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断捨離が習慣になって、自分の欲しいものがわかってきました
断捨離を続けていくと、どんな物が無駄になったかを目にすることができます。
本当は必要ではなかったのに、その時の気分だけで購入してしまったり。
捨てるのがもったいないと思いながら、手放す行為を繰り返していると、自然に物を買うという行為がとても慎重になります。
6~7年前、通勤途上のショーウインドウに並んでいたカバンたちがステキすぎて、お店の前を通る度に、チラチラと眺めては、うっとりしていました。
いつか、このお店で一生もののカバンを購入したいと思っていました。
時間がある時は、立ち止まって数分間を過ごし、端から見たら、変な人やったかもしれません。
きっと、値がはるだろうなぁと、店内に入ることがためらわれて、指をくわえたて見ていた状態の私。
そんなある日、昨年12月に、店先にカタログが置いてあるのを知って、迷わずにゲット。
そして、見つけてしまったのです。
小ぶりのスタイリッシュなリュックを。しかも色はワインレッド。
申し分ありません。運命の出会いでした。
ずっと、探していた理想のリュックが目の前に突然現れたのです。
使っていたリュックが、経年劣化して新しいものが欲しいと思っていました。でも、なかなか欲しいと思えるものに出会えませんでした。
購入するカバンは、リュックと決めていました。
ショルダーバッグは、肩からかけても、斜め掛けにしても肩がこってしまうのです。
手提げバッグは、特に雨の日などは、片手がふさがるので不便です。
そんなことを経験して、もう10年以上前からリュックを愛用しています。
そして、お出かけやオフィスでも違和感ないデザインで小ぶりのもの。
さらに、できれば憧れのワインレッドが欲しかったのです。
(学生時代にアルバイトしていたホテルの専門店にカルティエのバッグが陳列してありました。大人になれば、あんな高級バッグを購入したいと憧れていたバッグがワインレッドでした)
自分の欲しいカバンの要望がありすぎて、そんなカバンに出会えることもなく、なかなか次を購入することができませんでした。
そして、出会えたのが写真のカバンです。タンニンなめし革です。
”鞄いたがき”さんで、99000円しました。
高い!
もう少し安くて、自分の希望のものに出会えるまで待ってみるか。
でも、欲しい! やっぱり購入しよう。
今年3月に思い切って、店内に入り、実物を手に取ってみました。
革の光沢と手触り、品のいい仕上がり。
購入するか? いやいやもう少し考えてみよう。
その時は、即断できずに、もう一度家に帰って、考えることにしました。
そして、やっぱり自分に必要だと決断。
5月に購入を決めました。
ところが、お店で注文すると、在庫ぎれとのこと。
残念でしたが、私の注文に対して作成していただけるので、オーダーメイド感があります。まあ、よしとしましょう。
そして、やっと7月に手に入れることができました。
届いたカバンをお店の定員さんから聞いたようにお手入れしました。
水を浸した布を軽くしぼって、さっと拭く。残った水分を手でなでてカバンに馴染ませます。
梱包の中に入っていた皮革保護クリームを塗り、最後に乾いた布で拭いて仕上がりです。
使い初めにすることで、又月1回ほど1年ぐらい、このお手入れをすることで永く使えるとのこと。
面倒くさいようですが、一つの物を大事に使うという行為がとても心地よく感じます。
早速、街のお出かけに使用しました。
財布を出す度に皮の光沢が目に入りに、心が満足して、気分アップです。
買って、間違いなかったです。
思えば断捨離を習慣にして、もう、随分たちます。
捨てる作業もなかな大変です。
いざ購入したものの利用していない物。
なぜ使わなくなったのか、その理由も自分でわかっています。
そんな経験や失敗を何度かしていくうちに、自分がどんなものなら使うのかよくわかってきました。
デザインや色が気に入って購入しても、実用面で不便があると、いずれ出番がなくなることもわかってきました。
そんなこんなで、選択肢も決まっているので、売り場で商品を迷うことが少なくなりました。
その分、本当に欲しいものに出会える機会も随分少なくなりましたが、見つけた時の嬉しさは口で表せません。
今回購入したカバンの10年後、20年後の使い込んだときにでる、味わいが楽しみです。
本当に気に入った物が、少しずつ増えてきました。
洋服や、食器に家具、100%そんな物たちに出会えて購入できるのは無理でも、少しづつ自分の欲しいものリストにチェクマークがつくのは、嬉しいことであります。