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機材紹介 momose MJM1-BP/NJ 3TS

どうも、お疲れ様です。今日は自分が今メインで使ってるギターを紹介します。改造点とかも色々あるから役に立ったら嬉しいね。

大まかなスペック


楽器店にて。もうこの時点でいい。

ボディ アルダー、ネック メイプル、指板 ローズウッド。

トラディショナルなジャズマスターです。ブリッジもネジをぶった切ったやつだしヘッドは今生産されないフェンダーヘッド。
オマケにブロックインレイとバインディングの66年仕様。ずっとこの見た目を探していた僕としては感動ものでした。同じ仕様のジャガーも置いてあったけど当時はジャズマスター一辺倒だったなぁ……。新品特価でもありましたし。

塗装はトップラッカー。トラディショナルな、モモセって感じです。ほんとに。

改造点

retrotone brass saddle

金色の見た目のブリッジ。かっこいいすね。

買って1週間以内に改造した点。まあ買う前からオリジナルブリッジの悪評は聞いていたのでね。交換したんですよ。した、したはいいんだけど……

音、丸くなりすぎ

扱いやすくはなったんすよ。ただジャズマスターの音ではなかった。普通に良いギターという印象。自分のニーズにはあってなかったですね。

BUZZ STOP BAR

オリジナルブリッジにも戻してます

バンドのデモ作りから気になっていた録音時の共振音。これもジャズマスあるあるなんですが、ブリッジとトレモロユニットの間で共振しちゃって「キーン」みたいな音が鳴るんですよ。そうすると音源も使い物にならなくなるのでそれを止めるために試行錯誤しました。

フレットラップつけたりもしたんですけどなんか音丸くなっちゃってすぐボロボロになるので本レコーディング前にバズストップバーにしました。これにするとサスティーンの伸び方が変わります。

つけてないと「ターーーーン」という音が伸びてる、みたいな感覚ですが

つけると「タンーーーー」という音が伸びない代わりに余韻が残るような感覚になります。

最終的なサスティーンの長さは大して変わらないけどテンション感も上がるし音は明確に変化します。かき鳴らす系のバッキングには相性がとてもいいです。

また、弦落ち対策としても優秀です。安心感凄いです。

ハイパスコンデンサーの排除

ここで電装系の改造も。モモセのギターの特徴として、「ハイパスコンデンサー」なるものがデフォルトでついてます。これはなんぞや?という人に説明すると、ボリュームを操作したりした時高音が失われないようにするもの。これ結構便利で、ギター側のボリュームで音色を変化させたい人はマジで重宝するらしいです。

もちろん欠点もあります。全体的に高音を失われないようにするため、音が細く、高音寄りになってしまうんですね。これがジャズマスターととことん相性が悪い。そもそも高音がキンキン鳴るギターなのでね、音作りもしにくくなるんですよ。個人的な意見ですがジャズマスターってフルテンで掻き鳴らしてなんぼだと思ってるのでハイパスの旨みがないんですよ。だから外しました。

結果として音に迫力が出るようになったのはもちろん、エフェクターののり具合がハチャメチャに良くなりました。音作りがしやすいし大満足です。

retrotone steel saddle

見た目の変化も少なく好みです

オリジナルブリッジにして弾くこと約1年。2弦が異常に切れやすくなってブリッジの死をさとりました。欠陥ブリッジとはよく言ったもの、壊れやすいのは知りませんでした。まあ弦間ピッチを勝手に変えれるのでそれも要因の一つだったのかな……。

とにかくブリッジが終わったので交換しました。前のブラスサドルはな……マスタリーに行くにはお金もないしあれも素材ブラスだし……と思いこのスチールサドルに行き着きました。オリジナルブリッジの音すごい好きだったのでなるべく変わらないでくれ……の思い。
つけた感想としては、

「少し丸くなったが許容範囲内、それ以上に色んなメリットあって優勝」

たしかに丸くはなったけどブラスほどではないし、割と違和感はなかったです。それ以上に良かった点として、以前はハイが強く耳に痛かったクリーンが気持ちよく弾けるように。ジャズマスターとして出せる範囲が広がったような効果でした。ピッキングした時の安定感も凄いです。

終わりに

ここまで振り返って、やっぱりジャズマスターって隣で続けてくれるギターだな、と思いました。大人になってもあの頃を思い出させてくれる、そんな愛機。これからも俺の隣でその切れ味でいてほしいです。

2024/9/3 深夜の人

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