(自戒)好きな事を伝えるときの3つの事
明けまして、おめでとうございます 本年も一つよろしくお願いいたします。
前回の記事のも書いたと通り、2021年は色んな方と話す機会が格段に増えました。 特にアニメが好きな人と繋がることが多くなった中で、1ファンとして、1人間として、大切に心に留めておかないといけないことをあえて記事にして、自戒にしておきたいと思い書き留めておきます。
凄いのは、作品やその人であって自分ではない
2年前にnoteを始める前までの自分は好きな事のどの分野においても他のファンの方や趣向の方と直接お話しすることがなく、自分の興味の赴くままに趣味を深めていましたし、Twitterでつぶやくことがあってもこうしてまとめた文章にして発信したいとはおもっていませんでした。
「自分な好きな事をもっと色んな人に知ってもらいたい」と始めたnote
でもいざ始めて発見したのが自分の中にある「自己顕示欲」や「承認欲求」というモンスターで、(いかに自分が詳しい)=(この素晴らしい作品や人を知っている自分が凄い)という思考があるという事でした。
この思考はかなり厄介で、発言や文章に意識しないと、状況によってはこういった語り口になりがちなのが、今の自分の現状です。でもこれっていうのは自分の好きなものに対してまっすぐに捉えてないし、(好きな事を)伝えたい相手に話すときにいい印象を与えないのでまったく好きな事の為になってないんですよね。
だから私は、時間をかけてでも、好きな事にたいしては、咀嚼をして、
飲み込んで、自分の(今の価値観)と照らし合わせたうえで、自分の言葉で
魅力を伝えるように努力しています。
なのでnoteの下書きにはたくさん伝えたい記事がありますが、まだ胃液でドロドロですので、形にできれば皆様にお見せしたいと思います。
自分の「大事」がすべてではない
私は今好きなものでは、星野源さん、アニメ、ラジオ(Podcast含む)、邦ロック、アイドル、路面電車 、Jリーグ観戦 etc…
と興味を持ったものにはとにかく飛びついてきた訳なんですが、どの分野に行っても、同じ好きなものでも誰一人として全く同じ所(箇所)が好きな人っていないんだなという事でした。
私が応援しているサッカーチームで言えば
(チームカラー、選手(プレースタイル、イケメン、キックの蹴り方)、使用しているスタジアム(造形や雰囲気)、応援歌(チャント)がカッコいい、地元のチームだから)など同じチームが好きな人の中でも見ている視点が本当に様々です。でもその中で誰一人として「それは間違っている」と否定している人って私が知る限りでは少なくって、「共感するかは別としてお互いにリスペクトしている」雰囲気がとてもあります。
もちろん長い時間をかけて築いてきたそのチームを応援する人たちの環境作りがあってこそのものであるとおもいますし、もちろん法律に違反したり、今でいえば、現場(ライブ会場や試合会場)の感染予防ガイドラインを自分の解釈や感情に任せて守らない人は、同じものが好きな人とはいえ敬意をはらえませんが、相手が「大事」だと思っていることをリスペクトすることを忘れないようにしていきたいです。
優劣より、「なぜ好きなのか」を語ろうよ
よくこういった語り口で作品や、グループを語る人がいます
「○○(作品名、人物名)より、○○(作品名、人物名)の方が好き」
私はこの語り口は本当に嫌で、今は絶対にしないようにしています。
中学生の私はよく上記の発言をクラスメイトにしていました。もっと踏み込んだことを書くと「君たちがいいと言っているアイドルやダンスユニットなんかより、俺の聞いているバンドの方が100億倍カッコいいぜ」といった趣旨の発言を繰り返していました。本当に過去の自分をぶん殴ってやりたいです。
この語り口は、まず最初の○○(作品、人物名)に対するリスペクトが全くありません、まず相手の好きな事を貶す(落とすこと)で自分の好きな事を上げています。なので相手を深く傷つけてますよね。
そして「何がどう好きなのか、どんな所が素晴らしいのか」を考える事を辞めているとおもいます、それは作品や作者やその人物に対しても大変失礼です。
何故好きになったのかって、絶対に自分の中で何か魅力を感じたり、突き動かされるものがあったから好きになったんだと思います。それはあとで気が付いたり、もしかしたら言葉に出来ないものかもしれない
だから無理に言語化したりする必要性はないけれど、最低限 何か好きな事の話をしたり、書いたりするときは守っておきたいプライドです。
最後に
この記事の主旨は自戒ですが、最近ちょっと「本当にこの作品や人の事が好きなのかな?」と思う事が多かったので記事にしました。
この記事を読んで頂いた方の中で少しでも考えてもらったり、感じるものがあればいいと思っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。