HELLO WORLDとかいうエロゲー【映画感想】
最初に
どうも、未だにパチンコ雑誌の最後の方のエッチな広告で興奮する信乃アルボです。
HELLO WORLDって映画がアマゾンプライムで無料で観れるのですが(正確には年会費を払えば)鑑賞後「ああこれはもうエロゲーですね」ってなったので、エロゲーが大好きな人に向けて記事をリリースしたいと思いました。はいそうです、何でもエロゲーに結びつけるカスです。
精々1時間半程度なので、とりあえず観てみる事をお勧めします。
【視聴はこちらから】
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B085KS9SVF/ref=atv_hm_hom_1_c_NUlI6E_3_1
【予告編】
あらすじ
ヘタレ主人公「直美」の所に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミが突然現れる。
「上手い事やったらあの無口系クール美少女とHシーンいけんべ」
「マジすか」
「んで、10年後の俺にはこれから起こる事が示したノートがあるんや」
「マジすか」
「このノートの通りに恋愛するんや!! セックス!!!!」
「セックス!!!!!!!!!!!」
だいたいこんな感じの導入で物語が始まります。要点を極限まで絞ったらこんな感じですね。
………………っていうのが前半ジャスト50分の流れで、その後はなんかこうすっげぇSFが始まります。それはそれで面白かったりするのですが、僕は前半50分の流れがもう少し見たかった。マジでエロゲーだったので。
予告編で「ラスト1秒でひっくり返る」と書いておりますが、僕的には
「………………………………するってーと? ん? どゆこと? あっ……なる……ほど……? ん……? あー…………そういう事か……な……? え、でもだったらアレって……いや、まぁいいか」
ぐらいのひっくり返りっぷりでした。
「ああ、ああ~!! ああ~~~!!! なるほどなるほど!!!ああ、ああ~~~~!!!なるほどーーーー!!!!!」
とはなりませんでした。残念。
キャラクター紹介『一行瑠璃』
※画像は予告編からの切り抜きです。
こちらがヒロインの一行瑠璃さん。
超かわいい(かわいい)素敵。好き。
声がまたいいんだ。声優さんじゃないので素朴さが際立つ感じで。
ただ、あくまでも「声質が好き」ってだけだし、もう本編観終わった後だと、「あの声以外だとニセモノ」になっていしまうので……という評価にはなってしまいますが。
もっとなんか、とても素敵な演技ができるバキバキの声優さんだったほうが良いものになったような気がします。
僕は声優さんが「素朴さ」を演じた方がクオリティが上がると信じているタイプです。
声優さんが全部分かったうえで素朴に演じる演技>声優さんじゃない人の素朴な演技
だと、僕は思っています。声優さんはマジで凄いんだから。
なんていうか、「ハウルのキムタク」とかは褒められる傾向にあるんですけれどじゃあその人は「ソフィーの倍賞千恵子」は認められるかって言うと、やっぱしんどかったとは思うんです……
やっぱり声を張るところとか、感情が剥き出しのパートに関しては、ハウルもそんなに上手ではないというか、やっぱプロの声優さんのほうが上手だと思うんですよね。
うーん、やっぱり「言の葉の庭での花澤さんの演技」って、あれはもう絶対に声優さんしかできない名演だと思うし、なんでちゃんとした声優さん使わないんだろう。トップクリエイターの考えてることは分かりません。
アニメ作っておいて、リアリティが云々って、うーん。俺にはよく分んない。
とまぁぐちぐち言いましたが、一行瑠璃さんは大好きです。
いちいち表情指定が可愛いというか、仕草萌えと言うか。
これエロゲーでいたらまず間違いなくぶち抜けて人気投票一位の完成された不愛想クーデレキャラクターだと思うんですね。というかエロゲーで出してくれ、頼む。買うから。
キャラクター紹介『堅書直実』
主人公もええやつです。10年前主人公君。
ヒロインに対して真っ直ぐで、行動的ないい感じの主人公です。常に正解を出し続けるタイプではないけれど。
まぁ、シナリオ自体が「主人公君ではどうする事もできない事情」が多過ぎて、与えられた手札だけでどうにかするシーンしかないので、主体性っていうのは難しかったかもしれない。
それでもなんとか頑張って、ハッピーエンドまで足掻き続ける事ができる主人公君は素敵だと思います。
キャラクター紹介『カタガキナオミ』
十年後の主人公君。
メンタルクソ雑魚のアーチャーって言えばいいのでしょうか。そんな感じ。
女の腐ったような諦めの悪さと(ポリコレが家を出た)「お前そんな事して本当に幸せになれるとでも思ってんのか」っていう細い可能性を手繰り続ける、どうしようもない男。
うーん、正確にはこいつが主人公ですね!
何が何でも大切な人を助ける為にずっと諦めなかった、手段を選ばなかった……選べなかった哀れな男。
前半50分の頼れるアニキっぷりはマジで好きで、というか、まぁ、やっぱり俺はこういうクソダサい主人公が大好きなんだなぁという。
あと、色んな登場キャラクターいますけれど、名前を覚えるのは上記三名で全然事足りちゃうので、割愛。
ざっくりとした話の流れ。
こんな感じのノートがあるので、主人公君が未来の主人公君からレクチャーを受けつつ、Hシーンの為に邁進します。
これが実に、ループ物のエロゲーっぽくて実に好き。エロゲーマーなら「ああ……これこれ……こういうの……」ってなると思います。
(いや、実際はその、めっちゃダイジェストなんですけど、おいしいイベントはちゃんとじっくりやってくれているので……)
ま、当然、未来から主人公君が来るって事は「このタイミングでヒロインがヤバい」状態になるってお約束がありまして。
そのヤバいタイミングの為に、主人公君は修業を行うのです……まぁ、細かい事は置いておいて「ハガレンの錬金術のすごい版」とざっくり解釈して頂ければ。
この修行の描写もわくわくするんですよね。攻略ヒロインに対して盲目的に頑張る主人公がいたりして、それを見るのもすごく楽しい。
あと、やっぱりこれが実写だとだいぶしんどいと思うのですが、
こういうアニメ3D調の表現が、「3Dのいいところ」 「2Dのいいところ」のいいとこどりで、すっごく親しみやすいんですよね。
この技術を見るだけでも、この映画を見る価値ありかも。
というかこのフォーマットでいいんでガンガン映画撮ってほしいなぁ……
ごめんなさい、セカイ系っていう定義を100%把握している訳ではないのでご容赦くださいって感じなのですが、まぁセカイ系なのかと思います。
2005年ぐらいのエロゲー感。
それが僕にすごく、ぐさぐさっと来るんですよね。やっぱりその、男の子なら誰しも「あの子がいない世界なんて……壊れてしまえばいいんだ!!!」って叫びながらめちゃくちゃに自転車漕いだり、走ったりしたいですよね……したくない?
そうです、僕はめちゃくちゃ天気の子が好きなんですよね。
めちゃくちゃにヒロインを助ける為に頑張るお話
タイムリープっぽい雰囲気を味わえるお話
とにかくクーデレ一行瑠璃さんが可愛いお話
ぷちどんでん返しを味わいたい人向けのお話
っという感じなので、大体のエロゲーユーザーにはハマるんじゃないかなっていう映画なので、是非とも未視聴の人は見る事をお勧めします! 短いのでサクッと見れるしね!
エロゲーみたいな拙作『ラブコメできるギリの年齢』もよろしくお願いしまぁす!
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