【体験談】コーチングを受けてみた⑦
この日はHiroさんの都合もあって朝8:30からスタート。
「今週一週間振り返ってどうでしたか?」
私はその週の月曜日に起こったことを話した。
簡単に言うと、契約目前だったのに予期せぬ先方の心変わりで失注し、それによって社内関係者からクレームをもらったという話。
その際に『感情の開放(※第5・6回参照)』をやたけどうまくいかなかったという話をした。
「ネガティブな感情が逆に増幅されてしまって、やったあともどんどん悲しい気持ちが出てきてしまいました。多分‥お酒飲んでたからよくなかったのかな(笑)」
Hiroさん「そうだったんですね。お母さんに対しては最近どうですか?」
私「最近はだいぶ許せたというか、母もさみしかったんだなと思えるようになって優しい気持ちが持てるようになっています。だから母に対しての『感情の開放』はうまくいったんだと思います。」
そこからは仕事に対しての感情を深堀された。
「今の仕事の役割というか、このポジションに求められる最大のミッションが自分にとって苦しい、苦手なことであることに改めて気づいてしまいました。
やっぱり向いていないと思う。今まで職場のみんなと一緒に頑張ってきたからごまかしごまかしやってきたけどリモートになって改めて実感しました。」
そんな気持ちをとうとうと話した。
私が理解する今の仕事のミッションは顧客の心変わりを予期して防ぐこと。
でも正直、人と一定の距離を保ちたい自分にはそれが辛かった。
そしてそれに失敗して責められることも。
「…このままやめてもいいと思っていますか?」
痛いところを突かれた。確かに復職してからは目立った成果が出せていない。なんとなくやり切った感じがないまま、ずっと不完全燃焼で来ている状態だった。それならやめてしまったほうがいいのか・・
だからHiroさんに思い切って伝えた。
「今週1週間だけ全力でやってみます。1週間なら何とか頑張れるかも。」
突き詰めて考えたら、私がしんどいと思っているのは、社内や社外からのクレームや批判・評価だった。でも『他人の評価=私の評価』ではない。私の価値は私が決めていい。クレームだってその人から見たらそう見えただけだし、もっと言ったらクレーム言っている人も誰かからの攻撃(や批判)を恐れてこちらへ不満をぶつけているだけで、その人だって傷ついているのかもしれない。それならそれを受け止めてあげることもGIVEなんじゃないかな。
(と言いつつ、本当にそういう場になったら、冷静にこんなこと思えないけど)
そしてそんな話をしていたら、私は嫌なこと、やりたくないことでがんじがらめになっているなと気付いて、そのことを話した。
Hiroさんは「では、やりたくないことを書き出してみましょうか。あと今週1週間全力で頑張るうえで、何をやるか、教えてください。
それからやりたくないことリストも作ってシェアしてもらえますか?」
結局この日は1週間の振り返りだけで終わってしまった。(本来は別のことをやるつもりだったらしい)
そして最後にこう言われた。
「このコーチングも残り4回です。この4回で何をやりますか?」
私は最初に話した「仕事を楽しめる状態になりたい」がまだ達成できていない、それをやりたいと話した。
そしてこれからの4週間で以下をやることを決めた。
①前半の2週間:やりたくないことの手放し、本質的な弱みの洗い出し、感情開放の実践
②後半の2週間:仕事を心から楽しむための具体的実行プランの実践
最後に今日のセッションを振り返ってその日は終わった。
ずっと新人の時から思っていたけど、蓋をしてきた(周囲に励まされたり愚痴ったりして何とかやり過ごしてきた部分)を吐き出せて新鮮な気持ちだった。
間違いなく、膿が出てきていた。さあ4月だ。