客観的に物事をとらえる努力を
GO TOトラベル事業が12月28日から1月11日まで停止となったが、私たちはそのことで生じる様々な障害について、理解できているのだろうか?
メディアは感染者数の増大、医療現場のひっ迫、重症患者数の増加などを盛んに伝えているが、私たちの身近な暮らしに寄り添った情報が少なすぎる印象がある。メディア側は政府を批判したり、国民をあおるような報道を続けることで視聴率を稼いでいるのかもしれないが、それによって多大な影響を受けている人々のことが考えられないのだろうか?
自分は某左派系メディアの報道姿勢が心底嫌いだ。なぜなら自分たちのプロパガンダを押し付け、視聴者をあおり続けている。そして視聴者をあおり、自分たちの視聴率に反映させている。そしてかれらはそれをし続けることが正しく、そえれによって自分たちの生活に支障が出ることはまずない。視聴者に不安をあおることで、自分たちの生活を守る。どれだけ某メディアの情報が私たちの生活に影響を与えているのか理解できないのだろうか?視聴者を”ある意味侮辱”するのはいい加減にしてほしい。そして私たち視聴者もメディアの報道姿勢に踊らされすぎではないだろうか?もっと多角的な視点で情報をとらえるべきではないか?
例えば今回のGO TO停止で影響を受ける人々のことを考えると、多くの人の感染リスクが下がり、医療従事者や医療資源(人的資源、設備的資源)の確保ができ、私たちの健康を守ることができる。 しかし、GO TOの恩恵を受けている旅行事業者、全国各地の宿泊業者、土産物店、地域の飲食店などの経営を圧迫し、そこで働いている人々の雇用・生活は守ることができない。またさらにその飲食店に卸している仲卸業者、生産者(農産・水産)など2次、3次まで影響が広がっていく。
私たちは新型コロナ対策も重要だが、それ以上に生活のほうが最重要なので、生活を守ることを最優先に考える。こうした様々な影響のことを考えると、突然のGO TO停止は納得ができない。私たちの暮らしや雇用を守ることを最優先に考えてほしいものだ。
各メディアは非正規労働で働き、「明日生活するのもやっと」という人々に対してどれだけ耳を傾けているだろうか?また私たちも、生活に苦慮している人々のことを想像できているだろうか?
メディアの事ばかり批判していても仕方がないが、私たち一人一人がある情報に踊らされず、物事の裏側を考える努力をすべきではないか?すべての物事にはメリット・デメリットがあり、恩恵を受ける人々もいれば、害を受ける人々もいる。物事を多角的、客観的にとらえることができると、ようやく真に近い情報が理解できる。もちろん世の中に”100%正解””ということはないので、双方がwin-winの関係になるような案を構築すべきである。
GO TO事業の一時停止について賛否両論あるが、メディアは政府の判断の遅さを指摘する前に、GO TO停止がもたらす様々な影響について、客観的な立場から、客観的事実を正しく報道する責任がある。メディア関係者は「私たちの報道が少なからず国民に影響を与える」ことを自覚し、自分たちのプロパガンダではなく、様々な立場の人々を考慮した多角的な報道姿勢を示してほしい。特にコロナの危険性、医療現場ひっ迫、失業者急増、重症患者数過去最多、など不安をを伝えるだけでなく、国民が希望を持てるような報道姿勢を示してほしい。
最後に、コロナの不安を国民にあおるのではなく、一時期言われていた「マスク会食」を積極的に推奨すべきではないか?マスク着用による感染防止効果は高く、3蜜を避ける状況を前提とするが、「マスク会食」がしっかり履行されれば、私たちの感染を避けながら、お店の経営・雇用を守ることができ、これらが守ることができたら私たちの生活も守ることができる。私たちの不安が少なくなり、雇用の影響が低く、収入のめどが立って初めて安心感が得られるので、このような「安心」につながる情報を積極的に発信していくことが重要だろう。
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