5月第4週は減少傾向〜旭川圏、札幌圏のお悔やみ件数
5月第4週(22~31日)の1日当たり掲載件数は、上川全域10.3人(前週比1.6人減)、うち旭川市6.1人(2.2人減)、石狩全域28.2人(1.9人減)、うち札幌市22.5人(2.2人減)でした。いずれも前週より少なくなりました。ただ道内も5月25日で緊急事態宣言が解除され、6月第1週以降の動向を注視したいと思います。
(グラフは上から、札幌市を含む石狩管内全域、札幌市だけ、旭川市を含む上川管内全域、旭川市だけの順)
(以下は、なぜ新聞のお悔やみ掲載件数を毎日数えているのかについて。前週までと同じです)
新型コロナウイルス対策として北海道新聞無料お悔やみ欄の掲載件数を書きとめ、1日当たりの掲載件数を平均して週ごとに集計しています。あくまで参考です。
新型コロナウイルスは検査が進まないことと合わせて、肺炎以外にもさまざまな症状で亡くなる人が多いようで、国や都道府県が発表している「感染者数」「死亡者数」が、必ずしも実態を反映していない恐れがあります。
こうした事情から、死亡者数が急に大きく増える「超過死亡」になっていないのかどうかを把握しようと始めた試みです。道内で世帯普及率が高い北海道新聞のお悔やみ欄は利用者が多く、亡くなった人の実数を表す数字ではないものの、傾向をつかむ参考にはなるのではと考えています。
行政が死亡届受理件数を随時公開してくれればいいのですが、そうはなっていないので、次善の策として個人的に集計しています。増減に一喜一憂する必要はありませんが、数字が急に大きく増えたら要注意だと思っています。