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【体験談】コーチングを受けてみた。⑤


第5回目です。
この週、異常な歯の痛みを感じ、
あ、とうとうなってしまったか…(虫歯)

と意を決して歯医者に行ったところ、


「あ!歯ぎしりですね!」

と先生より一言。

「は…歯ぎしりですか…」

「寝てる間とか気づかない間にめっちゃ噛みしめてますね!

エナメルすり減って神経が出てきてます。
虫歯じゃなくて自傷行為なので治療しようがないです」

おぉ…自傷行為というパワーワード…

マウスピースつけるか、ひどければ神経抜くか、らしいけど、とりあえず寝てる間だけマウスピースをつけることにしてみた。

ということをコーチング冒頭でシェアし、

「『歯も自分もすり減らさない』をテーマにこれからはやっていこうと思います!」と発信。

苦笑いするコーチHiroさん。

「確かに身体からのサインだと思います。『我慢を手放してもいい』というメッセージかと。頑張らなければ、我慢しなければという思いを少しずつ手放せるといいですね。」

この週は引き続き「人生で納得できずにいること、消化できずにいること」の掘り下げ、その中でも気づいた共通点「みんなができていることができなかった(手に入らなかった)ことを掘り下げた」

帝王切開になってしまった、男の子しか授からなかった、両親が離婚した・・

その事象についてどんな感情があるかを丁寧に聞いてくれた。

うーん…

悲しい、無力、悔しい…

その時一つのワードが浮かんだ

「惨め…ですかね。」

この言葉がいちばんしっくりきた。

Hiroさんもそこに気づいたのだろう。

「ではこのときの思いを感情開放しましょう!」

出た。でも今日は化粧薄めだからばっちこいやで!

という考えがよぎりつつ、この日も「感情開放」スタート。

前回ほどは涙は出なかったが(一般的に見たら号泣の部類)、この日もコーチHiroさんは丁寧に感情をなぞっていった。

私が発信した言葉を復唱し、言い換え、感情を増幅させてくれた。

自分を抱きしめ、最後に「あ〜スッキリした」と一言。

これはインナーチャイルドへのアプローチになるらしい。

インナーチャイルドの話は聞いたことがあったけれど、自分に関係があるとは思っていなかった。いろんな心理学系の本を読んで学んだ気になっていたけれど、実際に対話する中で生まれてくるものって、影響が大きいなと改めて感じた経験だった。

だからだろうか、この日は母についての思いも聞かれた。

「お母さん好きですか?」

う〜ん…答えに詰まった。子供のときはたしかに大好きだった。

しかし私に子供(孫)が生まれてから、孫への執着なのか(孫の中に娘や息子を見ているのか)、私が改めて自分を離れて別の家庭を作っていると実感したことへの寂しさからなのか、感情の振れ幅や一方的な行動・言動が増え、孫の世話などでは助かっていると思う一方、ちょっと面倒に感じているのも事実だった。簡単に言えば、うちの家庭への干渉がひどい。

必要ないと言っているものを送ってくる。と、ここまではよくある家庭の話だと思うが、毎週のように送ってくるのだ。それも洋服など小さなものから、洋服を入れるタンスや子供用の椅子まで場所を取るから相談してほしいようなものまで購入する。「相談してほしい」と伝えても「悪者扱いされた!」と被害者になり「私なんていないほうがいい!」と言ってくるので正直かなり扱いに困った。なにより夫の母に対する印象が悪くなるので、それも避けたかった。

…というような話をしたところ、

「そうなんですね。…お母さんに好きだと伝えてみてはどうですか?」

と一言。かなり心が抵抗を示しているのを感じた。一方で母の言動や行動は怒りの1次感情として「寂しい」があるんだろうなとはなんとなく感じていた。でも子供のときに大いに振り回された(別居・離婚、プラス実は説明もなく当時の彼氏を連れてきたりしていた)ことがしこりとなっていて表面上はやりとりしていても許せていない自分もいた。

「そうですね。考えてみます。」

そう答えることで精一杯だった。

そしてこの日次回やることとして言われたのは、

・私の現在の思考の癖を読み解くヒントとなるお話をしたいと思います

とのこと。事前準備はいらないとのことだったが。

それでは次回!



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