漫画「メンタル強め美女白川さん」から学ぶ、「I'm OK, you're OK」
最近、巷で話題の「メンタル強め美女白川さん」を読みました。
白川さんはその美しさと分け隔てなく向ける愛嬌ゆえに、ときに同性から、ときに「作り込んだ美人が嫌い」と異性から、妬みややっかみを受けます。
でも彼女はそんなことはお構いなしに自分を信じ、自分の道を進むのです。
と、最初は「う〜んただの世渡りベタでは?(空気読めないぶりっ子)では?」という印象をもってしまったのですが、
読み進めていく中で、その考えは間違っていたと気づきました。
昨今飛び交う「自己肯定感」というワード。
彼女は自分も肯定しますが、他人も肯定するのです。(※「共感」「同調」ではなく、あくまで「肯定」。)
そのことが表れているのがこちら。
そう、「私もキレイ、あの子もキレイ」なんです!ピースフル!
さらにこのエピソード。
誰かの評判を下げたからって自分の美しさが増すわけじゃないのに
「私もキレイ」「あの子もキレイ」でいいじゃん
このセリフはハッとさせられました。
これは外見の話ですが、もっといろんな場面、例えば「あいつは仕事できない」とか「○○さんって空気読めないよね」とか「話面白くないよね」とかそういうワードが出るときって、その裏には
「自分はそうじゃない」
というメッセージが隠れてると思うんですよね。だから誰かを批判するときは、その人よりできている自分を確認したい意図がある気がしていて。
でも自分がそうじゃないことを証明する必要ってあるのかな?って話なんですよ。
アサーティブコミュニケーションという、相手も自分も尊重するコミュニケーション手法をご存知ですか?
そのなかで「I'm OK,you're OK」という相手の意見も自分の意見も肯定する考え方があるんですが、白川さんは「意見」に対してではなくて「存在」に対しての「I'm OK,you're OK」なんです。
この話を読んでから、ついつい人に対して批判的な気持ちが向きそうになるとき、「いやいや、でもあの人はこういういいところはあるよね」とか「この部分だけで評価してはいけない」と思うようになりました。
他人に対してかける言葉(行動)は自分に対しての言葉(行動)とも言いますしね。
「あの人もだめじゃないし、私もだめじゃない」
改めて、他人との比較ではなく、どんなときでも自分の価値を認めてあげたいと思った次第でした。