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写真集「センスオブワンダー/幻影の旅路/日本」
写真集が完成しました。やったね。
今年の目標をひとつ達成です。やれやれ。
ここ10年くらいの作品を中心に構成し、81枚を収録しました。
台紙は21cm四方のスクエア。
一枚一枚に思い入れがあり、情熱を持って撮影した作品で、その内容には自信を持っています。
作品そのものは30年以上前に打ち立てた理論「感動の仕組み」に沿ったもので、実践と検証を無数に繰り返し、納得の得られたお気に入りの写真を集めた写真集です。
中心となるテーマは旅であり、旅で出会った日本の素晴らしい風景や、旅で見つけたものを写真に捉えています。
一般的な観光写真とは全く異なり、キレイな絶景の商業的写真とは全然違う方向性になっています。
このnoteに掲載した写真もたくさん入っています。
個々の作品は主に4:3、1:1が中心で、焦点距離などを含めていろいろ実験しています。
台紙がスクエアなので1:1のマッチングは完璧ですが、4:3も捨てがたいものがあります。4:3の場合、横に広がり上下を余白で挟み込んだ世界は、本来よりも広い世界を見せてくれます。
結論から言うと、4:3、1:1などいろいろあった方が楽しい、と思いました。「縦横比も焦点距離もひとつにこだわったほうがまとまりが出る」なんてことをよく聞きますが、私はこの意見には反対です。
81枚もの作品となれば、全部同じスタイルにするよりも変化があった方が楽しく、混合スタイルは正解だと思っています。
写真集は6月30日からアマゾンにて、2,090円で販売しています。
今はたぶん予約段階かな。
個々の写真は81枚からさらにピックアップして、Artgeneに順次挙げていくつもりです。
前に進むためには、実践と検証あるのみです。
しかしこれがなかなか大変で、完全に苦行でもあります。
進む速度もチョー遅い。もうカメです。他者から見たら止まっているように見えるかもしれませんが、でもたぶん全力です。
限界を超えろ!って思ってやってます。
芸術家がハングリー精神を失ったら、おしまいです。
心には常に大好きなロックを鳴らしながら、これからもカメに追い抜かれながらも、たぶん自分の真理をただひたすら追究していくと思います。