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ワンマスター改造記

よう、みんな。深夜の人だよ。
今日はうちの機材、ワンマスターの改造記。なんやかんやで今の手持ちの中で1番良い音がするこいつなんだが割と紆余曲折あったんですよ。

みんなの飽くなき改造魂に捧ぐ。

ワンマスターって何?

ワンマスターとはこういうギター。

ストラトボディにジャズマス用のピックアップを1発乗せたシンプルなギター。取り付け位置がセンターピックアップとリアピックアップの中間で、1番音抜けが良いようにデザインしたとのこと。
改造自体は東京にあるアストロノーツギターさんという工房でやってます。ストラト持っていくと1~2週間位で完成。ピックガードの色とか細かく調整できますよ。

これが元機体

ワンマスター化の注意点

当方ワンマスターを作るきっかけがありまして。

当時ジャズマスに憧れを抱いていた深夜少年はストラトの音の「コレジャナイ感」にすごく悩んでました。どうにか出来ぬものか、そこでジャズマスのピックアップを載せられるワンマスターに手を伸ばしたのです。

しかし、出来た当初はあまり使っていませんでした。それがこの改造の注意点。

1.ジャズマスの音はしない

当然このギターはジャズマスではないのでジャズマスの音はしません。ワンマスター独自の音になります。まじで独特です。好み分かれると思う。

2.「単体」だと良さがわかりにくい

これは個人の感想ですが、ワンマスター単体では弾いてても独特な音であるだけで特別気持ちいいとかそういう訳ではありません。

これが当初使ってなかった理由。ギター単体で見た時にこいつは「クセのあるやつ」みたいなイメージでした。

しかし、DTMやバンドをやって気づいたんです。

このギター、オケ馴染みがすごい。

そう、バンドサウンドに混ぜてみると丁度いい抜け感ですんごい気持ち良いんです。まじで音が良い。リードもバッキングも綺麗にこなしてくれる優等生に早変わり。僕もびっくりしました最初!

改造点

ブリッジ…クルーソンのスチールサドル、スチールブロックトレモロ

ブリッジ交換後

改造元のフェルナンデスのストラトは70年製のコピーだったため、サドルが亜鉛ダイキャストだったんですよ。これの音が気に入らず交換。クルーソンってとこのブリッジにしました。トレモロユニットにしては安めだった印象。

交換後はすごく使いやすい音になりました。スチールなのでアタックが早く、サスティンも向上。70年製モデルはこういう弱点さえどうにかすればマジで化けると思います。

リフレット

買ったのが中古なもんでフレットがすぐにダメになったこの子。ステンレスフレットに変えてます。

その時トラスロッドが限界でどこの店でも「ネック交換かな…」と言われてました。

しかし、東京にある松下工房に持っていくと、「ネックを削ってみよう」と言われ、1~2週間後…

トラスロッドに余裕ありの状態になりました。

いや、ほんまびっくりよ。技術高すぎでしょ。それでフレットはステンレスに打ち替え、ネック塗装はラッカーに変更。最高のコンディションになったわけです。まじでありがとうございました。

フロントピックアップ増設

さて、このワンマスター。良い感じになってきたのですが僕的にはフロントの音も使うな…ということで汎用性を高めるため更なる改造。フロントピックアップ増設です。

かっこいい。

フロントにはジャガーのピックアップを載せました。オルタナティブロックが大好きなのでそういう音が出るようなイメージでやってます。

ワンマスターにはピックアップセレクターは付けられない代わりにボリュームorトーンを増設できるよう設計されているので私は2ボリューム化しました。何を考えていたんだ私は。

結果的にはとても満足してます。フロントの音も死ぬほど良いです。僕はリードで使うことが多いかな、フロントは。太く金属質な音がとても癖。

総評

というわけで、ワンマスターの改造記でした。

結論、使えてないストラトがある人や音抜けが良いギター欲しいなって人にはめっちゃオススメです。バンドや作曲者の人重宝すると思う。工房でやってくれるから初心者でも安心。

という感じ。それではみなさん、良きギターライフを。

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