外来看護師のひとりごと35 ナイチンゲール誓詞って知ってます?
みなさんこんにちは。
紅里です。
今日はナイチンゲール誓詞について綴らせていただきます。
看護師ならば100%知っているこれ、何かわかりますか?
いわゆる倫理綱領なのですが、内容は以下の通りです。
これ、ナイチンゲール誓詞という名前ですが、実は作ったのはナイチンゲールではありません。
アメリカの委員会がナイチンゲールの功績をたたえて作ったもので、
そしてこのことをナイチンゲールは知らなかったと言われています。
知ってからもあまり快く思っていなかったそうです。
しかし現在までその精神は受け継がれており戴帽式にはほとんどの学校で朗読します。(戴帽式とはナースキャップをいただく儀式です。)
もちろん、暗記して。
当時20代の私の頭をもってしても3行くらいしか暗記できず、あとは口パクしたのを覚えています(笑)
今はコロナ禍なので朗読しているかどうかはわかりませんが、しかし何十年と続いているこの行事。
しかも全国規模。
すごいですよね。
ナースキャップが廃止されて、戴帽式ではなく戴灯式になっている学校もあると聞きますが、伝統や、精神的な意味合いで続けている学校も多いとのことです。
戴帽式の内容としてはナースキャップをいただき、ろうそくを持っているナイチンゲールの像から火をキャンドルに移し、ナイチンゲール誓詞を朗読する、大まかにこんな感じだと思います。
キャンドルはクリミア戦争でナイチンゲールがろうそくを持って見回りをしたことからきているそうです。
ナイチンゲール誓詞は最初の1行くらいしか覚えていませんが、戴帽式のことは今でも覚えています。
あまり看護に希望をもっていなかった私ですら覚えているのですから、
看護師を目指すものにとっては忘れられない儀式なんだろうなと思います。
いかがでしたか。
では今日はこれで失礼します。
また読んでいただけると嬉しいです。
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