九州新緑の旅2/3 芦北
昼前に熊本城を離れたものの、まだまだ雨は激しく、大気汚染も消えそうにありません。
そんなわけで昼食をとることにしました。
訪れたのは熊本市街にある菅乃屋銀座通り店。
熊本城のすぐ近くにあり、馬肉の専門店です。
20年以上前、まだ岡山に住んでいたころに熊本の菅乃屋を訪れ、以来素晴らしいお店として覚えています。
質の高い食材を出すお店はいくらでもありますが、ここは素材の質に加えて味付けが極めて優れています。
料理と言うものは芸術と同じで、ほんの少しの絶妙かつ微妙な技術を経験によって積み重ねて生み出すものです。
普通の人から見れば何でもないような部分に、心血を注いで作り上げるのが芸術であり、そして料理でもあると思います。
まあごたくはこのくらいにしておいて、とにかく美味しくて美しい料理を楽しめるお店です。
菅乃屋でランチを終えてから、一路、南下して八代の「くまもんポート」をちょっと覗きました。
八代は一度じっくり撮影したい場所のひとつですが、この日は時間がないため、そのまま宿泊先でもある芦北へ移動します。
芦北は素晴らしい景観のあるエリアです。
随分昔から「いい場所だなぁ」と思っていたのですが、同時に、誰にも知られたくないと思えるような素朴な場所でもあります。
近年になって「放課後ていぼう日誌」とかいう漫画とアニメの舞台になっているようです。
これには納得です。
当該漫画とアニメの内容は知らないのですが、この芦北のゆる~い雰囲気と美しい風景を見れば、知らずとも理解できます。
芦北に到着したころ、ようやく雨が止み、急速に晴れ間が広がり始めました。
そして大気汚染も一緒になくなって、きたきたきたきた!
大気汚染によって拡散され失われていた青色の波長が戻ってきました。一気に大気に青味が増します。
待ってましたよ、この瞬間を。
そんなわけで芦北の感動風景をのんびりじっくりと満喫して、ホテルにチェックイン。本日の行動終了です。
3/3へ続く。