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自分だけの予定で、仕事のシフトを申告できるって、なんて贅沢なんだろう
4年ぶりに、週3日ほどのパートで仕事復帰しました。
それまでは、暇をもてあまして大変なんて言っていましたが、仕事をやりだすと、急に日常がはしりだし、1か月過ぎるのがなんて早いこと!
月末に次月のシフト希望を申請するように促されると、その過ぎ行く日々の速さに驚いてしまいます。
そして、気付いたのです。
自分の予定だけで、シフト申請できるって、とてもありがたいなぁと。
以前は、保護者懇談会や参観日などの娘の予定、親の病院への付き添いやケアマネージャーさんの訪問日など優先しなければならない事項がいろいろとありました。
無理を言って代わってもらったり、お願いして半休にしてもらったり。
自分の手帳とにらめっこして、すべての予定を上手く当てはめようとあっちこっち予定を移動させたり。
休日希望日に勤務依頼されても、断らなければならなかったり、以前にシフト変更をお願いした相手だと心苦しいことこのうえないです。
月末に同僚たちとシフトの件でよく相談していたのを思い出します。
そして、その第一優先事項を押さえて、やっと自分の番です。
それはそれなりに、自分の義務であると思っていたし当然のことと捉えていたので、特に不満であるということはなかったのですが。
でも今回、久々に自分のシフトを考えていて、なんかすごくスムーズに事が運ぶなと思ってしまいました。
自分の予定のみを考慮して、ここを連休にしたいとか考えている自分に、新鮮な驚きを感じます。(希望通りにいくとは、かぎらないのですが)
日常の中に大きな枷がなくなったことを改めて実感したのです。
何かに縛られることがなくなったのです。
今が、人生最後の黄金期なのかもしれないとも感じています。
この今を本当に、大事に過ごしていきたいと思いました。
話は変わりますが 、最近はお父さんが子供さんを保育園に送りに行く姿を見るのも珍しくなくなりました 。
病院でも老親の車いすをひいている息子さんらしき男性によく出会います。
夫は仕事第一に、妻が家を守るのが 暗黙の了解であった世代で過ごしてきました。
共稼ぎが決して珍しくなくなった現在、夫婦ともにフルタイムで仕事をしてる世帯も増えました。
男女ともに、育児や介護という縛りのなかで、早番や遅番、休日出勤などのシフトを睨み合わせてこなしておられるのだろうと思います。
自転車の前と後ろに子供を乗せて保育園に向かわれる親御さんを見かけると頑張れと応援をしたくなります。
休みの度に、離れて暮らすご両親の様子を見に出かけていた同僚には、頭が下がる思いです。
以前は自分のスケジュールをこなすことが精一杯で周りに目を向ける余裕がなかったのですが、あの時代も人それぞれに頑張っていたんですよね。
今だから、分かるのだと思います。
小さなお子さんのあるお母さんが、定時とともに急いで帰られる後姿を見ると、お母さん、頑張れって思ってしまいます。
そんな時代を経験して、自由にシフト申請できる環境に、感慨深いものがあります。
次の波がくるまで、今のこの時間を大事に過ごしたいと思うのです。