#第二回あたらよ文学賞 応募作が「惜しかった作品」で講評をいただきました。
どうも栗山真太朗です。八月の終わりは台風でやられていましたがなんとか体調も良くなってきて、またこつこつ小説を書き進める日々を再開させています。こつこつ。
はてさてタイトルの件ですが、2024年は五大文学賞以外にも掌編や短編を定期的に書いていきたいなぁ……と考えておりまして、2024年6月30日〆切の第二回あたらよ文学賞にも応募しておりました。ありがたいことに選外佳作にあたる「惜しかった作品」に選ばれまして、丁寧な講評をいただきました。よろしければ以下の記事よりお読みくださいませ。
今回応募した一万五千字弱の『化かす』という短篇小説ですが、初稿を書き上げて読み返した時に思ったものです。
「あれ? テーマで提示されてる『青』、俺めちゃくちゃ無視してない??」と。
どちらかというと第一回のテーマである「夜」を書きたいなと。夜から朝にかけて空は青くなるよな、と、二次的に発想していたので、スタートからちょっとズレていたかもしれません。
もうこの時点でカテゴリーエラーを覚悟していたのですが、個人的には初稿脱稿後、「腹落ちする短編が書けたなァ」、と、ある程度満足してしまったため、推敲もそこそこに応募してしまいました。小説の難しいところで、お題に寄せたら良い小説、面白い小説になるかというとそうでもない訳で……。悩ましいものです。
しかしながら、有限会社EYEDEARの担当者のお方に「惜しかった作品」に残していただきました。なんと懐の広い賞でしょうか。実際、選評にも「テーマ『青』あまり関係なくない?」と二度指摘されておりまして、いやぁその通りなんですよアハハハ、と読んだ時に乾いた笑いを漏らしてしまいました。
勉強になりました。それにしても運営の方には頭が下がる思いです。応募数約450作品を読み、「一次選考通過作品」「惜しかった作品」合わせて100作品の講評を書くとは、称賛に値します。よほどの熱量がないとできない仕事だと感じました。
個人的な反省もあります。今回、楽しんで書けたのは良かったのですが、やっぱり勝負事ですし、本来は何事も「獲ってやる!」って意気込みでやった方がいいと考え直しました。来年以降チャンスがあれば気合いを入れて狙っていきたいと思います。推敲に時間をかけられるように余裕を持った進捗で、健康を害さないように気をつけて、粛々と書き続ける。これが一番難しいんですけど、なんとか努力したいものです。
なお、『化かす』は後日に発表されるアンソロジーに収録してもらうか、個人的に短編集を作るか、インターネットにあげるか、何らかの形で発表するつもりです。今後アナウンスいたしますのでよろしくお願いします。
栗山の今後ですが、直近の2024年9月は林芙美子文学賞と文學界新人賞に応募するつもりです。七月〜八月上旬まで体調を崩していたのが尾を引き、いずれも進捗は良くないのですが……。なるべくベストを尽くしたいと考えています。推敲の時間は欲しいですが、「あとは書くだけ」の状態です。当たり前ですが「机の前に座る時間を長くする」を心がけたいと。具体的には「毎日六時間以上座って書く」を目標にしたいと思います。
がんばっていきます。今後とも応援いただけましたら嬉しいです。
好評いただいているエッセイ『新潮新人賞の最終候補になると何が起こるか日記』のほか、主に文学フリマで活動する個人サークル「少年憧憬社」の刊行物は以下のBOOTHで販売していますのでよろしかったらチェックしてみてください。
今後ともよろしくおねがいします。