外来看護師のひとりごと17
みなさんこんにちは。
こうりです。
今日は検査説明について、綴らせていただきます。
難しくてわからん こんなの覚えられない!
検査って、本当、色々なものがありますよね。
CTやら、MRI、胃カメラ、大腸カメラ、骨シンチ、
エコーに心電図、呼吸機能…
まだまだあります。
その診療科に特化した検査を含めば、いったいいくつになるのか私も想像できません。
検査の説明は看護師やメディカルセクレタリーなどが行いますが、絶対看護師で説明が必要な検査があります。
それは大腸カメラです。
なぜなら面倒くさいからです(笑)
前処置がいろいろあるんですね。
それを説明するのが大変なんです。
今は高齢社会で患者は65歳以上の方がほとんどです。
しかも一度にたくさんの説明を聞かなきゃならないので、患者は覚えられない、ちょっと待って、もう一回言ってとなってしまうのです。
では大腸カメラの検査の説明を掻い摘んでお伝えしましょう。
1 2日前から食門繊維の多い食品を控える。
海藻やゴボウ、こんにゃく、キノコ類など。
2 前日21時から食事禁止。21時に下剤を飲む。
3 当日6時に検査の薬と普段飲んでいる薬を飲む。ただし、糖尿病の薬を
飲んでいる場合は休薬となる。
4 当日7時から大腸洗浄薬を飲む。それも自分で作らなきゃならない。
飲み方も15分かけてコップ一杯の大腸洗浄薬を飲み、また15分かけてコ
ップ一杯の大腸洗浄薬を飲み、その後コップ一杯の水を飲む。
これを便が透明になるまで繰り返す。
5 血液がサラサラになる薬を飲んでいる場合は数日前から休薬となる。
どうでしょう。
こう書くと、なんだそんなもんかと思われるかもしれませんが
これを覚えるのが難しい。
30分以上説明にかかる場合もあります。
結局、自宅では飲めなくて、病院で飲むことになる場合もあります。
前処置できれいにならなかった場合、浣腸をかける場合もあります。
面倒くさい検査はほかにもありますが、時間がかかるのはこれかなと思います。
いかがでしたか。
今日は大腸カメラの前処置についてお話ししました。
また、読んでいただけると嬉しいです。