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PRS SE改造記

どうも、深夜です。
今回は家で2番目の古株、PRS SEの改造の遍歴を記録しようかと思います。とにかく色々改造したので長くなりそうだけど許してクレメンス。

というわけで、いきましょう

出会い~基本スペック~

初々しい。もう全て懐かし。

ギターを始めて1年、バッカスユニバースのテレキャスに弾きにくさを感じ、更に上達するために色々探してた時期。
誕生日ということもあり、近くのハードオフにて一目惚れして購入。

PRS SE custom24の韓国製モデル。最近のはインドネシア製になったので今となっては珍しい子です。中古で4万前後。フルオリジナルで状態も綺麗でした。

「ここから俺のギターライフが始まるんじゃ!」

と意気込んでました。

①ブリッジサドル(メーカー不明)

最初にぶち当たった壁はまさかのブリッジ。引くほど弦が切れる。それはもう初心者なのも相まってえげつない速度でした。

ピックを柔らかくしてもキレるし弾きにくい。リペアマンさんいわくブリッジにバリアリとの事。というわけで深夜少年、初の改造を行いました。

before
after

地味な改造ですがサドルをチタン製のブロックタイプに変更。元のブリッジは素材からもう柔らかいらしく、バリも出やすいのだそう。

音も当時「迫力が凄い増した!」みたいに思ったことを今でも覚えてます。サドルはかなり音に影響ありますね。

余談ですがこの時ピッキングの脱力意識のため「薄いピックで上手く弾けるようになれ」と言われ実践したのですが個人的にはめちゃくちゃ上達につながりました。僕が使ったのはマーチンの0.46mm。カッティングとかがやりにくいな…って思ってる人いたら是非。

②Seymour Duncan SH-5

1度改造に足を踏み入れると不満点が目に付くようになってしまった深夜少年。

「なんか音が物足りない、好きなアーティストさんはもっとかっこいい音出してる!」

という思いを胸に至ったはピックアップ。まあ音が1番変わりそう、ていう印象はあるよね。というわけで改造好きなら誰もが通る道に入りました。

全体像。シマシマピックアップになった。
前のピックアップとツーショット

というわけでこちら、Seymour Duncan SH-5でございます。ダンカンの高出力系PUとしては結構有名だと思います。カスタム、っていうあだ名なんでしたっけ。

音の特徴として、とにかくハイパワー!
すごく出力が高いです。そらそう。でもね、癖があって、低音域が少なめなんですよね。抜けは良いかも〜とは思うけどギター単体で弾いてて気持ちいいか、と聞かれると好みは別れると思います。

当時はもう初のPU改造で浮かれてたので、ね。家に帰ってアンプで音鳴らしたけどその曲者さには驚きました。

番外編 フレットランプ

ここで番外編。謎にクリエイティブな気分の深夜少年の奇行をば。

ベーシストの方なら馴染み深いフィンガーランプ(スロープ)。これをギターでやったらピックが入り込みすぎない理想のピッキングになるんじゃね!?と考え持ち出したはかまぼこ板。

正気の沙汰じゃないと思う()

はい、ヤスリで削って作りました。この時両面テープで貼ってたの狂気ですよね。塗装が無事でよかった。

つけた感想として、弾きにくい。そらそう。でも均一にピッキングできるからなんか上手くなった錯覚は覚えました。見た目もダサいしすぐ外しましたよ。

③Seymour Duncan SH-2n

最初のピックアップ交換からしばらく経って、さすがにフロントとリアの相性が悪すぎてなんかな…と思ってきたのでフロントピックアップも変えちゃえ!のノリで交換。

最初とは逆のゼブラになった。

というわけでダンカンの名器、SH-2、通称JAZZをつけました。これはね、最高のピックアップだと思います。個人的に。高いピックアップはそりゃいいのは分かるけど、値段と音を見るとめちゃくちゃコスパ良いんですよねこれ。

低出力で特有のモコりも少なく、クリアだけど甘い独特なトーン。万人受けするというか汎用性が高いというか、とにかく便利なピックアップでした。

④Fender purevintage スプリング

カッティング時にトレモロスプリングリバーブがかかるのが許せなかった深夜少年。純正の柔らかいスプリングから硬いFender製のトレモロスプリングに交換。音もブライトになりリバーブ感も消えよりモダンな仕様になりました。

⑤GOTOH MG-T(ロックペグ)

段々改造慣れしてきた深夜少年。別に不満はなかったのですが、この頃は歯止めが効かない頃でまた改造に手を出しました。

後ろに回せるところがある。ゴツイ。

こちら、GOTOHのマグナムトラッドというロックペグ。GOTOHのロックペグと言えばマグナムロックが有名ですが、違いとしてトラッドは後ろのネジで弦を固定する方式、普通の方はペグを巻くと弦が固定される方式。

普通の方だと弦交換時マイナスドライバーかなんかで固定を外さないといけなくて、それは嫌だな〜と思いトラッドに。見た目もごつくてカッコイイ!ってなってました。モダンなギターには合いますよね、見た目。

実際めちゃくちゃ便利ですこれ。弦交換のストレスがめちゃくちゃ減ります。導入してよかった。ただ弦のテンション感はすごい変わりました。慣れるまで少し時間かかるかもです。

クルーソンタイプもトラッド出てるので見た目のゴツさが気にならないならめちゃくちゃいいと思います。

⑥Seymour Duncan SH-1b

はい、というわけで段々ギターが上手くなっていた私はついにSH-5の扱い辛さに耐えきれなくなり、「SH-2が低出力でいい音するからリアもそうしよう!」とかいう幼稚な発想で改造に乗り出します。

見た目最高。

はい。ピックアップカバーもついでに付けてイメチェンしました。カッコイイ。

Seymour Duncan SH-1b。59モデルというギブソンのPAFをコピーしたものになります。
音としては低出力なので歪み乗りはあんまり良くないです。ハムバッカーらしい力強いサウンド!と言うよりはブルージー、渋い音って感じ。粘り気がありニュアンスが出やすいピックアップですね。使いこなせたらカッコイイけど…ムズい。

ピックアップカバーをつけると出力落ちるのでそれもあるかもしれませんが気づいたのはどんなジャンルをやりたいかによってピックアップは選ぶべきですね。それぞれやりたいことが違ってくるし。

載せるギターによっても音は全然違うのでピックアップはガチャだと思った方がいいです。全部目安程度に情報を見た方がいいです。

⑦Seymour Duncan PA-TB1b

シングルコイルのギターを入手しメインで使っていたためしばらく弾いていなかったPRS。けれど弾かないのは可哀想だと思い手に取ると弾きやすさはめちゃくちゃすごい。というわけでやはり向き合うべきはピックアップだな、と思いネットの海を散策……

そして、見た目どストライクなものを見つけます。

見た目良すぎないか?

Seymour Duncan parallel axis。通常1本のポールピースを2本に増やし、弦を挟むように配置したピックアップです。もう見た目が最高だなぁ……。

音は今までで1番いいです。独特のコンプ感と粘り気のあるサウンド、しかし歪み乗りも良くパワーもあり、「ハムバッカーと言えば!」なサウンドが出てくれます。すごい使い易い馴染みやすい音になるんですよね。ガチャに成功した瞬間です。

SH-2との相性もいいです。ほんとに使いやすいなぁと思う。ただ歪ませすぎるとコンプ感が強くなりすぎたり音割れしたりするので音作りは気をつけないといけませんね。まあそれはどのギターでも同じか。

最後に

という感じで長々と記録を書いてました。やっぱ長年連れ添っただけあって愛着がスゴいです。なんやかんやで隣にいる相棒感ってやつでしょうか。

皆さんの改造の助けにでも、暇つぶしの読み物にでもして頂けたら幸いです。ほなまた。

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