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「音楽」が寄り添ってくれる環境

オーディオ機器に拘ると、「あの音楽を心地よく聴く為には、この機器が必要だ」と考えるようになります。私もかつて音源に込められた情報をより多く引き出す為に解像度や分離能などを追及して沼にどっぷり嵌って行きました。

「音楽」に寄り添う事が正しいと信じて。

ところが何処まで行ってもゴールなど無く、結果的に「音楽を聴く」という行為自体が目的となり、聴き疲れや飽きが来てしまうという本末転倒。

そもそもリアルで「生音」を聴く訳ではない為に「正解」など存在せず、もし答えがあるとすれば、それは自分自身の中にのみ。聴くのは自分自身。
他人の評価など関係ない。

大切なのは自分がどう聴きたいのか、どういう音が心地良いと感じるのか。

「音楽」を聴きに行くのではなく、「音楽」に身を任せ、自然と心地よく語り掛けてくれる環境を作ってあげれば良いのです。

「音楽」が自分に寄り添ってくれる環境。

それが答えでした。

そうして辿り着いた環境が先日の記事に書いたような環境なのですが・・・

実はあるものに出会ってからその想いは一気に加速してしまったのです。。


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iBasso Audio / DX180 (Green) (e☆イヤホンさんのページ)

もう、スマホで十分。DAPは必要ないかなと暫く遠ざかっていたのですが、本当に久しぶりに、直感的に、衝動的に欲しいと思ってしまったのです。
2024年7月19日発売。実は発売前に一目惚れして即予約。もちろん試聴などしていません。

試聴機が出た時に一応試しましたが、イメージカラーのライトブルーはエージングされていない事を差し引いても軽い音質で全然欲しいと思いませんでした。
しかし、それでもこれは行けるという直感は「確信」に変わりました。

デザイン重視で音質や操作性を犠牲にしているような最近よくある製品とは明らかに違う、どこか懐かしい筐体バランスの良さ。
何よりも「深緑」の絶妙な色合いが醸し出す「生きた音楽」を想像すると胸が高まるのでした。(カラーリングが及ぼす音質への効果は周知の事実)

実はこの時、Rosenkranzさんのローエンドイヤホン「RK-KA Gold」発売による納品待ちだったのですが、そちらとの相性が絶対に良いと想像したのも購入の決め手。もちろんどちらもモノが無いのですから試聴など出来るはずもなく「直感」と「経験」によるもの。
それが出来るのも、Rosenkranzさんが単なる工業製品メーカーではない証。

そしていよいよ納品。箱出しから想像通りの「温かな静寂」、全域クリアでバランスが良く音の頭から余韻の消え際まで正確に表現してくれている。

驚くことに音楽ジャンル、合わせるイヤホン、リケーブル等どんなジャンルも素直に受け止め、楽器もヴォーカルも繊細に生々しく表現してくれる懐の深さと広さがある。
それは機器が個性を主張せず、それぞれの良さを更に引き上げてくれるからだろう。
特にRosenkranzオーナーは是非試して欲しい。自分を信じて良かった。

「耳が幸せ」とはこういう事か。思わずニヤケてしまうほど自然で気持ちよく、聴き疲れなくいつまでも聴いていたくなる。
もちろん試聴機の音とは全くの別物。今まで聴いてきたどのDAPとも違う、どちらかと言うとスマホのように素直でありながら、手が届かなかったその先にある世界を覗かせてくれるような傾向。

そして何より、ほど良い軽さと操作性の良さ、発熱量の少なさ、バッテリーの持ちはモバイル環境では絶対有利条件。Androidなので使い慣れたアプリでデータ管理出来るのも良い。

「電源対策」効果もあって政振処理する前から既に完成されたバランスの良さでしたが、今回ばかりは更に「最強」を目指し、自分で貼らずしかるべき方に依頼。一枚ずつ効果を楽しみながら完成させました。
スマホと違って側面にも貼れるは良いですね。

付属のTPUケースもピッタリ専用設計で良いのですが、先日発売した専用レザーケースの方が音が籠らず解放感があり、放熱効果や政振処理の妨げにならないのでお勧めです♪

そして・・・・・

程なくして発売されたコチラが「最強」の域を一気に超えてきたものだから・・・もう何も怖くないw

「音楽」が寄り添ってくれる環境はこうして進化(深化)を続けるのです♪

自然界で聴こえてくる音が、機器を装着している事を忘れるほど、そのまま自然と聴こえて来るのが理想なのです。


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