【そんなこんなで】 #島津戦記 の姉妹篇というか表裏一体の #玩物双紙 が発売されたわけですが【忙中閑なし】
S「…いやもうほんとに大忙しで。おまけに来年早々、双葉社さまで大坂の陣についての小説を連載開始という。もう脳内がてんやわんやで盆と正月どころか冬の陣と夏の陣が(文字通り)いっぺんに来たみたいな感じです」
M「そりゃそうでしょう。それよりも新潮45のアレはびっくりしましたよ」
S「や、それもこれも、島津義秀氏、徳川先輩、それにもちろん担当さまはじめ関係者の皆様のおかげで」
M「大坂の陣小説って、タイトル決まってるんですか」
S「うーん仮題は以前からあるんだけど、ほんとにそれでいいのかまだちょっと考え中で。あ、ちなみに連載媒体は双葉社さまのウェブ『カラフル』ですんで、ぜひ毎月ご覧ください」
M「それにしても複数の出版社にまたがって連載して、しかも時代があっちに飛んだりこっちに行ったり…まじで『火の鳥』みたいになってきてますね。『玩物双紙』ってどんな話なんですか」
S「これも『島津戦記』以上に説明しにくいなあ……えーと、いちおう幻想連作短編ということで人間以外のモノが語る日本中世史(の真実というか妄想)、ということになるのかしらん」
M「ファンタジー小説なんですか」
S「幻想小説であるとは思うけど、しかしむしろこれこそこの国の歴史の真相なのではと思わなくもないけど、ちょびっとミステリ短編ぽいところもあるし、コメディでもありブラックユーモアでもあり、パロディだったりパスティーシュだったり、さもなくばアレがナニしてたり」
M「あいかわらず説明になってないですね。わかってはいたんですが」←そのかたわらで、トーストが一枚、バターを塗った面を下にして、床に落ちる
S「まあ、簡単に説明できるんなら、わざわざ小説になんかしないで小論文でも書くよね」←説明能力ゼロ「しかし、それはそれとして、今回も『島津戦記』刊行時と同じくらいドキドキハラハラしてるのですよ」
M「なんですか一体……あ、もしかして装丁の件で」
S「そう!『島津戦記』の時も、すごい特徴的な装丁とそれに輪をかけてすさまじい惹句だったので、どっかから怒られないかしらんと戦々恐々だったのですが、今回もまたものすごい大胆な表紙&作者が椅子から転げ落ちそうな惹句を頂戴しまして……ステマ警察ならぬ文芸警察が実在したら明日にでも家宅捜索を受けそうな気分であります」
M「なんかあるんじゃないんですかね新城さんの小説って。つまり、担当編集さんやデザイナーさんのやる気を異様にかき立てる、麻薬的な成分が」
S「ぎくっ」
TV「ここで今はいってきたニュースです……総理が衆議院解散を表明しました」
S「え、まじで!?」←世情にうとい、スチャラカ小説家
(この項、微妙に続く!)