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OM-3登場
ようやく出てきましたね。「旅カメラ」。
過去に、マイクロフォーサーズは旅の相棒として記憶に残る「旅カメラ」なのだ、と話をしましたが、ようやく旅カメラにふさわしいOM-3というカメラが出てきました。
私がこのカメラを見てスバラシイと思ったのは、デザインはレトロ調でありながら中身は十分な高性能版として出してきたことでしょうか。もちろんOM-1mark2と比較すると若干抑えている部分はあるのですが、利用目的を考えると文句なしに高性能であり、ほとんどフラッグシップと言っても過言ではないと思います。
この点が他のメーカーとは異なる部分ではないでしょうか。
ちゃんとユーザーの方向を向いて開発していると思います。
早速Youtubeでいくつかのレビュー動画を見たのですが、どれもこれも決まりきった紹介内容で、失礼ながらカメラの事わかってないなぁと思ってしまいました。
このカメラを見て、まず「おお!」と思ったこと。
それは、カスタムモードがダイヤルに5つも並んでいることです。使いこなせば使いこなすほど、状況に応じた設定変更が重要になります。もちろんレンズによっても色々設定を決めたい。カスタムモードがダイヤルに5つもあれば、相当使いやすいでしょう。OM-1ですら4つでした。まずはここに注目しないといけない。
また親指AFボタンもちゃんと残してありました。これも良い。単にレトロ調の旅カメラというコンセプトなら親指AFなんて必要ないと思いますが、本気で使うなら間違なくあったほうが良い。
親指AFボタンはカメラの形状やグリップによって位置設定が微妙に異なるため、実際に握って確かめないと使い勝手はわかりませんが、このボタンを残してあるという考え方は素晴らしいと思います。
もうひとつ良いと感じたのは、余計なものが追加されていない点。
レトロ調というとすぐ単純発想でシャッター速度や露出補正をアナログダイヤル式にしたりするものですが、利用しない人にとっては完全に無駄な飾りになってしまいます。これがモヤモヤしてしまうわけです。
デザインはレトロ調、ハイエンドレベルの性能、信頼できる防塵防滴、そしてシンプルに使いやすく素早く撮影できる設計、まさに「旅カメラ」を本気で作りましたという感じです。
OM-3のデザインが気に入れば長くじっくりと付き合えるカメラであることは間違いなく、そして素晴らしい旅の相棒になるでしょう。