滅私を読みました
こんにちは、マキシマリストの高杉です。
羽田圭介さん『滅私』を拝読しました。
※以下本を読まない人間のポエムが続きます
「物を捨てまくる商売は順調ですか?」の帯、気力のない人間でも読めそうな薄さ、そして人生で初めて迎えた繁忙期でプライベートが滅亡しかけていたのでシンパシーのような物を感じ、こちらの本を手に取りました。
軽い紹介ですが、主人公は私(ブログ書いてるワシ)と対極をなす存在であるところの、ミニマリスト界隈のインフルエンサーでした。
人生から無駄を排することにハマっている主人公に、インフルエンサーとしての表層ではない、過去の彼を知る人間が接触してくることで、主人公の意図した面と意図しない姿が垣間見えます。
紹介が下手くそすぎる。
わずか160ページの中、淡々ととんでもないことが書かれておりぞくぞくしました。
本当に本を読まない人間の感想で申し訳ないのですが、主人公が自分とかけ離れていて、気持ち悪いモノローグが非常によかった。
人生ってこうだよな〜という、お酒を飲んだ春の夜の理想みたいだった。
ここ5年ほど、自分だけのためになるような、意義のある何かをするのに耐えられなくなってしまって
きっかけは趣味でマウント取りたくないとか、教養人に絶望したとか、そんな程度だったはずが
役に立ってしまいそうだからという理由でいわゆるカルチャーみたいなものへの抵抗感が極大化してしまい、その一環で本も読めなくなり、一時期本屋に入れないほどでした。
わざと予定を入れまくり無駄を増やし、仕事を集めて、大義名分の下にプライベートを殺すことで人生から逃げる中、別の形の『滅私』を見ることで多少冷静になれたような気がします。克服していきたいな〜
繁忙期終わりの今、家が物で氾濫しているので、一旦自分も捨てにハマろうと思った。
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