります。最上位ステークスは現状、160ドルテーブル(10/20)です。
※2021年9月までは5/10がKKPOKERにおけるMAXレート、アップデートにより10/20が追加された
AOFにはオールインかフォールドしか選択肢がなく、リンプやレイズなどは存在しません。勿論ポストフロップも存在せず、駆け引きの要素は大幅に削られています。
また、1回ごとに全員のスタックは初期状態にリセットされます。(バンクロールがそれ未満になった場合は少ないまま続行)
※NATURAL8やGGPOKERのように、スタックを減らさずに続行ということは現状できません
また、レーキはステークスによっても変動しますので、注意が必要です。
AOF攻略の前提条件(注意点)
これからAOFのナッシュレンジを紹介しますが、その前に、前提条件によって大きくプッシュ&コールレンジは変わるということを先にあげておく必要があるかと思います。
特に、「JP卓とそうでない卓では、大きくレンジが異なってくる」という部分については、注意が必要。JPボーナスが存在する以上、JP卓でスーコネやローポケを降りすぎるのは長期的にマイナスになりうる。
2021年9月以降は、KKPOKERにもJPが導入され、AOFでも4カード以上(ストフラ・ロイヤル)においてJPボーナスがもらえるようになりました。※JP卓に限る
ただし、JP卓はその分多めにレーキを取られますし、JPプールがどれくらい溜まっているかでもレンジを微調整する必要はあります。
また、GGPOKERやNATURAL8ではJPはストフラ限定であったり、ビンゴがあったり、さらにレーキの部分でもKKPOKERと同じレンジで打つのではなく、調整する必要もあります。
JPが存在することで、例えば弱いスーコネ(34sなど)をCOからも広く入れてくる人等も出てくるため、よりプレイヤーごとのレンジの把握や、エクスプロイトの観点も重要になってきます。
これから紹介するレンジ表は、あくまでJP卓でない場合のナッシュレンジであり、繰り返しになりますが、プレイヤーごとのエクスプロイト然り、JP卓では下のポケットやスーコネなどのプッシュレンジ・コールレンジを自身で調整する必要があることを先に述べておきます。
また、レーキや個々のレーキバックに基づいて微調整が必要になります。
KKPOKERのAOFレーキはオールイン時「1%」とされています。
※仮にレーキバック50%であれば、実質レーキは0.5%
AOFのハンドレンジ表はどれを使うべき?
さまざまなものが出回っていますが、そこまで大差はないと思っています。見やすさや、扱いやすさを考えると個人的には、
「プリフロッププラス(Preflop+)」が現状一番いいのではと考えています。
本来トナメ用にはなりますが、アンティをブラインドに置き換えて代用していけると思いますし、オールインコールレンジまで色分けとEV値まで見れて、大きく乖離・変動することはないかと。
無料でも見れますが、全パターンを見るには月1000円の課金が必要にはなります。1回だけ課金して全パターンをスクショして見えるとこに貼っとく、というのもアリですね。
ただし、マルチ(3~4人目)のオールインレンジは見れないため、そこについては別途でレンジ表を探したりする必要があることはご了承下さい。
こちらでは主に、有料でない無料部分についてはPreflop+の画像を引用させて頂いています。
「プリフロップ+」の使い方
Preflop+の使い方やできること・金額などについて。まず、「Preflop+」のダウンロードは下記からできます。基本無料。
(※下記リンクからのDLはアフィリエイトではありません。)
使うのは「NASH CHARTS」です。
こちらの「Decision To Make」の項目は、ShoveかCallしか使いません。また、アンティは「Big Blind Ante・No Ante・10%・12.5%・20%」のいずれかに設定でき、No Ante(0%)で現在設定しています。※修正済
プレイヤー人数は4人に設定しておきます。
アンティは8で固定なので8を選択。
「Decision To Make」の項目の英語の説明は、以下のようになります。
上記に詳細な説明がありますが、今回使うのはShoveとCallだけになります。
↑はボタンからのオールインレンジ設定です。
AOF攻略 ハンドレンジ表一覧
★オールインレンジ一覧★
※以下全て、「スタック8bb・アンティ0%」設定時
※後ろからオールインがなく、最初に自分がオールインする場合
・COからのオールイン:約28.8%
4人だとUTGの位置になります。
理論上、EV+0.00%からオールインに行って問題ないハンドが上記となりますが、タフコールされやすいテーブルでは、+0.1%以下くらいまでを切り捨てて、もう少しドミネイトで上が取れるハンドに絞っても良いでしょう。
・BTNからのオールイン:約34.5%
BTNからは、ポケットとAxは全部プッシュできます。JToはプッシュできますが、T9oは±0とかなり際どいハンドになってきて、レーキを考慮すると降りてもいいハンドになってきますね。
スーテッドであれば65s+も際どいですがプッシュできるハンドです。
・SBからのオールイン:約60.8%
通常、半分以上のハンドでオールインで+EVとなっています。
ポケットとAxはもちろん、Kも1枚あれば全てOK。
スートはJ2sまで全部OK。
±が0.1未満の下限ハンド、「Q5oやJ7o、97o、76o、T4sや74s、53s、54s」などを意識しておくと良いですね。
それより弱いところでプッシュしすぎて−EVアクションにならないよう注意したいです。
★オールインコールレンジ一覧★
次に相手のオールインに対する、こちらのコールレンジです。
※1人オールイン時のレンジ(マルチ除く)
・BTN コールレンジ(対CO):約13.1%
Axoの低い部分や、JTやQTなどはマイナスになってきますので、被せてオールインしないよう注意。「A6o- 22 QJo」などもかなりマイナスEV。
そもそものCOのレンジが狭く、後ろにまだ2人アクションが残っていて強いハンドがある可能性が十分あるので、当然レンジも一番厳しくなります。
・SB コールレンジ(対CO):約17.8%
A6o以下はかなりマイナスEVなので注意。COのオールインにドミネイトされている可能性が高い分、削られている形。
・BB コールレンジ(対CO):約24.3%
かなり広くなってますが、個人的にCOが硬い場合は22やA4oなどはちょっと嫌な感じしますね。ただしEVはプラスなので、コールしていった方が長期的には良いんでしょうね...。
・SB コールレンジ(対BTN):約22.0%
CO対BBとほぼ変わらず。BTNからはスチールもかなり増えるため、BBは意識しつつもしっかり強いハンドで被せていく形。JTsやA6oはかなりギリギリなので、相手によっては降りて良い。
・BB コールレンジ(対BTN):約29.1%
後ろがいないのでSBよりさらに広がります。とはいっても3割しかコールできないので、やはり先にオールイン入れる側は有利ですね。
K9oやQToは超ギリギリなので、硬い相手なら降りてもいい。
・BB コールレンジ(対SB):約44.5%
基本的にはKは1枚あれば全てコールできると覚える。98sやT9o、Q4s、K2oなどは硬い相手には降りていい。
♠︎全てのプッシュレンジ一覧(3パターン)
♠︎全てのコールレンジ一覧(6パターン)
♠︎個人的なナッシュレンジMEMO
よく間違えて覚えていたりプレイしていたものを載せてます。
コールレンジはレーキも加味して、プッシュレンジよりもやや硬めにしてもいいかと思います。特に、ALL-In%が28%以下の硬い相手からであれば、よりタイトにしても良いかと。その場合、9~10BB換算で調整してみたりも有。
パワーナンバーを用いたAOFプッシュレンジ
あくまで参考程度ですが、こちらもAOFに応用するとどうなるかということで置いておきます。
パワーナンバーは本来トーナメントにおける「プッシュレンジ(ハンドチャート)表」ですが、アンティを計算しないことで応用できる可能性、また、ハンド自体の強さのランクを数値として感覚的に養う意味で、触れてみるのも良いのではと思います。
オールインコール側のレンジは出ないので、そういう意味では完全にAOF攻略できるわけではありませんが、それでも多少の価値はあるかと。
<AOFでの応用方法>
本来は、「M値:自分のスタック ÷ (SB + BB + テーブル人数 × Ante)」ですが、テーブル人数×アンティの部分を除いて計算。※間違えていたら教えてください
AOFは「8BB固定」となるため、80 ÷ 5 + 10 = 5.333...といった計算式になる。(80AOF 5-10で計算)
これは、ブラインドが5.3周すると自然死するということを意味する計算式。パワーナンバーの数字の使い方は、「M値 × 後ろの人数」で、AOFの場合は最大4人なので以下の通り。
↓計算してみた結果
これより大きいパワーナンバー数値をプッシュしていく。
Preflop+とどれくらい違うか?
AとKとポケットオールインは共通なので除外。そこまで大差はなく、パワーナンバー通りでもかなり近似値に近いのではないでしょうか。
AOF ポジション別考察
♠︎左に硬く上手いプレイヤーがいるとやりにくい?
タイトアグレッシブであったり、ナッシュレンジを理解した上で、全員のレンジを考えて調整してくるプレイヤーが左にいる場合。
想定ALL-IN%:26~30%
このプレイヤーは一般的に+とされるレンジ表より多少タイトに打ってきて、A7oくらいまでは、後ろからオールインが入っているとコールしてきません。(ドミネイトされることを嫌う)
こちらのオールインアクションの後に選べる形なので、常に後出しじゃんけんができて、上を取りやすい。その上ヘッズではしっかり適切なハンドレンジで守ってくるためスチールもしにくい。
右にいる分には、先のオールインに対してはこちらもレンジを調整して対抗できる。微妙なハンドではコールせず厳しいレンジで。ヘッズでも相手のレンジが硬い想定なら、少しレンジを狭くしてコールしていく。
結論として、スキルのあるプレイヤーは極力右に置いておきたいかなと。
♠︎左にルースなプレイヤーを置くとどうなる?
想定ALL-IN%:34~40%程度
自分がSB時、相手BB。この人は、ヘッズでは通常よりもかなり広いレンジでコールしてくる。また、UTGでも広いレンジでオールインしてきて、こちらはBBで最終的にコールするかどうかを選択できる。どちらもこちらにとってありがたいので、左には極力ルースプレイヤーを置いておきたいのかな、と思います。
♠︎左にタイトパッシブプレイヤーを置くとどうなる?
想定ALL-IN%:20~25%
この人はレンジが極端に狭く、ヘッズでも適正なハンドでコールをしてこない。つまり「降りすぎな人」でこちらからのスチール成功率がかなり高い。
ヘッズでSBから広いハンドでスチールでき、その度にスタックの12.5%を増やすことができる。(SB分を考慮しない場合)
また、BTNからBBのタイトさを認識したスチールが多いと判断した場合も、こちらでSBからそこそこ強いハンドで上に被せていくことでBTNから上を取れる可能性も上がる。ただし、BBにコールされた時はかなりの可能性で負けていることにはなるが。
タイトパッシブを左に置いても、大きく問題はないか。
(やりやすくはないが)
♠︎右にタイトパッシブプレイヤーを置くとどうなる?
想定ALL-IN%:20~25%
逆に、右側に超タイトプレイヤーがいた場合。BB分は高確率で戻ってくることになり、SB分の6.25%をもらえることにはなる。
ただし、オールインされた時には相当強いレンジが想定されるため、こちらもどれくらいのハンドでコールすべきかの選択が難しい。
通常のコールレンジよりも多めに捨てた方がいいかもしれません。
♠︎正面にどんなプレイヤーがいて欲しい?
BBスチールに積極的なプレイヤーはあまり置きたくないかなと思う。自分がBBの時にBTNから広くオールインされると、少々厳しい。
逆に、こちらがBTNの時にBBが異様にタイトでかつ、SBもこちらのオールインに対してレンジが狭ければ、スチールがかなりしやすいし美味しいので、正面にタイトパッシブ系を置くのも良さそうかも。
♠︎ポジションの現段階の考察と結論
現状で一番嫌なのは、うまいスキルのあるプレイヤーを真左に置くことでしょうか。常にこちらのアクションを見てからプレイされるため。
ルースで隙のある、ドミネイトハンドでぶつかりやすい相手と沢山ハンドをこなしたいわけですから、
そうなるとやはり隙のあるプレイヤーが左にいてくれれば、自分がSBからプッシュする時にBBで過剰にプロテクトしてくれたり、UTGから変なハンドでプッシュしてきてこちらが最後にアクションを選べたりと、より良いシチュエーションが増えると思います。
また、正面に極端に硬いプレイヤーがいる場合も、BTNから比較的広いレンジでスチールを狙っていける。(ただしSBのプレイヤーのコールレンジによって調整が必要)
※こちらはまた考え方が変わる可能性が、十分に有ります。
AOF 攻略考察メモ
AOF攻略のコツとしては、機械的にこのEV+の行為を積み重ねること。それ以上も以下もないのかなと。そして、ミスを多くしてくれる人と同卓することが、短期間で利益に繋がりやすい。
ただ、同じようなハンドレンジ表を持って多くの人がプレイするわけなので、結局はレーキが削られるだけのゲームにもなりやすい。リンプやポストフロップでのアクションが全くないため、スキル差という部分が削られている。相手がこういったEVの認識をしているかどうかは重要。
♠︎AOFで個人的に考えていること
♠︎理想のVPIP(ALL-IN %)は?
ALL-IN%のナッシュ観点の適正値は、28~33%程度になるかと思います。 ※JPテーブルでない場合
ここから大きくはみ出てくるとリークとなってくるかと。
(特に25%以下や、36%以上目安)
また、個々のレーキバックによっても適正なAll-IN%は変わってくるのでそこも考える余地があります。
※上記は間違ってる可能性あり、参考程度でお願いします
EV+0.01以上でプッシュ・コールした合計が33.2%くらいになるかと。ただし実際にはレーキを考慮してコールレンジを厳しくしたり、マルチで降りたりとか、そういう部分を含めるともう少し狭くなるのかなぁと。
25%以下は降りすぎでEVを棄損し、36%以上は入れすぎでEVを棄損していく感じかと思っています。(いずれも長期的にマイナス)
本当にうまいプレイヤーは、28~33%くらいの間で、卓のプレイヤーのレンジに応じて調整できる人だと思っています。
♠︎特別タイト&ルースなプレイヤーへの対処方法
上記でも触れているように、レンジの調整が必要になります。
特別タイトの目安:VPIP24%以下
特別ルースの目安:VPIP38%以上 としてみます。
基本的にはこうなるかと。ただし、注意点としては相手が自分のVPIPを逆手に取ってきたり、戦略を途中で変えてくるケース。
特にルースなスタッツを装って絞られると、通常通りのコールレンジがタフコールとなって多くドミネイトされる危険性が出てくる。
逆も然りで、タイトすぎるプレイヤーがスタッツより広くプッシュしてきて降ろされすぎる、など。
なのでスタッツに囚われすぎず、基準となるナッシュレンジから大きく逸脱しないというのが最も重要ですね。
♠︎2〜3人オールインの場合に被せるレンジは?(考察)
どれくらいで考えるべきだろうか。それぞれのレンジにもよっても当然変わる。以下は全員が平均的なレンジのプレイヤーの場合で想定。
これくらいでしょうか?難しいところです。1人でもガチガチなプレイヤーがいれば、そしてその人がわざわざ被せてるとしたら、さらに絞った方が良さそうです。
逆にマルチでJTsやT9sなどのミドルスーコネが非常に強くなるパターンもあるので、特にビンゴやJPなどがある場合だと、その辺りもコールを検討しても良いかと思います。
ここについては、他のツールでまたしっかりと検証してみたいと思います!
♠︎時給はどれくらい出る?
KKPOKERの場合は3面うちがMAXですので、32ドルテーブル(2/4)で、理想値ではありますが、時給2000円くらいは出る可能性があるようです。3面であれば時給6000円になることも?勿論ここは超分散するでしょうし、10万ハンド単位で打つ前提の話で、なんとも言えません。
さらに当然、相手プレイヤーに大きく依存するため、全員が同じレンジで売っていれば当然分散がそれだけ増えてEVも稼ぎにくくなりますし、レーキ負けになることも十分あるでしょう。相手のレンジと傾向を把握して、エクスプロイトできるかが重要になりますね。
♠︎バンクロール管理はどれくらいにすべき?
下振れれば、1卓で−20バイイン位になることは考えられますし、実際起こっています。1日中打つのであれば、30~40バイインくらい動くことも十分あり得ます。ですので個人的には、最低でも「バイイン額×40」は欲しいと思うところです。80ドルだしであれば、±3200ドルです。
また、その場合でも1日で全ての資金を溶かす可能性があるということを念頭に入れる必要があります。そう考えると、本当にメンタルを安定させて打つためには1日で最大負け20%程度を上限に設定すべきと考え、その場合で3200×5で15600ドル。「バイイン額×200」くらいが本当の意味では理想かもしれません。
最上位ステークスを打つのであれば本来、これくらい慎重に構えるべきだということになりますね。もちろん、なくしても入金する前提で打つ人や、もう少し負けを許容できる人、絶対に破産したくない人などなど、個人差は大きく出てくると思います。
♠︎メンタル管理のコツ
このゲームは本当に人によっては、メンタルを壊しかねません。一喜一憂する機会が毎ハンドのようにきますし、リバーでアウツ4枚を引かれたり、バッドビートを連続でくらうと、頭に血がのぼる感覚に襲われます。
私も最初こそ本当にストレスを溜めていましたが、以下のように工夫することで当初のストレスはほぼなくなりました。
①は結構おすすめ。見ても何もいいことはなく、結果も変わらないし、かかるのは余計なストレスのみ。ただ、相手がどんなハンドでオールインやコールをしたかは把握する必要があるので、それだけ確認したら別画面へ映します。その勝負で勝ったかどうか、今いくら勝ってる(負けてる)かについても把握する必要がないのでしません。1時間おきくらいになんとなくチェックしておくのはいいと思いますが、数分おきにチェックしても何もいいことはなく、その結果はすぐに変動します。
②は①に付随しますが、バンクロールに余裕を持たないと毎勝負ごとに結果が気になってしまいます。極端なくらい余裕を持ったバンクロールで挑むことをオススメします。
③は最も重要。長期的に+EVであると言えるからこそ、目先の結果を気にしなくて済む。そこの暗記や習得に最も力を注ぐべきで、迷ったら必ず結果を見るようにしています。「このポジションからオールインしたらどれくらいのEVなのか」を、その都度アプリでチェックして口で言えるようにする。また、相手のレンジやプレイ傾向を把握し、それに合わせて調整することは同じくらい大切だと言えます。
♠︎タイムテルに関して
AOFには右側に「ALL IN(常にコール)」ボタンがあり、手前の人が降りた後に次の人が即オールインのアクションになった時は、これを押していた可能性が高まる。後ろからのアクションを気にせずにプッシュできるハンドである可能性が高い(通常レンジよりも強い)ということが言えそう。この場合、通常よりもコールするハンドを絞る必要が出てきそう。
結構タイムテルは人によって顕著に出ていて、タイムバンクを使ったりギリギリで(悩んだフリをして)AAやAKなどのプレミアを入れてくる人もいます。逆に、弱いハンドほど素早くオールインを押してきたり。
この辺りは1つの相手の傾向として見ておくと良さそう。
♠︎プレイをやめる判断基準
①は特に、硬く上手いプレイヤーが左にきた時ですかね。単純に目に見える以上にEVを削られそうなので一度プレイをやめてもいいかと。
②はキャパオーバーもあるでしょう。特に3面うちはスピード感が相当早く、万全な状態でも早いと感じます。他のことはほぼ手につかなくなるので、ミスをしてしまったら、面数を減らす必要がありそう。
③は必ず一定間隔で起こりますし避けようがないですが、一度クールダウンしたほうが良い。オカルト的な思考(確率操作・この卓や相手は引かれる)等にも陥りやすいので危険。
④も同様に危険。崩落の入り口に繋がります。タフコールは当然ドミネイトされやすいし、思ってる以上に早いペースで減らす可能性も高まる。単純に-EVのことはやってはいけないってことですね。勿論、相手が異様にレンジが硬いとかであれば別ですが。
⑤は②に似てますが、寝落ちは単純に勿体無いので眠くなったらスッパリやめたほうがいいでしょう。
♠︎ビンゴ狙いについて
※現在、KKPOKERではビンゴは廃止されています。(理由として、組み打ちなどの不正が多発したことが大きいと言われている)
ビンゴを狙ってレンジを広くすることは、長期的に勝つことを厳しくする可能性が高いです。そこまでビンゴによる恩恵が大きくないのもありますし、特にコール側で、37oのような弱いハンドをビンゴカードがあるからとコールしていくのはやめておいた方が良い。
ただし、特定の状況ではビンゴ狙いが正当化されるかと思います。
また、ビンゴは50ゲームですが、残り30ゲームくらいまでプレイして全くビンゴが開いてない時は他の卓へ移動するという技や、ビンゴカードを1回プレイして確認し、ハイカードに寄っているものだけプレイするといった方法もあります。
まとめ
繰り返しにはなりますが、最後にAOFの注意点・気をつけるポイントを挙げておくと、とにかく分散が激しいこと。
80ドルステークスで1卓で-5000とかを見ることも十分ありますし、どんなに正しく打っていたとしてもそれは常に起こりうるということです。バンクロール管理を怠ったり甘く見ると、一瞬で破産してします。
また、全員が同じレンジで忠実にこなした場合、長期的にはレーキ負けとなる可能性が高いでしょう。(KKの場合はレーキは他のポーカーアプリよりは少なく、レーキバックは多いが)
そういう意味でも、AOFゲームへの理解力を高めた上で、しっかり相手を見極めてプレイする(エクスプロイトの技術をあげる)ことが何よりも重要になってきます。ただレンジ表通りにやってれば良いわけではない、ということですね。
というわけで色々と書いていきましたが、AoFについても今後随時また追記していきたいと思います。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございました!
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