【自己紹介】ブサイク脱却恋愛白書~僕がブサイクとして自覚したのは中学生の時にたまたま入ったインパルスの非公式ファンサイトでのチャットルームだった編~
どうも、皆さま初めまして。
”ブレーキの壊れたダンプカー”こと歯肉炎です。
僕はブサイクというテーマオンリーでnoteを描きたいと思っております。
それだけブサイクに思い入れが強いんです。
それは見た目だけじゃなく、やはり心もです。
僕みたいなブサイクでも出来たことがたくさんありますのでそれを少しでも役に立つ情報として発信できたら嬉しいです。
■誰なんだテメーは?
僕は現在31歳の元ブサイクで28歳の時に離婚しております。バツイチ子なしです。
元ブサイクとはいえ、別にイケメンになった訳でも整形した訳でもありません。
やっと最近心のブサイクが浄化してきました。
僕は中学生の時、あるきっかけでブサイクウィルスが発生し僕の心を浸食してしまいました。
その時に真っ黒に近くなってしまった心を少しずつ回復させて現在に至ります。
現在といえばモテるようになったとは言いませんが、
女性にフラれることがほとんどなくなりました。
昔は「自分はブサイクだ」という重りを足首につけられていたので
思うように経ち振る舞えなかったり、好きな子ができても狙いにすらいかなかったりと悪循環を繰り替えしていました。
しかし、トライ・アンド・エラーを繰り返し現在は偉そうにいえば選べるような立ち場になることができました。
是非同じ境遇のブサイクの皆さんとこの情報を共有して頑張っていきたいと思い、この章を書きたいと思います。
少しでも、役に立つ情報を提供できるようにこれから記事を書きたいと思います。
今回は一つも役に立つことはないと思いますが、
まずは僕の闇歴史をひけらかして、どんな人間なのか?を知って頂けたらありがたいです。
今回の記事は少年期の振り返りです。青年期でのSM嬢との結婚から離婚までを書いた記事は下記になりますのでよかったら読んでください。
■僕がブサイクとして自覚したのは中学生の時にたまたま入ったインパルスの非公式ファンサイトでのチャットルーム
なんだそりゃ??
そう思われるのは仕方がないと思います。
これは順を追って簡単にご説明をしましょう。
【ブサイクの自覚を持つまでは・・・】
僕はずっと自分の容姿に疑問を持っていました。
「僕はブサイクなんだろうか?」
うっすらと「ブサイクなんじゃないかな」とは気づいていましたが
認めたくないという気持ちと「もしかしたらブサイクじゃなくマシなほうじゃないのか?」とハッキリと自覚できていませんでした。
しかし、ブサイクと認定せざるを得ない状況が中学生の頃に襲いかかります。
もし、僕の額にバーコードがあって「ピッ」と読み込んだら商品名の欄に
「ブサイク」とでるくらい認めざるを得なかった状況でした。
【時は芸人インパルス全盛の頃・・・】
私が中学生のころは「はねるのとびら」が全盛期であり、そのメンバーだった芸人インパルスも飛んでもない人気でした。
中学2年生で恋もしたい多感な時期に友達からこう誘われます。
「インパルスのファンサイトで面白いチャットルームがあるよ」
そうなのです、インパルス全盛期でもありましたがリアルタイムでメールの様に文章でお話しができる「チャット」もまた大流行しておりました。
その中でも、なぜかインパルスの非公式ファンサイトのチャットルームが使い勝手が良いと言うことで人が集まったときがありました。
なのでほとんどの人がインパルスのファンでもなんでもありません。
チャットルームではインパルスどころかお笑いの話にもなりません。
完全に中学生の出逢いの場になっており混沌としておりました。
かく言う僕も彼女が欲しかったですし、チャットでリアルタイムで女子とお話しができるという楽しさにハマってしまいました。
リアルな学校生活では女子とは目も合わせられませんが、チャットではガンガンと話しができました。
当たり前ですよね。
”顔が見えないんですもの”
それからは虚偽のランデブー。そんなサイトではID登録なんかありませんから名前を変えてどんな人間にも変身できます。
野球部のエースでも、ジャニーズJrを名乗ってもいいんです。
僕はちなみに忍者の末裔だと名乗ってました。(中2なんでね)
他の男たちもそんな感じで虚偽の申請をしまくっていたのでここでのチャットやってる男全員モテました。
そういう理由でインパルスの非公式ファンサイトに
高スペック男子が集まるという現象が起きたのです。
今考えたら「んなわけねーだろ、嘘だと気づくだろ」と思いますが
当時は中学生でしかもインターネットがなんたるかなんてわからなかったですから、女子も気がつかなかったのかもしれません。
そして私は、
"顔はイケメン・スポーツ万能・勉強秀才・趣味は読書とテニス。特技はおじいちゃんを風呂に入れて洗うこと"
という、これでもかとモテ要素をぎゅうぎゅうに詰めたDXセットパックで活動していたため激モテでした。(先祖は忍者という設定はなぜか頑なに変えませんでした)
何人ともメールアドレスを交換してやりとりをしました。
しかも先に「写真を送って」とオーディションめいたこともして、選抜メンバーを選び厳選してメールをするという疑似モテ気分を味わい毎日ホクホクでした。
これから地獄の火で焼かれた刃を喉に突き刺される事も知らずに・・・。
【毒を喰らわば皿までならば、僕はランチョンマットまで食べないといけない】
そんなイケメン詐欺を行っていたある日、劇的に可愛い子と知り合います。
当時人気絶頂だったモー娘の辻希美ちゃん似でめちゃくちゃ可愛い子でした。
住まいは東京のほうだったので僕とはかなり遠距離にありますが、
恋愛初心者の僕にとって距離なんか関係ありません。
「と・・とりあえず付き合いたい!!」
今は脳内にイケメン汁(人工物)※1.をドボドボと入れて脳がこの液体に浸っているので完全にイケメンになった気持ちで自信に満ちていました。
※1.イケメン汁(人工物)とは
イケメン汁が脳内に満たされるとカッコいい振る舞いが自然にでき、さらにイケメンになる効能がある。
(例)空港で彼女と別れる時、振り向かず手を振るなど・・・。
本当のイケメンは「自分はイケメン」と自覚しているので天然で脳から出ますが、ここではイケメンのふりをしているため人工的に入れられたものになり女性への効果はむしろ逆効果となります。
その勘違いがとんでもない「しくじり」へと導いていくのです。
僕は、その女性の事を「ハニー」と呼び僕のことを「ダーリン」と呼ぶように指示しました。
これだけでも嗚咽がします。そして呼んでほしい呼びたいという意味がわかりません。
キモコンボはそれだけではなく、とにかく女性には愛をアピールしなければならないと小鳥並の小さな小さな恋愛コンピューターメモリをフル稼働して口説き文句を書き連ねました。
「今から東海道新幹線に飛び乗って東京に会いに行く」
「鼻からハートマークが出るくらいギューッと抱きしめたい」
「君の唇はきっと蜂蜜の味がするからレモンを咥えてキスしよう」
うん。これは勘違いのレベルを超えている。
一つ一つはいい言葉なのに、こういう組み合わせ方をしたらとんでもない臭いと造形になるとは。。
これが本当に相手に響くと思って書いてますからね。
でも相手は一切引くことはありませんでした。
”だってこの人はイケメンなのだから”
そうです。僕の写真は送っていないのです。
というか送れるわけがありません。
こんな内容を送ってしまったら、ちょっとやそっとのイケメンでは納得がいかないところまでいってしまっています。
こんな甘い甘いやりとりをしていたら、しびれを切らした彼女が無邪気にこう言います。
「ねぇねぇ、歯肉炎さんの写真も送ってよー!」
今は何十年も経って冷静にnoteを書いておりますから、この当時のことを冷静に書けますが、この言葉を言われた僕は脳内のイケメン汁(人工物)が
ジュワッツッッツ・・・と湿った感じがわかりました。
「俺・・・もしかしたらイケるかも??」
というのは、もう「ブサイク」という自覚はこの時はないのです。
なんの根拠もないのに偽物の履歴書と実績があるので錯覚しておりました。
自分自身というのはコックピットから常に周りを見ているので自分の顔を忘れるときがあるのです。
だから僕は冷静な状態では絶っっっっっっっっっ対に送らない自分の自撮り写真を撮って送りました。
これも・・・もう・・酷い・・・。
写真を保存していなかったので今となってはもったいなかったですが、
当時携帯は母親のガラケーしかなかったのでそれを使って自撮りしました。
何度も撮り直しましたが、なぜだか良い感じに取れません。
そりゃそうだよ、ブサイクなんだもん。
いまならアプリで加工なんて普通ですが、当時そんなものありません。
要はブサイクのプレーンフレーバーで勝負ですよ?
美味しいわけないじゃないですか。
でも僕は、頭のイカレきったMADパティシエのように
「この味で勝負するんやーーーー」とそのまま送信しました。
時刻は深夜2時になっていました。
するとどうでしょうか。
「へー!かっこいいじゃん♬」
奇跡です。奇跡が起こったんです。
ただ腐ったクタクタの豚まんじゅうをそのまま送っただけなのに。。
僕は「やっぱり俺は意外といけるんだ!!!!」と有頂天になっておりました。
その日はこれにて終了。夜は遅かったんですが気持ちよく寝れました。
でもこれで終わりではもちろんありません。上記の返しは鬼がただ地獄の火で刃をよーく炙っているだけでした。
僕は泳がされているんです。血の海を・・そして鬼がもう炙りまくって真っ赤っかになった刃を持って陸で待っているんです。
【俺の首をかっ切ってくれ】
写真を送った次の日の朝、早速彼女からお誘いがありました。
「電話していい?私は電話したいなー♡」
こんなもの、誰が断るもんか!と即夜にアポイントメントを取り付けました。そして意気揚々と学校に向かいました。
教室に入ると僕への目線があきらかに違います。
なにか珍しい虫を見るような目でした。「へぇー珍しい」というただの驚きというよりは
「こんな気持ち悪い虫がこの世の中に存在しているんだなぁ」
という、不快感MAXの目線でした。
「ん?おかしいな」とは思って友達に聞くと
「お前と女の子のメールやりとりがインパルスの非公式ファンサイトのチャットルームで公開されているぞ」
なにぃぃぃいぃいぃいっぃいぃっぃぃぃ???
僕は急いで学校のパソコン室に向かい内容を見ました。
写真を送った後の深夜2時から、彼女がインパルスの非公式ファンサイトのチャットルームで僕とのメールやりとり・僕の自撮り写真を公開しているではありませんか。
もちろん、僕は同級生からこのサイトを教えて貰っていましたから同級生もそのチャットルームで全文を確認し朝っぱらからこの話を暴露されたという流れです。
僕は自分がやってしまったというよりは憤怒の気持ちが大きく、この文春みたいな女許すまじ!!
ということで、電話で怒ってやろうと思いました。
ちなみに学校のパソコンルームからすぐサイトの管理人に消去依頼をして消してもらって大ごとにならなかったですが、今ならシェア、保存、学生生活THE ENDです。気をつけましょう。
そして、その夜。。向こうから電話が!!!
僕は怒ってるで〜というテンションがありながらも、
彼女の声が聞けるんだな。。
と少し嬉しい自分もおりつつ電話を取りました。
「もしもし?」
しかし、相手の第一声はなく電話から聞こえてきたのは、、
大勢の男女の笑い声でした。
そうです。僕の「もしもし?」を聞いた瞬間、爆笑です。
その当時はあんな僕でも笑い声だけで意味がわかりました。
「本当に電話にでやがったで、このキモ男!!」
まるでそういう風に、知らない東京の同世代の大人数の男女に言われた気がしました。
すぐに電話を切り、僕は嫌というほど自覚しました。
なんて救いようのない、情けないブサイクなんだろうと・・
ふとみたら、喉元にザックリと刃が刺さっていました。
声が出ないほど、喉の奥が熱くて、えづきながら涙が出ます。
前はうっすら自覚はありましたが、改めて突きつけられるとあまりスッと受け入れきれないものです。
僕はその刃で首をかっ切ってほしかった。熱く沸る喉元の剣には耐えきれません。
【私は恋の無期懲役♡】
そこから何十年と「気持ち悪いと思われてないか?」という被害妄想に近いくらい何回も思うようになり
少しの行動や言動にも敏感に気にするようになりました。ビクビクして本当に辛かったです。
でもこの経験を活かして、努力やリハビリを積み重ねてやっと今は自由な恋愛ができています。
結婚もしましたが、なかなかのファンキーな相手でしたし上手くは行きませんでしたがいい思い出も多いですし、学んだことはたくさんあります。
要はこれからが大事です。
皆さんはこんな経験ありませんか?
ブサイクのありがちなミステイクかと思います。
もしあったら安心してください。
それは大きな財産になります。
修正はなんぼでもできるんです。
僕は本当にブサイクの無期懲役をくらった気分でしたが、日頃の行いのおかげで仮出所しました。
僕はこれからもブサイク脱却について努力して、考えて、それをシェアしていこうと思います。
最後まで読んでくれた方!ありがとうございました!!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?