信乃アルボのアマプラオススメ無料映画シリーズ『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』
はじめに
MTGAだけのおっさんかと思いましたかね! 映画のレビューもするよ!
※画像は資料を見ずに書いたドラ一行です。
基本的には、MTGAしかり、映画しかり、自分が夢中になったモノをジャンル問わず紹介していきます。
僕、なんかこう、自分が好きなものを早口で喋りまくる人の話を聞くの大好きなんですね。例えそれが自分が興味の無いジャンルだったとしても、好きな気持ちが伝わってくるのって嬉しいじゃないですか。
そういう記事が書ければいいなと思います。書けるといいなぁ。
で、何かをオススメするにしても、そこにお金がかかると二の足踏んでしまうと思うんです、そこで今回紹介するのは、アマゾンプライムで現在(2020年6月段階)無料で公開されている映画をご紹介します。
……多分、アマゾンプライムには入ってると思うんです。あれはもう、金持ちが道楽で作ってる最強サービスなので……入ってなかったら、是非とも無料キャンペーンでご入会ください。どうもアマゾンの回し者です。
今回ご紹介するのはこちら!
新ドラの日本誕生のやーつ!
※「リメイク版と比較して~」というお話は今回はありません。あくまで単体作品としてのお話をします。
※あと、紹介と言っておいてゴリゴリにネタバレをしているので『あ、これは面白そうだな』って思ったらすぐに観始めて、見終わったらまた来てください。
あらすじ。
なんか、思い出せないけど……のび太スネ夫しずかジャイアンが同時にイヤな事があって、同時に家出をすることになりまして。
そいで、あの土管の空き地とか、裏山にドラ道具を使って家を建設して、家出じゃー! とか言ってたんですけど、まぁ当然、その土地の権利者に追い出されてしまいまして。
NOBI「まだ誰のモノにもなっていない土地が欲しい」
DORA「じゃあ過去やね」
という流れで、過去にいって、過去の日本で土地を耕し、自分達の国を作ろうというお話。
雑に言うと、過去の日本でマインクラフトする話。
※詳細なあらすじは商品ページで見てください。
こう書くと、小学生が好きな要素ぶち込み祭りでめっちゃ面白そうですね。実際そうだったし。
一番面白いのが、日本でのマインクラフトパート
スネお→畑を作って食事をどうにかする
ジャイアン→整地して住居を作る
しずか→花を植える
NOBI→クリーチャー変容させてキメラ作成(!?!?!?)
基本、何かを作るのって楽しいじゃないですか。人間の根源的な欲求をドラ道具がうまい事カタチにしてくれて、みんなイキイキと自分達の国を作っていく。
まぁ、ドラ道具がチート過ぎて特に苦労とかは無いんです。だって『畑にカツ丼の種を置いておいたらカツ丼が生えてくる』ので。(てかそうなると、22世紀には食糧問題って解決してんだよな……)
水道管ホース! みたいなものをつなぐだけで何故か水が湧いてくるので。
完全な偏見で話しますけど、『異世界転生モノの生産職で無双するターンって楽しい』じゃないですか。あれがじっくりと描写されるからめちゃくちゃ気持ちいいんですよね。
素敵な道具で、順風満帆に日本が作られていく……こんなもん面白くないはずがないんですよね。あそこだけ何回でも繰り返しで見たい。
そして、現れるギガゾンビ
まぁ、流石にそれだけでは映画にならないので、過去の原始人っぽい日本人が現れます。
どうやら、なんか『不思議な力を持ったネクロマンサー』が、原始人を奴隷にしてるみたいなんですね。
こりゃきな臭いぞ、って思ったらDORAより強い23世紀の未来人が、過去にタイムスリップして『23世紀の技術で過去の日本に国作ってみたら思いの他無双できたんだが? ~ギガゾンビってのも照れ臭いな~』っていうなろう展開だったんです(偏見しかない
それで、なんやかんやありつつ、NOBIはギガゾンビを倒すんやで~ってお話です。
親と子
この作品には、複数のテーマが含まれています。
分かりやすいのが、親子愛でしょうか。
冒頭、のび太は(ミサトさんみたいな声をした)のび太ママとケンカするみたいに家出します。
んで、のび太は過去の日本で変容クリーチャーをという生物を生み出し、そこで一部ながらも、『親』の気持ちを理解し、冒険(家出)を終えて家に戻ってくると、自然とのび太ママと和解しているんですね。
これは観た人は分かると思うんですが、生み出した生き物たちは、とても可愛らしく、愛しく描写されています、あの3匹は大好きです。
だからのび太の感情にリンク出来るし、まぁボロボロに泣きましたよね。
うまいのが、のび太ママだって全然完璧な親っぽく描写されてないんですよね、迷って悩んで、心配して、躊躇いながらも、別に一緒に冒険するわけでもないから、待つしかないわけで。
現実でも大体においてそうじゃないですか、どう頑張っても子供より長生きなんてできないし。見守る事しかできない。
だからこそ、あの、一番最後の……のび太が帰ってきて、ほんの少しの成長を見せた時の、あの、のび太ママの一言。(極大感情
ラストシーン、映画の最後の一言、この映画はあの一言の為にあったといっても過言じゃないと思います。声優さんの演技もえげつなくいいです。
冒険に行って、帰ってくる。すると僕は少しだけ成長していた。
おそらく全てのジュブナイルの基本で、超絶的な王道が真正面から描かれており、そんなもん泣くしかないんだよな、みたいなクソデカ感情を覚えました。
技術と創意工夫
もう一つのテーマは、上記のようなものでしょうか。
ギガゾンビってマジでしょーもないんですよね。『23世紀の技術を使ってタイムスリップして、奴隷を使って俺の国を作ろう』って、もう本当に、お前さ……
言ってしまえば、未来技術という一足飛びの、何の積み上げも無い空虚な力でただただ無双してるだけなんですよね。
ただ、まぁ強い。大体2回ぐらい戦うんですけど、一回目はドラニキもボッコボコ。全く歯が立ちません。
それで2回戦目、22世紀と23世紀の圧倒的技術の差に対し、どう対処するのか……? と思ってると、滅茶苦茶かっこいい熱い展開で倒してくれました。
割とMCラップバトルでの勝利感はあるんですが、古今東西どんなバトルものでも、実力差、能力差なんてどうでもよくて、その場で言い負かされていたら負けですよねって話。
その『言い負かされ感』がとってもよくって。ギガゾンビはまじで反論の余地も無いぐらいの完全敗北なので、そこがめちゃくちゃ気持ちよかった。
ギガゾンビの『過去』に対し向けられた、理不尽とも呼べるニセモノの技術。
その場その時代の人間が、少しでも良い『未来』を歩む為に編み出して磨き上げたホンモノの技術。
そんなもの、結果なんて最初から分かってた事なんだァアアアア!!!!(極大感情
それに気づけたから、きっとドラ一行も過去の日本と別れる事ができたんじゃないかなって思います。自分で作った愛着のある住処も、畑も、花も、やっぱりドラ道具によるものなわけで。
授けられたモノではなく、自ら選び取って学んだモノがホンモノだという事に気づいたのなら……というのは流石に説教が過ぎるか。
とにかく、ギガゾンビの最終決戦はマジで盛り上がります。
そっから畳みかけるように別れのシーンがあるもんだから……序盤はマイクラで楽しめるし、終盤はドラマの連続だし、マジで面白くない時間帯が全然ないので、1時間40分全部面白いです。
こんなもん、是非みるしかない。
是非とも、アマプラで無料なので見てみてね!